安部のFCバルセロナ移籍合意

安部のFCバルセロナ移籍合意がオフィシャルで発表されている。

現地でのメディカルチェックで問題なければ正式契約とのことで、鹿島から名門クラブへのコースが開かれることになる。

最初は買い取りオプションつきのレンタルという話だったような気がするが、完全移籍で違約金はメディアによって様々なものの、推定150万ユーロ(約1億8300万円)、110万ユーロ(約1億3000万円)、200万ユーロ(約2億5000万)とのこと。

鹿島の設定した違約金を上回る、満額以上の200万ユーロが有力と見られている。さすがお金を持っているクラブは違うが、向こうにしてみれば100万~200万ユーロはそんなに差がないのかもしれない。

3年契約の2年延長オプションつきらしいが、噂ではトップ昇格で更にボーナス500万ユーロが鹿島に追加で支払われるいう話もある。それが本当だとしたら夢のある話で、安部は移籍しても鹿島の看板を背負うことになるし、頑張れば自身の所属したクラブにも見返りがある。

もっともこれはソースを見つけられなかったので、噂程度に聞いておいた方がいいかもしれない。一旦契約解除してから結び直すことも出来るだろうし。

(追記:バルセロナのHPでは違約金110万ユーロの4年契約だそう)

年俸はトップ昇格するまでの25万ユーロ(約3125万円)だそうで、鹿島ではそれだけは出せなかっただろう。違約金をこれだけ残してくれたし、名門クラブへの移籍だし、文句のつけようもない。

何故か安西とは違って素直に応援したいと思えるのは、お金なのか?と自分に問いかけてみたのだが、それも大きな要因でもあるのだが、やはり「将来鹿島に帰って来て還元してくれそう」と思えるかどうかが一番のポイント。

安西は「鹿島が好きになった」とは言ってくれているが、リップサービスにしか聞こえないし、将来日本に帰ることがあっても条件次第でクラブを選ぶだろう。それはサッカー選手として凄く正しいことだが、追っかけてまで応援したいと思えるポイントにならない(あくまで個人的に)。

もっとも再加入したら当然応援するので、お断りという意味ではないし、今まで活躍してくれたことにケチをつける気もない。

安部も鹿島に所属した期間で言えば2年半と短いし、トータルの出場時間も多くない。得点やアシストも数えるほどで、ましてや今季は期待をかけられて背番号10を背負ったばかりで、2年続けて10番の選手がシーズン途中で移籍はどうかという部分もあるが、夢を与えてくれている。

正直、戦力的には悲しいかな今季の安部なら抜けてもそこまで痛くはなく、枚数が足りなくなる、というデメリットがあるくらいで、誰かが補える範囲でもある。「行ってくれたら困る!」というくらいの活躍ではなかっただけに、大丈夫か?という思いもあるが、頑張って欲しいと素直に思える。

安西との違いは鹿島育ちという理由なのだろうかとも考えてみるが、豊川は鹿島が新入団だったがすぐにいなくなってしまったし、自分の中では「鹿島の選手」という印象を持っていない。本人もそんなに鹿島に愛着があるとも思えないし、やっぱりこれは個人の印象なのだろう。

安部は3年プラス延長の2年も足した5年後は25歳。そこまで順調にステップアップしていればまた別の海外クラブで活躍し、30歳になる前に鹿島に戻って何年かプレーしてくれるだろうか。

ちなみにしばらく背番号10と22は封印した方がいいと思っている。

2年間は原則2部B(3部相当)でプレーするとのことで、サイドバックへのコンバートを示唆されているとか。本人もそれを受け入れているようで、まあ鹿島のサイドハーフは守備もかなり求められるから、「前を向ける回数は絶対的に多い」とポジティブに捉えている様子。

鹿島では伸び悩んでいたし、新たなポジションで才能が開花すればいいのだが。

レアルマドリードに移籍した久保の代わりとも言われることもあり、おそらく大きく間違っていないだろうが、100万ユーロだか200万ユーロだかバルセロナにとっては痛くも痒くもない金額なので、必死で存在価値を証明しないと出場出来ないまま3年を過ごすことになるだろう。

あとは本人次第。試合の放送もないし、安部の今後は新聞やネットの数行記事で追いかけるくらいだろうが、せっかく得たチャンスを活かして貰いたい。劇的に成長することを見守っている。

このブログの人気の投稿

2025第2節東京V(ホーム)戦

2025第4節FC東京(ホーム)戦

2025第5節柏(アウェー)戦