2015ナビスコ決勝ガンバ大阪戦

久しぶりのタイトル、ナビスコ6度目、合計17冠目の優勝にパソコンを打つ手も震える!


負けっぱなしだった(公式戦4連敗とか)ガンバ相手に完全勝利。シュートも5本しか打たせず、内容的にもスコア的にも圧倒しての勝利。文句のつけようもない。全員が頑張った。


MVPの小笠原も文句なし。ハードにディフェンスをこなし、セットプレーでも1アシストと1つの起点、3点目も小笠原からだった。落ち着かないゲームになりかけても冷静にコントロールし、鹿島の勝利を導いた。今季最高のプレーと言っても過言ではない。


立ち上がりから鹿島が攻め立て、フリーの遠藤がフカしたシュートを皮切りに、MVPの小笠原がエリア内にまで侵入して胸トラップからボレーを試みるなど積極的にシュートを放つ。


たまらず今野がイエローで止めるくらい、鹿島が圧倒的に押し込み、ガンバが完全に受けに立った。


このところの4連続負けと、強者たるガンバの余裕もあってこういう図式になったのだろうが、今日の鹿島はひと味もふた味も粘り強く、気迫が漲っていた。90分通してそれは切れることなく、ついには3-0で押し切ることに成功。


前半攻め込んで得点出来ず、後半1-0にした後のビッグチャンス、カイオから金崎のシュートは完璧に決まったかと思ったが防がれて嫌な空気になったが、それらをモノともせず、2-0になっても気持を切らさずゲームに集中していたことが大きな勝因。


采配はカード的にはあれしかなかったが、タイミングは絶妙だったと思う。優勝決定後、石井の胴上げもなされ、監督として初めてのタイトルをゲット。ガンバに攻撃をさせなかったのだから、事前の対策も当たっていたのだろう。パトリック、宇佐美を封じたのは見事。


先制点はセットプレーから。それまでに何度も決まらなかったのだが、得点シーンはうまく中央にスペースが空き、フリーでファンソッコが決めた。小笠原のボールも良かったし、ヘッドも落ち着いていた。


2点目も左サイドのCKから。小笠原がファーに蹴ったボールを、難しい体勢ながら鈴木優がヘッドで折り返し、中央で金崎が決めた。大舞台で得点出来るのはさすがエース。鈴木優のフィジカルの強さも光った。


トドメはカイオ。中盤で小笠原が奪い、柴崎に渡ったボールは、前がかりになったガンバのラインの裏を鋭く抉る。受けたカイオがドリブルで持ち込み、鉄壁東口の逆を突いてニアに決めた。喜び過ぎてユニフォームを脱いでイエローを貰う選手を久々に見た。


これで勝ったと思った。あとは意地でも無失点に抑えて勝つんだという気持ちが伝わり、完封を成し遂げ、ガンバ相手にリベンジを果たすとともに優勝を手に入れ、喜びもひとしお。


ゲーム前、ここでタイトルを獲れなかったら、受け継がれて来た鹿島のメンタリティも危ういと思っていたのだが、ここ一番の勝負を勝ち切れたことはチームにとっても大きな財産。出場した選手たちにも自信となっただろう。


勿論、鹿島を応援する身としても嬉しい。


最高の勝利、ありがとう。


(以下、個人的まとめ)

【2015ナビスコ決勝10/31(土)】(埼玉スタジアム2002 13:10KickOff鹿島/50,528人/曇のち晴)

【スコア】鹿島 3-0 ガンバ大阪 (前0-0 後3-0) (S 24-5)

【主審】家本政明(主審)、八木あかね、聳城 巧

【得点】

(鹿)後15分 CK小笠原↑ファンソッコ 1右H

(鹿)後39分 鈴木優↑金崎 5H

(鹿)後41分 柴崎→カイオ 2右

【警告】

(鹿)カイオ1(後42分)

(G)今野(前25分)、パトリック(後44分)、大森(後45分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 西 ファンソッコ 昌子 山本

MF 柴崎 c小笠原 遠藤→66カイオ 中村→69鈴木優

FW 赤崎→81山村 金崎

【サブ】佐藤 山村 青木 本山 カイオ 豊川 鈴木優

【監督】石井正忠

【MyMVP】小笠原

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