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2019第27節札幌(ホーム)戦

前節FC東京戦での勝利が、半分以上無駄になってしまった情けない引き分け。 メンバーが変わってうまくいかない連携から、パスは全然繋がらないしプレスもハマらない、攻撃の形も何もないという流れで早々に失点してしまった。小池がついていながらクロスを上げられてのもので、その後も何本か危ないクロスを上げられていて守備の弱さは相変わらず。 しかし、時間は充分にあり、勝てるチャンスはあったし、勝たないといけない試合だった。後半開始してすぐにブエノのボール奪取から中央で小泉が粘り、セルジーニョが体の強さでキープしながらループで抜いて同点弾。 直後にもチャンスが訪れてボレーがバー上に外れるが、完全に押せ押せムードだったし、札幌も意気消沈していた。この勢いのまま攻め切って逆転まで持って行かなければいけないのに、同点になってほっとしたのか、ボールを持っても安全に回すだけ。 結局、最後は最終ラインまで戻して強引に縦パスを入れたところを狙われて奪われ、相手のターンになる。はっきり言って鹿島が先制されると逆転勝ち出来ないのはこれのせいだと思う。ずっと変わらない。 回しているだけで一度も攻撃せずに奪われて守備になるくらいなら、攻めの形を見せてゴールに迫ってから守備にならないといつまで経っても点は入らない。腰が引け過ぎ。時間は無限にあるわけではない。 終盤、札幌の足が止まってチャンスは増えたが、ここでも攻撃が手温かった。たばになって攻めかからないといけないのに中途半端な攻めで、人数もかけられていない。土居も何回かカドを取るような動きをしていたがボールが出て来なかったし、受けても後ろ向きで仕事が出来ず。 とはいえ、正直、今日の勝ち点を落とした原因は、両サイドバックのデキが酷かったせいと思っている。 内田には多大な期待を抱いていて、好きな選手でもあるが、これだけ引っ張って満を持しての登場だったわりにこのパフォーマンスではガッカリを通り越して残念という想いしかない。オーバーラップも少ないし、持っても下げるばかりで、ロングフィードの精度もなし。 経験だけでなんとか破綻せずにやってはいたが、「レギュラーとして計算」とはいかなかった。 相手の猛攻でポストに救われた場面、そのこぼれ球がラインを割っていないのに傍観していて、相手が詰めて来てようやく動き出してコーナーに逃れたが、集中力を切らせていなかったら余裕でスロ...

2019年第99回天皇杯ラウンド16、横浜Fマリノス戦

度重なる怪我とノってこないパフォーマンスから、もう来季は移籍確定だなと勝手に決めつけていた中村のハットトリックでマリノスに快勝。見くびっていて済まなかった中村。 上田、相馬、山田が登録外。チョンスンヒョンとレアンドロがベンチ外で、レアンドロよりも中期休み明けの中村を選択したということは、レアンドロは戦力外になったのかもと思うが、この選択が大正解。 立ち上がり、圧力をかけて全開で来るマリノスに押し込まれてバタバタと危ない時間帯があったが、そこを凌いで永木から相手の高いラインの裏へのパス。中村がハーフラインくらいからドリブルで独走し、最後はキーパーの股を抜いての先制点。 鹿島のファーストシュートで、中村にとっても久しぶりのシュートがゴール。相手のハイラインの裏を取ってのゴールで、色々な意味で大きな得点だった。 その後、エリキのシュミレーションに近いPKを小池が取られ、曽ヶ端がコースを読んで一度は止めるもののこぼれ球を押し込まれて同点。 エリキはアフターファウルにカードが出なかったりとか、守備でも突っ込んで来てファウルをアピールしたりと鬱陶しいプレーが多かったが、PKを取った以降は適正にジャッジしてくれて問題なくなった。 ただ、小池の守備にも隙があった。エリキに限らず仲川とかそういうプレーをしてくるチームだとわかっているのだから、後追いになるような体の入られ方をされないようにしたい。 この失点で同点になってしまったが、不思議と負ける気はしなかった。リーグ戦を見据えて鹿島もターンオーバーしたが、マリノスも同じメンバーを落として来たのでミスも多く、付け入る隙も見えていた。 セルジーニョの当たりの強いプレーでボールを奪い、一度は跳ね返されるも今度は永木が強いところを見せて前線へ縦パス。中村がスルーして遠藤が折り返し、このパスを中村がダイレクト。本日2点目となる勝ち越し弾。綺麗な流れだった。 前半アディショナルタイムにも左サイドのスローインから遠藤がワンタッチで前に出し、裏に抜けた中村がボールを拾って独走、DFとキーパーの位置をうまく把握しながら左を抜いて3点目。前半だけでハットトリックを決めてしまった。(リーグ戦じゃないのでリシクル賞はなし?)。 まだ後半がまるまる残っていたが、この時点で勝ったと思った。 遠藤はミスもあったが要所を締め、守備の時間帯では中盤まで戻って守り、2ア...

