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4月, 2019の投稿を表示しています

誰もが疲れている

ただでさえ戦術もなく、選手のデキで勝敗が決まる大岩采配。 怪我人の多さもあるが、「ターンオーバーは考えていない」と以前言い切った大岩の起用法では、一部の走って戦っている選手にしわ寄せがくる。 唯一攻撃の起点になれる安西も後半ばったりと動けなくなったように、どこかで休ませないと勝敗どころか大怪我につながりかねない。 内田がちょっと休み過ぎなのが尾を引いている形だが、小田と平戸が期待ほど結果を残してくれていないことも計算外。 更にはブエノがようやく出番がありそうな時に怪我で離脱と巡り合わせも悪いのだが、元はと言えばこうなってしまう前にうまく使えていればという思いもある。 FC東京など強いチームの采配は見事で、最初から全力で走って貰って運動量が落ちたところで交代することが決められている。だから最後まで全体の運動量が落ちないし、プレスもかかっている。 今の鹿島だとプレスも効かないから無駄に走ってスタミナは奪われるわ、交代も的確でないからどんどん綻びが出るわで、組織的に戦えていない。 それを何とか取り繕っていた安西、永木、セルジーニョらが疲労してますます酷くなっている。 会心のスタートダッシュを決めた伊藤もマークがキツくなると同時に、味方からのパスも減って持ち味を消されてしまっている。レオシルバはムラがあるので、いくつかの勝利に大きく貢献してくれているがシーズン通しての評価となると個人的には低い。 ここまで駒が足りないと采配どうこうではなくなるのだが、せめて出場している選手はもうちょっと戦ってくれないだろうか。誰とは言わないが。 誰もが疲れているのは確かで、「コンディションのいい選手を継続させていきたい」とかピントのズレたコメントをしている大岩には何の期待もないが、どうせ交代枠は有効ではないのだし、内田をベンチに入れて指示を出して貰ってはどうだろうか。 リーグ戦は首位FC東京とは勝ち点9も離され、ダミアン外しで浮上してきた川崎、山中をうまく落とし込んできた浦和にさくっと抜かれ、中位に落ち込んだ。 ゴタゴタで崩壊してきた神戸と、勢いに陰りが出始めた広島、いまいち強さが把握出来ない名古屋あたりはうまくいけば喰らいつけそうにも思うが、このままだとFC東京には追いつけない。 清水戦を落としてしまうとまだ10節(試合消化後)とはいえ優勝を伺うには厳しい。というか、そもそも優勝を狙うには...

まさに勝ったり負けたりオセロ大岩

まさに勝ったり負けたりのペース。「地蔵の大岩」に続いて「オセロ大岩」の二つ名も差し上げようかと思う。 事態が改善されないことの原因はいくつもあって、そのひとつは怪我人の多さなのだろうが、試合後のインタビューにも表れている。 オフィシャルではいつも通り、「次の試合にはしっかり活かしていきたい」と同じことを言っているが、具体的どう活かされているかが伝わってこない。 このことに対してインタビュアーが鋭い指摘をしている。 >Q. すっきりしない状況が続くが、<span style="font-size:large;"><span style="color:#0000FF;">気持ちを切り替えること以外</span></span>の対策は?  A.守備の原則の部分、個人の技術は、ACL慶南戦でも何シーンか課題が出た。これからコツコツと改善して、継続することが重要になる。次の試合まで時間がない分、そういうところを徹底しながら、しっかりとコンディションのいい選手を持続させていきたい。 「気持ちを切り替えること以外の対策は?」って、インタビュアーにも「同じことしか言ってねえなコイツ」って思われていることがバレバレだ。 一応、マリノスの両サイドのケアとして守備的にいくという新たな試みはやっていたが、それが持ったのは前半まで。素人目線で観ていてもいくつも決定機を作られ、審判のジャッジにも助けられてなんとか凌いでいたという印象。 それでも前半はやれていたという手応えを持っている選手もいたようで、監督の教えが変なふうに浸透しているのだろうか。90分耐え切れるわけがないと思っていたし、無失点に抑えられるとしたらマリノスが外しまくってくれる以外ないと思っていた。 案の定、安部のイージーな横パスのミスから素早くつながれて、最後のところは安西がついていけずに鋭いシュートを打たれた。 あの場面、レオシルバが中盤をぽっかりと空けて前に上がっていて、あのあたりの悪く言えば個人を優先するスタイルがあまり好きではないところ。 それがプラスになることもあるので制限をかけるわけにもいかないが、レオシルバのデキイコール勝敗というのが嫌だというのは前から言っていること。 プレースキックは蹴らせるべきでないとも思うし、途中からプレ...

