2013第24節柏(ホーム)戦

前節同様早い時間帯での2得点。前半はパーフェクトに締めくくったものの、後半1点返されて嫌な流れになったところで、まさかと言っては失礼ながらジュニーニョ本日2得点目のゴールで突き放しての勝利。


いつも散々な評価しかしてこなかったジュニーニョだが、素直にMVP。3人の間を突破してのゴール、カウンターから長距離を走って切り返しからの落ち着いたゴール。終了間際にも小笠原のFKをヘッドで合わせたが惜しくもゴールならず。ハットトリックのチャンスなんて今後あるかどうかだっただけに、決めておきたかった。


スタメンは柴崎が軽い捻挫ということで強行出場。西も頭にテーピングを巻いての出場。2列目には野沢、ジュニーニョのベテランを配し、ぱっと見、緊急事態のようだったが、小笠原も出場停止明けで意外にフレッシュな面々。


2列目の野沢、ジュニーニョは機動力の点で大きな不安がある、というかはっきり勝てなさそうと感じるのだが先制点が効いた。


土居のシュート(枠を捉えていたか)がCKになり、ショートコーナーのこぼれから大迫が決めた。代表にも呼ばれて完全に覚醒した大迫にはボールも寄って来る。課題のヘディングも少しずつ克服しているようで、助走を取ったジャンプで競り勝てていた。


曽ヶ端からのボールを大迫が落として土居がつなぎ、受けたジュニーニョが3人の間をドリブルで突破、相手を背負いながらのシュート。ドリブルが決まったのも久々に見たし、シュートが枠に行ったのも久々だ。


土居は序々にゴールに近づいている気配はある。後半CKの流れでヘディングゴールかと思いきやオフサイド。試合にも慣れてきて、このまま順調にレベルアップして90分戦えるようになって貰いたい。


野沢は前回よりよかった部分もあったし、プレースキックも悪くなかったが、運動量では物足りず、後半ミスから失点につながった。遠藤がベンチ、中村がベンチ外だったが、二人を差し置いてまでスタメンだったかと言われると難しい。


前野は守備の意識も高くなったが、対応が遅れてファウルになったり、上がったところでミスだったり、一進一退な気がする。それでも、良さを消さずに欠かせないサイドバックに成長して欲しい。


小笠原、柴崎のボランチは安定していた。前節が酷かったから余計にそう感じるのかもしれないが、動ける小笠原は一枚も二枚も上。早く世代交代して梅鉢がポジションを取って欲しいとは思っていたが、まだまだ無理だなと改めて感じた。


その梅鉢は野沢と交代で2列目として入ったが、不慣れなポジションなのかキレがなかった。


山村・青木のCBはオフサイドも取れるし、安心感が出てきた。ただ、失点シーンはもう少し厳しく青木にはいって欲しかったがどうなのだろう。


本山はコンディションもいいのか、入ってからチームのバランスもよくなり、攻守に安定した。90分通しては使えないが、こういう使い方は最も効果的かもしれない。


これでホーム10勝2分で依然として無敗。首位マリノスが負けて再び6ポイント差に戻した。勝ってリーグプチ中断に入るというのも有難く、遠のきかけた優勝に手をかけて踏みとどまった。


ここにダヴィが戻って来てどうなるのか、逆に不安な部分は多いが、うまく融合させれば追撃も可能。中断期間を有効に利用して貰いたいところだ。


(以下、個人的まとめ)

【2013第24節8/31(土)】(カシマスタジアム18:35KickOff柏/16,212人/晴)

【スコア】鹿島 3-1 柏 (前2-0 後1-1) (S 11-7)

【主審】廣瀬格(主審)、原田昌彦、渡辺智哉

【得点】

(鹿)前03分 山村→大迫 14右

(鹿)前14分 土居→ジュニーニョ 2右

(柏)後08分 田中→工藤 15右

(鹿)後21分 小笠原→ジュニーニョ 3右

【警告】

(鹿)前野2(後27分)

(柏)ジョルジ・ワグネル2(前33分)、大谷4(後14分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 西 青木 山村 前野→87中田

MF 柴崎 c小笠原 ジュニーニョ 土居→68本山 野沢→59梅鉢

FW 大迫

【サブ】佐藤 岩政 中田 本山 遠藤 梅鉢 豊川

【監督】トニーニョ・セレーゾ

【MyMVP】ジュニーニョ

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