隙間記事を二つ、風間監督解任と槙野の不適切発言での出場停止

今週はリーグ戦がお休み。どうやらラグビーワールドカップが開催するため、休止になった模様。 首位決戦、ACLと激闘が続いたので、ここで間が空くことは鹿島とってはプラス・・とまあ、空くと言っても普通に中1週なので感覚が麻痺しているのかもしれないが。 鹿島以外の記事を2つ。名古屋の風間監督が解任となり、後任をJ1経験のある外国人監督を中心に人選を行っているとのこと。 普通はこういう場合はコーチが昇格したりするものだが、今から人を選ぶとか、しかも外国人監督とかハードルの高いことを言っているような気もする。オリヴェイラとかまだフリー・・?(フィッカデンティが有力とか)。 名古屋はあれだけのタレントを揃えていながら、残留争いに足を突っ込もうとしているので遅過ぎた感はあるが、外国人の個性が強過ぎるとまとめ切れないという見本のようなものだっただろうか。神戸は今のところ微妙。 今の川崎の基礎とも言える攻撃的サッカーを築き上げた監督だが、名古屋では守備が崩壊。川崎は攻撃的でありつつも守備は意外と強固なので、何が違ったのだろう。単純に人材かな。 鹿島は最終節で名古屋と当たるので、出来ればゴタゴタしていてくれた方が有難かったのだが、こうなったらそれまでに残留が確定して目標がない状態とかで戦いたいかな。 相馬は鹿島にいいタイミングで来てくれたかなと思う。現在レンタル中だが、そのまま移籍になってくれないだろうか。吉田とかもいい選手なのにね。外国籍選手ならアクの強そうなジョーよりもジャビエルの方がいいかな。(別に獲得するわけじゃないが)。 もうひとつの話は、槙野がルヴァンカップ第2レグ鹿島戦のPA内でのファウルとも取れる場面で、VARを使わなかったことに対し、試合後のコメントで「VARの担当は寝てたのかな」という発言をしたことについて問題視されて出場停止処分が下ったこと。 あのコメントを聞いた時に余計なことを言っているなとは思っていたが、槙野のことなのでいつものことかなと流していたが、さすがに審判を侮辱する発言として取られたらしい。 ヒアリングで悪質なものではなく、侮辱する意図もなく親しい記者との話のなかで出た発言だったということで情状酌量が認められ、通常なら2試合の出場停止処分のところを1試合の出場停止処分で済んだらしい。 対象試合は来週の天皇杯4回戦HondaFC戦になるとのことだが、もしか...