2019第9節横浜FM(アウェー)戦

禁断の右サイドバック永木のスタメン。これをやってしまうと交代カードもなくなるし、若手も育たなくなるが、慶南戦の負けを受けて歯止めをかけたいと考えたのだろう。だったら、慶南戦も勝ちにこだわった采配をして欲しかったが。 このスタメンを選んだ以上、負けは許されない。守備意識を徹底して引いて守り、カウンターで攻めるという戦術を選択。 開始早々にレオシルバが中盤でボールを奪ってカウンター。白崎のキープから安西の大胆なオーバーラップ、ドリブルで切り込んでPA内に進入、キーパーの股を抜いての鮮やかな先制点。 まずは狙い通り1-0になり、ますます攻めてくるマリノス相手にカウンター戦術がハマるかと思いきや中盤で自由に回され、PA内に入られる回数が激増、CKも取られるし跳ね返したボールも拾えない。 たまにいい形でカウンターになるがシュートで完結せず。レオシルバは選択肢がいくつもある時は、何故かそれら全部を囮にして自分がいってやろうという色目を持つことがあり、結局戻すしかなくなってしまう。 こういう地味なミスが続いて、カウンターを狙っているというよりはもう防戦一方という表現がふさわしく、PA内での危ないクリアが続いた。 2~3回相手を倒しながらのボール奪取は審判によってはPKでもおかしくなかったし、コロロキさんならうまく倒れてPKを取っていただろう。 マリノス側がハンドをアピールするシーンも増えたが、そっちはだいたい胸か肩でセーフ。ただ、永木のやつは手に当たっていて、故意ではないと判断されたのだろうが、判定に関しては鹿島寄りだったと思う。なのに勝てないとか重症。 安西が相当無理して守備に奮闘していて、白崎も頑張っていたがさすがに連戦の疲労が重く、機動力がなくなって左サイドは強度がなくなった。更にレオシルバが前半終了間際に左膝を痛めた様子で、そこからパフォーマンスが落ちて中盤での圧力が薄くなった。 なんとか耐えていたが、右サイドで安部がキープしたボールを中途半端に中に戻し、誰にも合わないこのボールを拾われて一気に攻められ、仲川の鋭いシュートを浴びて同点にされた。 ここで気持ちを切り替えて勝ちを目指していかないといけなかったが、ギアを上げられる選手がおらず、一方的に攻められた挙句、センターライン付近からの縦パス1本をマルコス・ジュニオールの個人技によって破られ逆転を許す。 こうなった時点で勝...

2019ACL予選(4)慶南(ホーム)戦

惜しいと思えるシーンがほぼなかった無気力な試合。 唯一、白崎からのグラウンダーを遠藤がフリーで打ってスタンド直インの見慣れた光景のやつだけがチャンスと言えた。遠藤はもうシュートが枠を捉えることないんじゃない?と思う。 本職のCBが新人の関川しかいない状況で、三竿と組んでの関川初出場試合だったが、序盤の小田の不親切なバックパスの処理をもたついてピンチになりかけた以外、守備面では無難にやれていた。犬飼ではなく指示を出せる三竿と組めたことが逆に良かったかもしれない。 課題はフィードだろうが、それよりも問題だったのは中盤より前のメンツと小田。 正直、金輪際小田の右サイドバックは見たくない。対人で弱いし、足元に入ったボールにまごついてロストする場面が何回あったか。後半アディショナルタイムの、相手の足元ピタリの横パスには呆れ果てる。 攻撃で何回かシザースを入れて切り込んだドリブルは良かったが、クロスの精度はからきし。中に人を集めて右サイドフリーで小田に渡って・・というところからの楽しみが何ひとつない。 失点シーンはライブで観ている時はいいクロスを上げられたから仕方ないと思ったが、リプレーを観ると小田はボールを見送る構えで両手を広げており、邦本にまったく気づいていない。 体をつけていれば守れたかもしれない失点で、これ以外にも右サイドでポジション取りが曖昧で相手にボールを渡すシーンが多数あり。 まあ、失点シーンに限ってはクォンスンテには触って貰いたかったが。 不安定な小田に加えて、ボランチに入った名古も酷かった。パスがつながらないし、セカンドボールも拾えない。イージーミスが多くて攻撃にリズムが作れず、ずっと慶南ペースになった要因のひとつ。 ピッチも水をまき過ぎなんじゃない? ホームの鹿島の方がミス続出で、パスが長くてつながらず。かといってロングボールを蹴っても跳ね返されるし、自らコンディションを悪くした感じがする。 遠藤もシュートをふかした以外は何も出来ず、キャプテンマークは必要ないのでは。 相手が引いてしまうとブロックの外でボールを回すしかないのが大岩鹿島で、いつになったら勝負のボールを出すんだと思っていたが、結局出せずじまい。何とか出たとしても金森に得点気配が皆無で、ターンオーバー要員としてしか見れない。 勝ち点を取りに行くとしたら名古を代えてレオシルバを入れて王様プレーをやっ...

