2013ナビスコ予選(7)セレッソ大阪(アウェー)戦

まさか野沢を使ってくるとは思ってなかった。


柴崎は本田との連携や、若いので成長を考えるとアリとは思うが、野沢を使うメリットはなんだったんだろう。終盤の起用法を見てもセレーゾは勝ちにいっていたようなので、セットプレーでの攻撃を考えてのことだったろうか。


技術面では昨日のメンバーではトップクラスだったが、運動量もないのであまり効いているようではなかったが。


失点シーンは昨日も書いたように、やはり両CBにはファウル覚悟でも止めて欲しかった。ただ、それ以上に佐藤が無抵抗。現地で観ていてもあっさりやられた感覚はあったが、テレビで観ると反応も遅い。


飛んでいる姿勢は綺麗に決まっており、これが新体操かフィギアだったら上位入賞も狙えたかもしれないが、残念ながら競技はサッカー。ボールにも触らせて貰えなかった。


曽ヶ端もそろそろ世代交代を・・と常々思ってはいたが、2番手キーパーとの差は想像していた以上に大きい模様。


2失点目は前野の単純なミス、かつ致命的だったが、持ち味の攻撃力にもキレがなかった。クロスはDFに当たるし、前には切れ込めない。かつてのアレックスを思い起こさせるようなバックパス多用で、どうにも物足りない。このあたり試合勘によるものか、現時点での力量なのか。


得点シーンは遠くて何が起こったのかさっぱりわからなかったが、大迫のシュートも股抜きのいいシュートだった。


ジンヒョンも素早く反応しており、あのままだとゴールにはならなかったが、ダヴィが鋭く詰めて押し込んだ。あの得点はさすがにFWらしい嗅覚だったが、それ以外がさっぱりだったので、トータルで見れば悪いという評価になる。


本田は足元の捌きもよかったし、90分走れていた。パスもいいところ突いていたし、充分に合格点ではあるのだが、今の小笠原に比べると劣るというセレーゾの判断なのは妥当かもしれない。


柴崎は後ろのカバー、中盤でのバランスを保ちつつ、攻撃の組み立てもこなし、立派なボランチとして活躍していた。


植田はまだまだトップでは通用するレベルではなかった。まあ、高卒でいきなりCBを張れるとなったら驚異的なので、これはこれで仕方ない。こういう状況でもなければ実戦で起用する機会もないのだし。


山村は前に飛び出して潰しに行くのがいいところでもあるが、取り切れなかった時に即ピンチになるのでそのあたりのカバーリングは考えておかないといけない。


中村は現地ではそれほど動けている印象はなかった。トップ二人の動きが乏しかったので、もっとかき回して欲しい。ジュニーニョの「20回に1回くらいしか抜けないが果敢に突破を試みる」「シュートも全然枠に行かないがとにかく打つ」という不屈のチャレンジ精神を見習って貰えれば。


もともと勝敗は関係ない試合だったので、チーム全体の切り替えは済んでいるだろう。出場した選手は、この試合を糧にしたいところだ。


(以下、個人的まとめ)

【2013ナビスコ予選(7)5/22(水)】(キンチョウスタジアム19:04KickOff鹿島/10,336人/晴)

【スコア】セレッソ大阪 2-1 鹿島 (前2-1 後0-0) (S 10-17)

【主審】岡部拓人(主審)、唐紙学志、村上孝治

【得点】

(C)前02分 枝村↑エジノ 1右

(鹿)前21分 ダヴィ 4H

(C)前36分 柿谷 3右

【警告】

(鹿)柴崎2(前13分)

(C)藤本1(後28分)

【出場】

GK 佐藤

DF 西→65青木 山村 植田 前野

MF 柴崎 本田 野沢→65遠藤 中村→73本山

FW c大迫 ダヴィ

【サブ】川俣 青木 昌子 梅鉢 土居 遠藤 本山

【監督】トニーニョ・セレーゾ

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