三竿の負傷発表と天皇杯の結果

三竿が左ハムストリング筋損傷で全治6週間と発表。 滅多に負傷を公表しない鹿島でオフィシャルに出るということは、相当な怪我と見なければいけないかもしれない。6週間とあるが試合に出れるようになるには2ヶ月くらいとして、リーグ戦の終盤2~3試合くらいしか出れないかもしれない。 FC東京を叩いたのはいいが、随分と大きな代償を払ったな・・。 ACLを連覇してCWCで世界を相手に大暴れ、海外ビッグクラブに目をつけられて海外移籍、という三竿サクセスロードは今季は封印になったかな。グロインペインも克服して充実したパフォーマンスを見せられていたのだが、さすがに無理がたたったかと。 小泉の加入で永木をサイドバックから解放することが出来て、ボランチはうまく回せば人が余るくらいだったのだが、このへんも大岩のマネジメントの失敗ということになるだろう。 レオシルバはACLの記事にも書いたように、今年一番のプレーを見せてくれて、ラストのシュートが決まって準決勝に進出していれば「チームを勝たせられる選手」と心の底から思えたのだが、ちょっとだけ足りなかった。 まあ、あの試合はレオシルバではなくて町田のミスによる失点と、交代で入った山口がむしろ一人減ったくらいの効果しかなかったことが大きな敗因なのだが。 内田が使える状態ではないのなら、小池か遠藤という手もあったはずだし、山口をこの大一番で使うつもりなら、もっと前に試合に出して試合勘を研いでおくべきだった。言っても栓なきことではあるが。というか伊東はこの前に1試合出ただけで、またどこか具合が悪いのだろうか。 三竿の離脱で再び永木にフル稼働して貰わないといけなくなったが、レオシルバとのコンビも上々だったし、やっていけるだろう。皮肉なことにACLを敗退してしまったことで超々過密日程は避けられたし。 次は天皇杯で、勝ち上がるとまた浦和と当たる可能性が高く、確か日程がACLと被るために試合日が変更になるかもしれない。鹿島がACLも勝ち上がることを前提に思っていたので今まではあまり気にしていなかったが、変な日にちに組まれないといいのだが・・。 浦和もACLに専念するために負けてくれてもいいんだよ? と、余裕ぶってはいるものの、鹿島もマリノスに勝たないと先には進めない。このくらいの日程なら、むしろ試合のあった鹿島の方が有利に感じるので、仲川の対策をしっかり練ればな...

2019ACL準々決勝第2レグ、広州広大(ホーム)戦

かなりショック。勝てた試合だったし、勝たないといけない試合だった。 セルジーニョのバー直撃、レオシルバの最後のシュートがGKを抜くも必死のブロッキングに遭ってノーゴール。ボール半分、勝利に届かなかった。ラストシュートが決まっていたらこれほど劇的なゴールもなかったのだが・・。 レオシルバは今年一番といってもいいほど良かった。時々、最終ラインで切り返す怖い部分はあったが、攻守にバランスが良く、あっという間に3列目から前線に顔を出して間で受けたり、神出鬼没。 同点ゴールもセルジーニョに当たったとはいえ、コースを狙った結果見事なゴール。それだけにラストプレーでPA内に入って行った時は「入る!」と思ったのだが。股抜きではなく脇を狙うんだな。 勝敗を分けたのはボール半分と書いたが、厳しく言うなら交代組が機能しなかったこと。相馬はある程度仕掛けていたがキレがなく、ピンポイントで入るクロスもなかったし、シュートにもほとんどいけていない。 上田は経験不足なのが出たのか、無駄なファウルを繰り返して相手に時間を使わせてしまったし、ボールを収めることも出来なかった。 山口は論外。期待していた選手だが、あれほど臆病な選手になってしまっているとは。エリア内で持っても周りを探して結局パスを選択するし、もっと貪欲にゴールを狙って欲しかった。シュートは打ったのか? あれでは使って貰えないのも納得。 主審のジャッジも前半と後半でガラリと変わってしまって戸惑った。前半は鹿島寄りで相手にすぐイエローカードが出たが、後半は鹿島の選手がファウルを受けても流され、特にゴール前で名古がドリブルで入って行って倒されたのはファウルだと思う。 チーム全体で言えば、後半早々に得点を挙げて同点になった後の押せ押せの時間帯に攻め切れなかったことが響いた。もっとシュートを打つ意識、雨でピッチも濡れていただけに、グラウンダーのシュートを遠目からでも打って欲しかった。 失点シーンはマークについていた町田のミスだろう。完全に振り切られていたし、わざわざ左サイドバックで起用して高さ対策を練ったのに、肝心のセットプレーではがされてしまうとは。クロスも得点になりそうだったのはグラウンダーで入れた1本だけ。 伊藤は珍しく運動量があったが、チャンス自体が巡って来なかった。フリーの町田にパスした場面はいつもだったら打っていたと思うが、せっかく出...