ホーム慶南戦をどういう位置づけで戦うのか

ここからGW連戦が始まる。ターンオーバーが得意ではない大岩采配のうえ、怪我人も多数いる状況でどう乗り切っていくか。 ACL慶南戦は勝てばほぼ予選突破が決まり、引き分けでも好位置をキープ。負けさえしなければオッケーという見方も出来る。 一方、慶南は後がなく、勝ちに来るはず。打ち合いになるよりもしっかり守ってカウンターという意識でいくか、あえて相手がそう考えてくることを見越して序盤から飛ばして意表を突くか。 まあ、普通に考えると前者だが、「意識し過ぎて逆にダメだった」とか言っちゃうようなチームなので、変にあれこれ考え過ぎないようにした方がいいかもしれない。 とはいえCB二人が出場停止。チョンスンヒョン、山本、内田、伊東の誰かが復帰してくれればなんとかなりそうだが、まずは全員無理としてスタメンを予想してみる。 不安定なDFラインを思えばクォンスンテは外せない。本当は脚を削られた因縁の相手に使いたくない気持ちは強いが(曽ヶ端ならいいというわけではない)、引き分けオッケーを想定してクォンスンテ。予選突破が決まれば残りの予選で沖を使える。 CBは関川がデビューになりそうだが、相方は指示を出せる三竿が妥当。小田も出来ると言えば出来るし何気にヘディングは強いが、仙台戦を見ると相手との距離の詰め方や、簡単にクロスを上げられたり裏を取られたり対人で微妙。フル出場でもないので疲れたとかコメントしていて体力的にも心配。 三竿は90分フルでいけるかが問題だが、いけるところまでいってから小田の方がいい。 サイドバックは右に平戸で左に安西なのか。安西はここで使えばリーグ戦のマリノス戦に使いづらくなる。小池(登録してあるのか?)か小田が普通に守備だけでも出来るなら覚悟を決めてどちらかでもいいが、そうなるとDFラインはボロボロになってもおかしくない。 ただ、関川や平戸を使うDFラインだと安西は守備に追われることになり、得意の攻撃は封印しないといけない。だったら使って消耗するより、小池か小田で割り切って守備に専念して貰った方が、ターンオーバーとしても有効だし、中途半端に攻めの意識が残るよりいい気もする。 ボランチは永木、レオシルバだろうが、攻めの気持ちの強いレオシルバより名古の方がいいかもしれない。点を取られてから攻める場合にレオシルバ、という選択の方が意志が統一出来るように思うのだが。 2列目目は遠...