安部のFCバルセロナ移籍合意

安部のFCバルセロナ移籍合意がオフィシャルで発表されている。 現地でのメディカルチェックで問題なければ正式契約とのことで、鹿島から名門クラブへのコースが開かれることになる。 最初は買い取りオプションつきのレンタルという話だったような気がするが、完全移籍で違約金はメディアによって様々なものの、推定150万ユーロ(約1億8300万円)、110万ユーロ(約1億3000万円)、200万ユーロ(約2億5000万)とのこと。 鹿島の設定した違約金を上回る、満額以上の200万ユーロが有力と見られている。さすがお金を持っているクラブは違うが、向こうにしてみれば100万~200万ユーロはそんなに差がないのかもしれない。 3年契約の2年延長オプションつきらしいが、噂ではトップ昇格で更にボーナス500万ユーロが鹿島に追加で支払われるいう話もある。それが本当だとしたら夢のある話で、安部は移籍しても鹿島の看板を背負うことになるし、頑張れば自身の所属したクラブにも見返りがある。 もっともこれはソースを見つけられなかったので、噂程度に聞いておいた方がいいかもしれない。一旦契約解除してから結び直すことも出来るだろうし。 (追記:バルセロナのHPでは違約金110万ユーロの4年契約だそう) 年俸はトップ昇格するまでの25万ユーロ(約3125万円)だそうで、鹿島ではそれだけは出せなかっただろう。違約金をこれだけ残してくれたし、名門クラブへの移籍だし、文句のつけようもない。 何故か安西とは違って素直に応援したいと思えるのは、お金なのか?と自分に問いかけてみたのだが、それも大きな要因でもあるのだが、やはり「将来鹿島に帰って来て還元してくれそう」と思えるかどうかが一番のポイント。 安西は「鹿島が好きになった」とは言ってくれているが、リップサービスにしか聞こえないし、将来日本に帰ることがあっても条件次第でクラブを選ぶだろう。それはサッカー選手として凄く正しいことだが、追っかけてまで応援したいと思えるポイントにならない(あくまで個人的に)。 もっとも再加入したら当然応援するので、お断りという意味ではないし、今まで活躍してくれたことにケチをつける気もない。 安部も鹿島に所属した期間で言えば2年半と短いし、トータルの出場時間も多くない。得点やアシストも数えるほどで、ましてや今季は期待をかけられて背番号10を背負ったば...

2019第26節FC東京(ホーム)戦

ナイスゲーム。絶対に負けられない戦いを全員で辛抱し、走って体を張って勝利をもぎ取った。勝ち点3以上の価値のある勝利だった。 開始早々のCKをレオシルバが蹴り、ブエノが相手に囲まれながらもフィジカルの強さを見せて、首だけでコースに持って行き先制ゴール。この1点は鹿島に勇気を与えた。 カウンター主体のFC東京に主導権を握られなかっただけではなく、鹿島のペースで戦える得点になった。前半は全員が集中して守り、パーフェクトな内容。 後半、疲れの見える白崎に代えて名古。前に出て来るFC東京と、ハーフタイムを挟んだことで勝利を意識したのか重心が下がった鹿島。 慎重と臆病のギリギリのラインだったが、鹿島はボールを奪ってもシュートで終われず、後ろに回すことも増え、中盤でボールを奪ってもイージーなパスミスを繰り返してセカンドボールも拾えなくなってきた。 押し込まれる時間帯が続き、ゴールを脅かされる場面がいくつかあったが、最後のところをクォンスンテが破らせず耐え切った。 ブエノの気合いの入った守備はファウルと紙一重でヒヤヒヤもしたが、頼もしさがあり、犬飼も無闇の飛び込まず粘り強く守って周りと連携出来ていた。 どこかで追加点を決めてくれないと苦しいと思っていたが、レオシルバから交代で入った名古。横のセルジーニョに流すと、大外を上がって来た小池を囮に使って振りの早い左足の正確なシュートでゴール左に決めた。 この2点目が効いた。ずっと相手に押されていたし、時間帯も後半深いところ。相手の気持ちを折る一撃になった。 三竿とレオシルバは序盤から飛ばして中盤を走り回っていた。レオシルバはかわして前に運ぶプレーが多くてチャンスは作れていたが、後半、全体の運動量が落ちた辺りからは合わないミスパスが増えてリズムを失った。 あのへんのセルフコントロールというか、気を抜く部分がなければいいのだが、それでも最後まで動いて周りを助けた。 三竿のイエローカードは不服のある一枚だったが、闘志を消すことなく声を枯らして走り回り、珍しく足がつって途中交代。チョンスンヒョンをCBに入れてブエノを右サイド、小泉をボランチに持って来る采配だったが、永木は使わないつもりだったのだろうか。 伊藤はここ最近の中では動けていた方だが、前線での圧力が足りない。代わって入った上田には推進力があり、五分五分のボールをDFを引き連れながらシュー...