2019第8節仙台(ホーム)戦

調子の悪い下位仙台相手に1-0の辛勝。今は勝って上位に縋りつくのが目先の目標なのでその条件はクリアしたが、ベストメンバーではないとはいえ内容は薄い。 「不安定な守備からの失点(主に先制点)を防ぐ」、「セットプレーからの得点」という課題はなんとか達成したが、仙台の調子の悪さに助けられたのと、攻撃に迫力が出ないことが改善されない。 非公開にしてまで練習していたのはセットプレーだけなのか?その効果は一応、ゾーンディフェンスの弱点をうまく突いた永木の正確なキックと、後ろから飛び込んで勢いで勝った犬飼のヘッドでミッションクリアとなったが、あれだけ前線で息が合わなかったのは問題。 どこをどうやって崩すかのイメージが共有されていない証拠で、パスを出しても受け手が反応していないケースが多かった。 特に土居のミスパスの多さは異常。パス成功率がどのくらいかわからないが、アタックをかけた時の成功率はひと桁クラスなのでは。ヒールパスは3~5回あったが全部ハズレだった。 初出場となった白崎は無難なプレーを選択しつつ大きく破綻せず、時折アイデアのあるパスを見せており、デビュー戦としては上々。生え抜きとかそういう贔屓目を抜きにして選ぶなら、今のままでは土居よりも白崎が序列が上になるように思う。 土居は土居でワンタッチゴールを決めたり、中盤のフォローをしてくたりといい部分はあるのだが、サポート役以上のメリットがないのが難点。制約をかけずに自由にやらせたらもっと活きるのだろか。 勝敗を分けたプレーは前半のクォンスンテのビッグセーブ。完全に崩されてキーパーと1対1になった状況で、至近距離からのシュートを右手(右足?)で辛うじて触りポストに逃れた。町田も棒立ちプレーではなくしっかりクリアにいっていた。 前節では曽ヶ端が決定機を全て軽々と得点されていたが、曽ヶ端だったら失点していたと思う。先制されていたらまたグダグダな鹿島になり、もしかしたら勝ち点を削られていたかもしれない。チームを勝利に導くプレーだった。 MyMVPはクォンスンテ・・と言いたいが今回は決勝点だった犬飼にしておく。差がなく永木、スンテの順。スンテはキックの精度がいまひとつの点が割引。 レオシルバは伊藤とのコンビは合っていてズバリと縦に入るパスは良かったが、ファウルを貰いに行くプレー、もたついてロストするプレーなど悪い時の癖も出ていてトータ...

2019ACL予選(3)慶南(アウェー)戦

どういう評価を下していいかよくわからない試合になったが、一人少ない状況からアディショナルタイムに2発で逆転勝ち、貴重な勝ち点3をもぎ取った。正直、勝てるとは思わなかった。試合後の順位表を作るスタッフも鹿島の負けを想定していたみたいだし。 先の戦いも見据えて中盤を思い切ってターンオーバーし、腹を括ったスタメンは良かった。しかし、起用された選手が期待に応えられない。 ピッチコンディションもあったろうがイージーミスが目立ち、どちらかと言えば守備的な相手に主導権を渡し、徐々にペースを握られていった。 平戸を使っていくことには賛成だがミスの方が目立つ。全体も見えていないし、ゲーム体力もないし後半は観ていられない有様だった。小田が復帰すればサイドバックは本職がやることになるだろうが、本来のポジションに戻った時にどれだけやれるかが問われるところ。 前半はそれでも0-0で終われたら問題なかったが、ラストプレーでクォンスンテが荒いプレーを繰り返すイグァンジンに左足を全体重で踏みつけられて負傷退場。相当痛がっていたし、下手したら骨折しているかもしれない。こんな試合でクォンスンテまで離脱とか・・。 観た感じとても短期間で復帰出来るように見えず、先が不安になる。故意ではないという判断だったのだろうが、イグァンジンはずっと荒いプレーだったしカードは出して欲しかった。反対に犬飼にはさくっと2枚で退場。相変わらず状況を把握出来ていないというか、落ち着きが足りない。 1失点目は8割方、名古の責任。鹿島のCKからの流れだったが、跳ね返されたボールを中央からグラウンダーで真ん中を通そうとしてカットされカウンター。あの混み合った状況でリスクの高い選択をすることがまず失策。 そして、カウンターを受けた場面はカードを貰ってでも潰さないといけないのにズルズルとラインを下げ、あろうことか邦本の左足を切らずに距離も詰めずにクロスを上げられて失点につながった。中で完璧なダイビングヘッドを決める犬飼もアレだが、ボランチとは思えない守備意識の緩さだった。 2失点目は曽ヶ端のビッグセーブ直後のCKから、代わって入ったばかりの小田がジョーダンのマークを外してボレーを叩き込まれたもの。完全に小田の責任。 0-2になり、頑張っても同点が精一杯と諦めたが、そこから粘って逆転。鹿島がギアを上げたというよりは相手が気を抜いたようにも...

負けるたびに反省を活かしてと言うがずっと反省は生かされていない

毎回「反省して次に活かして」というコメントを試合後に見かけるが、FC東京戦も同じく先制されてそのまま相手のペースで一方的にやられた。 「どこかに油断があった」とかそういうコメントが見かけられるが、そんなの慶南戦でも既にその兆候があったし、なんの修正もされていなかったのが残念を通り越して呆れている。 監督に修正力がないのは諦めているので、ピッチ上でのリーダーが欲しいとも書いていたが、キャプテンマークを巻いた永木はチームをまとめ切れなかった。内田がいれば少しはマシになるのかなとも思うが、居ないなら居ないでDFラインは犬飼が引っ張ってくれないといけないのだが・・。 確か入団時の選手紹介に「リーダーシップがあって」と書かれていたはずだが一向に成長せず、むしろ勝手にテンぱって暴走している。町田も大概酷かったが、昌子のようにお手本と組んでいればもっと経験が積めたのかなとも思う。 名古屋戦、慶南戦と痛い失点をしたにもかかわらずその失点が経験値になっていない。今回の3失点もただの3失点にならなければいいのだが。 キーパーの曽ヶ端も3失点ともにノーチャンスと擁護されているところもあるが、自分はそうは思わない。1対1の時点でキーパーの責任ではないというのなら誰でもいいわけで、沖で3失点ならもしかしたら成長につながるかもしれないから勉強代と割り切れるが、曽ヶ端の3失点は今後につながらない。 1対1になったからと言っても、2失点目も町田に何かしらの指示を出してコースを切るように出来たかもしれないし、3失点目はタイミングを計って間合いを詰めるとか、右に打たせるフリをして左をカバーするとかあった。何もしないで普通に打たれて普通に決められたように見えた。 ちなみに川俣は年齢的に最低限でも曽ヶ端を上回るくらいの能力がないのなら将来を考えても使うメリットがなく、沖がよほど目も当てられないくらい酷いというのでなければ先を見据えて欲しい。 CBも一度犬飼は休ませて頭をリセットさせた方がいいかもしれない。町田も集中力が切れているし、とりあえずどっちかは下げて関川を使って慶南戦に備えるべきかと。 サイドバック(あるいはCB)はブエノでもいいが、そうなるとまたディフェンスリーダーがいなくなるので、この冒険をするにはやっぱり内田が必要になるのかなあ。 守りの形もなく、攻撃の形もなく、行き当たりばったりは大岩采配...

2019第7節FC東京(アウェー)戦

完敗。やってはいけない先制点を与えてから、相手の得意なカウンターで2発決められて早々に大差。 後半、引いた相手に押し込んでレオシルバの個人技で1点返したものの、そこからはブロックの外でボールを回すばかり、たまに枠を捉えたシュートもGK林の好セーブに阻まれて追い上げならず。不用意な失点からの逆転勝ちなんてそうそう出来るはずもない。 CBが酷過ぎたのもあるが、それでもあえて言うならGKの差が勝敗をくっきりと分けた。 いきなりのドフリーでの永井のヘッドを、曽ヶ端は真正面でありながら触るのが精一杯でクリア出来ず。この1点が重く、チームも浮足立ってカウンターで前半のうちに3失点。 ちなみに前半相手の枠内シュート4本のうちセルジーニョが1本防いだので、枠に飛んだシュートは全部得点になった。これだと誰がキーパーやっても一緒だった。 一方、林は鹿島の押せ押せムードで1-3になった後の伊藤の鋭いシュートを顔面でブロックし、決定機を防いだ。この後から鹿島の勢いが落ちたので、まさに勝敗を分けるセービングだったと言える。曽ヶ端は無難ではあるが、次世代のキーパーを育てることは必須。サブに川俣を入れても意味はない。 CBも酷い。1失点目はクロスを簡単に上げさせたレアンドロも悪かったが、永井をマーク出来なかった町田も悪い。 2失点目は小田の戻りが悪く、あそこはカード覚悟で絶対に潰さないといけない場面。町田もディエゴ・オリヴェイラに軽く捻られてかわされた。 3失点目は犬飼の通常運行のポカ。浮き球の落下予測を誤って突っ込み、ほぼ空振ってディエゴにボールを奪われた。何回これをやったら気が済むのか・・。その後の町田の対応もお粗末で、まるで相手になっていなかった。 ここまでボロボロだと関川を使っても大差ないようにも思えるし、ブエノも試してみる価値もあるかもしれない。一度、根本的なところから見直した方がいい。 小田は前半で下げられた。2失点目の軽い追い方以外はそこまで悪くなかったと思うが、クロスの質は良くなかった。安西はさすがにエネルギーが足りておらず、一度休ませるべきかと。 DFラインが安定しなかったのはやはりクォンスンテが欠けたのと、内田が復帰出来なかったせい。内田は想定より長引いている。 永木が右サイドバックに入ってからは安定したのだが、この起用をスタメンからすると若手が育たないし反対なのだが、勝ちだ...