今季リーグ戦の正念場がやってきたFC東京戦

代表のミャンマー戦でひとつ記事を書こうかと思っていたのだが、2点取ってからがグダグダ過ぎてキリンカップと変わらない内容だったので特になし。 W杯予選は勝たないとらいけないので仕方なかったかもしれないが、2点取ってからのクオリティというか、「決めてやる」という気持ちが薄れていたように感じたのが残念。 あと、他のクラブでもちょくちょく怪我で中・長期の離脱者が出て来て、そっちはちゃんと発表されているのだが、鹿島は離脱しても全然発表されない。クラブの方針なのだろうが、「いつ帰って来るんだ?」と心配ばかりするので、発表してくれてもいいのにと思う。 それはさておき、FC東京戦。勝ったとしてもこの先にいくつも「正念場」は訪れると思うが、この試合に勝たないと話にならない。言ってみれば「第一の関門」。 残り9試合で首位FC東京との勝ち点差は4。直接対決はこれが最後なので、負けてしまうと7差になりこれは詰まらない。「諦めなければなんとかなる」という精神論ではなく、普通に無理と考えた方がいい。 引き分けでも厳しいくらいの気持ちだが、「勝ち点4ならまだなんとかなるかも・・」と思ってしまうのは心の弱さか。 絶対勝つという気持ちで臨まないといけないのだが、ただ、カウンター得意のFC東京に前掛かりで行って術中にハマるのも面白くない。 向こうとしては引き分けでもオッケー、カウンターが決まれば最高という心構えだろうから、カウンターを警戒しつつ勝ってやるという攻めの気持ちを切らさず戦わないといけない。 色んなパターンをシュミレーションして、その場での対応ではなく事前にチームで意識を共有しておいた方がいい。先制して守り切るのが理想だが、点を取れない時にどこまで我慢するか、先に点を取られてしまった時の陣形はどうするか、選手交代も含めて入念な計画を立てておいて欲しい。 FC東京にはここ数年勝てていないというのも、やられっぱなしで腹に溜まっているものもある。勝ってタイトルへの道を切り拓きたい。 希望スタメンはクォンスンテ、小泉、チョンスンヒョン、犬飼、ブエノ、三竿、レオシルバ、白崎、名古、土居、上田。 小池は疲れなのか相手に研究されたのか、前を塞がれた時の選択肢がなく、後ろに戻すしか手がないし、守備の戻りも遅い。このところ小池のところを突かれて守備を破られているイメージがあるので、ここは強化したいポイント。 ...