内容は良くないこと続きだがFC東京も叩いておきたい

スカパーは録画しておけば微妙なプレーをコマ送りで再生して確認出来るのが強み。DAZNは該当シーンに合わせようとしても、バーをちょっと動かしたら1分くらい大雑把に進んでしまうのでピンポイントで合わせられないんだな・・。 慶南戦の3点目はVARだったら覆ってたかもしれないし、日本のアンチ鹿島レフェリングだとオンサイドの2点目も余裕で旗上げられてたかもしれない。 まあ、犬飼のレッドも厳しかったのでトントンな気はするが。 ともかく勝ち点7になったおかげで、予選4節目のホーム慶南戦は引き分けでもオッケーだし、勝てば予選突破が確定して残り2戦を消化試合に出来る可能性も出来た。 骨折を覚悟していたクォンスンテも噂では打撲で済んだようで(オフィシャルは怪我情報を出さないので確定情報ではない)、大事を取って2試合ほど休養を取れば復帰出来そうで良かった。 この際、思い切って来年以降を見据えて沖を起用して欲しい気持ちもあるが、さすがにそこまで冒険出来るほどの貯金があるわけでもなく、特にFC東京戦は負けるわけにはいかないので曽ヶ端でいくだろう。 というわけでFC東京戦の展望。 スタメン予想は曽ヶ端、内田、犬飼、町田、小田、永木、レオシルバ、レアンドロ、白崎、土居、伊藤。 連戦メンバーは休ませたい。慶南戦はピッチコンディションも悪かったし、アウェーということもあって普通の90分よりも疲労は深いと思う。 安西はそれでも動けてはいたが本調子からすれば機動力は落ちているし、使うとしてもサブからにしたい。山本が復帰していればピースは埋まるのだが・・。とはいえ、大事な試合なのでもう1試合だけ安西に頑張って貰う方がいいかもしれない。 スピード対策を考えるなら左サイドバックはブエノでもいい。もっともそのへんは内田が出るかどうかで変わってくるだろうが、少なくとも平戸は一回飛ばすだろう。守備をもうちょっと練習してからでないと、メンバーが足りないならともかく、小田がいるならサイドバック起用は序列が下がる。 本音を言うならCBもどっちか、思い切るなら犬飼を下げて関川の起用もありかと思うが、実際どのくらいやれるかわからないので、あのバタバタする犬飼でも断然上かもしれない。犬飼のプレーはCBとしてはクレバーさが足りなさ過ぎてあまり信用出来ないんだな・・。 2列目は白崎が使えるならそろそろスタメンからいってもいい気がす...