ルヴァンカップ準々決勝のまとめなど

ルヴァンカップ準々決勝は鹿島、川崎、ガンバ大阪、札幌が勝ち上がり。 鹿島は準決勝で川崎と戦うことになり、アウェー、ホームの順で対戦することになる。今年は2戦方式は初戦アウェーのことが多いような気がする。(ルヴァンカップはオープンドローの時点で決まってたが)。 出来れば向こうの山が良かったと思わなくもないが、ガンバには勝てていないし、札幌にも苦戦している。だからといって川崎には勝てるかと言われればここも楽にはいかないのだが、どこが相手でも勝ち進んで行くしかない。 国内タイトルからは遠ざかっているので、過密日程になろうとも是非とも優勝したい。 浦和戦の杉本へのブエノのタックルについてはPKだったと言う人と、あれくらいならギリセーフという人もいて、人によって分かれるプレーだったかと。 主審の佐藤隆治は耳に手を当てる仕草をしていたので、VARをまったく無視していたわけではなく、それも考慮したうえでPKには該当しないと判断したということだろう。 まあ、逆の立場だったら「絶対PK!」と言うだろうが、キモを冷やしたプレーだったことは間違いない。 ACLの広島戦でも柏のプレーがシュミレーションになって救われたシーンもあったし、勿論、不利を被った試合もたくさんあるが、最近はちょっと返って来ているような気もする。とはいえ、正確なジャッジをしてくれるのが一番だが。 週末のFC東京戦はPK獲得プロの永井とディエゴ。縦パス1本で突破して突進して来て倒れるという当たり屋的なプレーも多く感じているので、あれでPK取られて失点とか本当に嫌なので、まずそういうプレーをされないような対処を考えておいて欲しい。 ルヴァンカップは準決勝が2試合と決勝が一発勝負の1試合。ACLは準々決勝第2レグ1試合と準決勝と決勝がそれぞれ2試合ずつ。天皇杯が残り4試合。ちなみにマリノスに勝つとまた浦和の可能性大。 トーナメントで負けられない天皇杯4試合とACLの準々決勝第2レグ、ルヴァンカップの決勝の1試合。この6試合は勝たないといけない試合。ホームアンドアウェーは3回あって、これは負けても取り返しがつくので全勝とまでは言わないが、180分トータルで勝たないといけない試合。 ここにリーグ戦の残りが9試合。勝ち点に余裕はなく、目標は全勝。週末のFC東京戦は必勝。引き分けでも追撃が苦しく、負けるとほぼ終わるといってもいい一戦...

2019ルヴァンカップ準々決勝第2レグ浦和(アウェー)戦

キックオフが19時だと思っていたので、余裕の30分前行動でテレビの前に着いたらもう始まる寸前。ロクにスタメンも確認出来ないままスタートしてしまったが、スカパーの録画ランプが点いてなかったらそのままスルーするところだった。 試合は苦しい展開になりながらも耐え切り、2-2の引き分けで準決勝進出。負けて進むよりかは全然いいので、よく2点目を取ったかと。 終了間際でブエノが杉本にタックルして倒れた場面はキモを冷やした。VARが導入されているので誤審はなく、あのくらいならPKとまではいかないという判断だったのだろう。 ボールより足に触れているように見えたが、杉本も若干貰いにいった感があったのでそのへんが影響したのかもしれない。 いずれにせよ鹿島にとっては救われた。興梠へのタックルはちゃんとボールに行っていたし正当なチャージだが、そのプレーで興梠が負傷で退場。これも鹿島は救われた。前線でかなり圧を受けていたから、抜けてくれて助かった。 そのぶんロングボールのパワープレーで押し込まれてバタバタしたが、最後のところを守り切れたのでオッケーなのか? スタメン予想からして相変わらず外しているが、小池と伊藤は多少悪くても目を瞑るという感じなのだろうか。両者ともにプラスマイナスが大きいという印象。 全体を通して言えばロングボールのフィードの精度に大きく差があり、大胆なサイドチェンジをピタリと決めてくる浦和に対し、鹿島のフィードは味方に合うボールも少なく、前で収めてくれないからかなりしんどかった。 後半になってからは競り合いで伊藤が倒れるたびにファウルを取ってくれてこれも救われたが、ハイボールの競り合いは飛ばない方のファウルだと思うが・・。いずれにせよ伊藤はゴール以外での貢献度が低い。 1点取ってくれただけ仕事をしてくれたとは言えるが、他にもいくつかチャンスがあり、もっと決めてくれないと収支が合わない気がする。 第1レグで負傷した土居も使わざるを得ない展開になり、ギャップで受けて前で収めてくれるようになってからチームも安定した。2点目は土居が中央で受けて、右に流れたセルジーニョ、グラウンダーでのクロスを伊藤が押し込むという綺麗な形で決められた。 小池は関根をマークし切れず失点。体力的にも厳しい感じなのだが、代えが利かないのか連戦。クロスの精度も悪かったが、FKから犬飼の得点を演出するなど、伊...

代表戦を流し観とルヴァンカップ第1レグのVAR

代表戦を流し観。相手は強豪パラグアイとはいえ体が重そうで、前半、アジリティを活かして押し込んだ日本代表が2点先制、そのリードを活かして勝ち切ったという感じだった。 ただ、メンバーが変わった後半、2点勝っていることや思ったほどパラグアイの強度が低いことから気を抜いてやっていたのか、攻めがかなり雑。決定機を作っても決め切れないし、そのひとつ前のプレーでもミスが多かった。 パラグアイが1点返した方が強化試合という意味では良かったのかもしれないが、下手したら追いつかれてしまってもおかしくない流れだったので、勝ちという勢いをつけるためには勝ったことが正解なのかな。 権田がファインセーブを2つほど披露し、見せ場が作れたのはプラス。川島は長く代表に貢献してくれた偉大な選手ではあるが、川島をスタメンで使うようであればこの先やっていくのはチームとして厳しいだろうし、若いキーパーには頑張って貰いたい。 大迫と柴崎は良かった。大迫は体調も戻ったのかキレもあったし、1点目は長友のクロスが相手DFに当たってコースが変わったのに素早く反応し落ち着いて左足を合わせた。伊藤も運動量が少ないのだから、あのくらいのシュートを叩き込んで欲しいものだが。 柴崎はピッチを広く使って攻守に絡み、パスの精度も高い。「洗練された」という表現がぴったりなスマートなサッカー。 スタメンで出た選手は全員が良かった。まあ、パラグアイが本調子でなかったとはいえ次に向けて収穫もあった。 後半、交代で出た久保はらしさを見せてスタジアムを沸かせてくれたが、ちょっと得点にこだわり過ぎというか、もうちょっと味方をうまく使えた気もするし、スタジアムの空気に後押しされてかジャッジも久保寄りだった。 守備に戻らないのもあの時間帯からの投入でそれはないと思うし、改善点は多い。スタメンで使う機会はまだないかもしれない。 永井の快速も相手もフィジカルが強いのでそこまで活きていなかった。なるほど永井はああやって封じるのかと思いもしたが、スピードで対抗するCBを置くというのもなんか違う気もするので、やっぱり組織で守るのがいいだろう。 ルヴァンカップ第1レグに話を移すと、浦和対鹿島の試合では該当する場面がいくつかあったように思えたがVARは使用せず。 川崎対名古屋戦では知念のゴールがオフサイドかどうかでチェックされた後に、正しいと判断されてゴール。日...