2019第6節名古屋(ホーム)戦

同点にするまで名古屋にやられ放題で、勝因は1失点で持ちこたえられたこと、風間監督が言っていたように名古屋が点を取ってからペースダウンしたこと、そして、大岩の采配が当たったことと言える。 いつも文句ばかり言っているが、今日はカードを切るごとにチームが立ち直って来たし、同点から逆転、最後はブエノを対人守備で右サイドにおいて永木を前に出す選択も当たっていた。 永木を便利屋のように使うのは本意ではないが、平戸のデキが思いの外に酷かったし、スタメンから永木を右で使わずに平戸を出したことに意義があると思う。内田も山本もいない以上、永木には我慢して貰うしかないかもしれない。 もっとも、非公開にしてまで何を練習していたのか、少なくともセットプレーではまったく見受けられなかったが・・。 前半、受ける立場の鹿島は一方的と言ってもいいくらいに攻められ、ポストに救われたりもしながら何とか無失点で終えた。 先にも書いたように平戸の守備がザルで、ACLの時はもうちょっとうまくやれていたはずだが、あそこまでボロボロだと厳しい。 攻撃もレアンドロが仕掛けては失い、リズムに乗れず。レオシルバを始めとして皆がボールを持ち過ぎてテンポも悪く、かといってロングボールもなく形にならなかった。明らかにランゲラックが触っているのにゴールキックにもされたり判定にも不満あり。 後半、どこで仕掛けて勝ち点を取りに行くのかと思っていたら、立ち上がりに左右に揺さぶられたうえでPA内でシャビエルに右足を振り抜かれ、町田の股を抜け、クォンスンテのポロリで股を抜け失点。 クォンスンテならばこそ止めて欲しくもあるが、さすがに難しかったのかもしれない。不思議なのはクォンスンテだと「仕方ない」になるが、曽ヶ端だと「ソガ祭りだ!」となってしまうところ。このへん普段の信用度の差かな。 もう1点取られたら終わると思っていたが、大岩は珍しく早いうちに手を打ち、平戸を下げて三竿を投入、右サイドに永木を回してバランスを修正、レオシルバが喰いついてははがされる悪シルバだったところに三竿を入れて立て直し。 続けて、攻守にムラのあったレアンドロを下げて安部。土居を右に回して更に右を厚めに。名古屋のペースも落ちてきたこもあり、これでようやくボールが回るようになった。 中央で町田が出足鋭くパスカットして左の安部に送ると、そこから逆サイドの永木。中を良くみ...

リーグ戦もこれ以上は離されたくない

更新滞っていてすいません。ちょっとやることが山積みでしばらくはこんな感じです。 リーグは今年も混戦で、上位に名古屋、FC東京、広島、神戸が少し抜け出し、その後ろに鹿島を含む集団、10位川崎以降が集団、下3つに磐田、清水、仙台というところ。それを見ると磐田に勝ち点1は痛かったと言える。 川崎は今季初勝利を挙げたが、代表を辞退した守田はしれっとスタメンフル出場していた。プロ野球とかはオールスターを辞退すると明け数試合は出場出来なかったりするのだが、そのへんサッカーはクラブ側が強い。まあ練習試合で怪我したくないとかいうならそれで構わないが。 浦和もせっかく即戦力で獲得したはずの山中を持て余しているようで、オリヴェイラの思惑とは違っているということなのだろうか。 それはさておき、鹿島はここ数年のスタート5試合に比べればまだマシな勝ち点。次の名古屋戦次第でその余裕も失われるかもしれないが、今のところ「解任!」とは言えない。 首位名古屋とは勝ち点差4で勝てば肉薄、負ければ一気に突き放され、引き分けだとギリ・・だが、ホーム戦ということを思えば勝って差を詰めたい。 名古屋は神戸に次ぐ大型外国籍選手が在籍するクラブで、ジョー、シャビエルだけではなく、シミッチがかなりいいらしい。このあたりの対策をしておかないとズタボロにされてしまう可能性もある。 「選手の判断」とかいつまで経っても大岩のコメントは放任主義で、あるいはメディアを煙に巻くための方便なのかもしれないが、試合を観ていると言葉通りだろうな。 外国籍選手をフリーにさせることなく、粘り強く守備で相手の良さを消し、しっかり守ってカウンターという割り切った戦い方でいいんじゃないだろうか。 というわけで早い話だがスタメン。クォンスンテ、内田、犬飼、町田、安西、永木、レオシルバ、土居、白崎、セルジーニョ、伊藤。内田は打撲が治っていることを願う。 土居の2列目起用は味がないと書いたばかりだが、守備を重点に考えればレアンドロは諸刃の剣。土居が第一選択になってしまうのは仕方ないのかなあ・・。 白崎のところは安部だと守備に追われて良さが出せず、遠藤は機動力が足りないという判断だが、白崎との比較がまだわからないので、ここは平戸を含めて調子のいい選手を起用したい。 あるいはフォーメーションをいじって、内田、犬飼、町田、安西の前に3ボランチでレオシルバ、...