2019ルヴァンカップ準々決勝第1レグ浦和(アウェー)戦

勝つには勝ったが無駄に消耗戦になってしまい、温存させたかった三竿、犬飼、セルジーニョを使うことになってしまった。土居も交錯して右足脛辺りを痛めたようで、重症でなければいいが日曜の試合は無理だろう。 前半が楽な試合運びで3点もアウェーゴールが取れ、完勝といってもいい内容だったが、そこに油断が生まれた。 失点を恐れる浦和は推進力に欠け、重心も後ろに下がって鹿島はプレッシャーなくボールを回せていたし、前半はかなり助かる展開だった。鹿島も無理して攻めずにスローになり、お互い面白味に欠ける形になったところからの、鹿島の大量得点。 FKからブエノが相手マークをはがして打点の高いヘディングで先制。続けてレオシルバの柔らかい左足のクロスを、ファーに逃げた土居がうまく頭で合わせて2点目。 白崎の縦パスを裏に抜け出した小池が受けてマイナスにクロス。土居のシュートがDFにブロックされるも、フリーの名古の前にこぼれ、しっかりそれを押し込んでの3点目。いつになくシュートの決定力が高い3点だった。なんなら後半も1~2点は入るんじゃないかという空気さえあった。 大岩はハーフタイムで気を抜くなと指示していたが、後半最初の土居のロングシュートが軽いプレーだと感じて嫌な気持ちはあった。その後の決定機もダラダラとやり過ごしてしまい、興梠投入から一気に流れを持っていかれた。 早いうちに4点目を取っていれば相手の心も折れたかもしれないが、前半、無失点で乗り切りたい気持ちのあった浦和に対して優位に立てていたが、3失点で吹っ切れた浦和が攻め、後半は鹿島が受けに回ってしまった。 スタメンCBにブエノを入れ、チョンスンヒョンと組ませる大岩采配は、犬飼温存という意味で大きな決断だったが、興梠が入ってから裏を取られてバタバタになった。 1失点目は誰も興梠について行っていなかったし、CKからの2失点目も最初に相手に合わせられていた。終了間際にも危ない場面があり、クォンスンテがなんとかギリギリで防いでくれたが、同点に追いつかれてもおかしくなかった。 後半は防戦一方、シュートの決定率もバタッと落ちてしまい、いいところなしだったが、3-2の勝ちで踏ん張れたのは最低限の救い。本当なら三竿らを使わずにゲームを締めたかった。 前線で物足りなく感じたのはやはり伊藤。もうちょっと競りに行って欲しいし、上田のジャンプ力だったら届いたのでは...

2019第25節清水(アウェー)戦

前日までに上位陣が総勝ちのなか、ますます負けるわけにいかなくなったプレッシャーのかかる一戦。 ターンオーバーを含んだスタメンで、クォンスンテ、犬飼、三竿、セルジーニョのセンターラインだけを固定という感じでスタート。 上田をトップにして遠藤をトップ下という4-4-1-1のようなシステムでやって、バイタルエリアで遠藤がうまく動いてボールを受ける役割をしていた。 それが活きて、右の深い自陣で伊東が奪ったボールをセルジーニョにつなぎ、縦に1本。遠藤が裏を取ってフリーで受け、右ナナメ45度の得意の角度から左足で巻いてシュート。綺麗に刺さって先制点。久しぶりに遠藤のあの軌道のシュートを見た。 これで少し落ち着きたかったが、レアンドロが超絶酷かった。トラップでミスってロストするし、突っかけてロストするし、スルーパスを狙ってほとんど全部引っかかってロストプラスカウンターを受けてで、バタバタとする展開になった。 はっきり言えばターンオーバーで選手を休める目的以外で、レアンドロを使うのは厳しい。守備もルーズだし、90分使ったのは点差もあって他の選手を休ませたかったからだが、フォローに動かなければいけなかったぶん余計に疲れたかもしれない。4点目のつなぎぐらいしか見せ場がなかった。 2点目はセルジーニョの縦パスに上田が抜け出し、キーパーをかわしたところに手をかけられて倒された。前の記事で上田か相馬で突っ込んで行って欲しいと書いたが、さすがに手がかかっていたのでPKを貰えた。 キッカーはセルジーニョ。右に蹴り、読まれながらもキーパーの手をすり抜けてゴール。セルジーニョのパスから生まれたPKだったので自分でアシストした感じだろうか。攻撃によく絡めていたし、守備意識も高くて右サイドは安定していた。 MyMVPはセルジーニョにしようと思っていたのだが、その後に2点を追加してトドメを刺した上田にする。永木のクロスをDFの影になりながらも頭で合わせて押し込んだ3点目と、カウンターからファーに走り、遠藤のクロスを呼び込んで(オフサイドギリギリ)打点の高いヘッドで決めた4点目。 あの時間帯にもしっかり走っていたし、伊藤と比べると運動量、ポストプレーの質、決定力と全部上だった。滞空時間が長いので空中戦に強く、ルーズなボールも合わせてくれるので後ろとしては楽。前から追ってくれるのも助かる。 三竿は正直良くなか...