2022第10節セレッソ大阪(アウェー)戦
1000試合目の節目の試合に、鹿島らしい粘り強い戦いで3-0の完勝。序盤の2点が効いて全員が集中し、セレッソにかなりの時間を握られながらも無失点で抑えた。誰もサボらなかったのが結果に表れた。 スタメンはどういう狙いがあったのか、CBとして安定してきた三竿をボランチに上げる選択。あまりちょこちょこポジションをいじるとパフォーマンスは安定しない気がするし、ピトゥカも戻って来ることだしCBのままでも良かったように思うが、この先の連戦も見据えてのことだろうか。 アラーノがベンチ外で、ヴァイラーは好んで使っていると感じていたが、松村に軍配が上がったということか。上田と鈴木にマークが集まるなかで、持ち前の機動力と積極性を活かして得点に絡み、監督の狙い通りとなった。 周りとの関係性も良く、勝負所でイージーミスをしないところがポイント。先制点の起点となった枠内に飛ばす鋭いシュート。こぼれ球をすかさず鈴木が頭で押し込んで電光石火の得点となったが、枠を外さず威力も強いシュートを打てたのが良かった。 2点目のダイレクトボレーも見事。左サイドに開いた鈴木から丁寧なクロスが上がり、本人も頭か足か迷ったようだが、これもきっちり枠に収めてゴールとなった。これを外す選手は評価を下げざるを得ないので、松村はヴァイラーの信頼を勝ち取ったのではないだろうか。 MyMVPは松村にしようかとも思ったが、90分チームを支えて3点目の起点にもなった鈴木。相当疲労しているのでどうやって休ませていくのかが焦点になるが、上田が黒子に回っていたようで、役割を回せていければいいと思う。 この後はほぼセレッソの猛攻となり、枠内を脅かすシュートをいくつも打たれたがスンテが冷静に対応。関川の出足の良さも光った。以前は出てもかわされて後ろがガラ空きになることが多かったが、しっかり潰せているのが成長。 ブエノも良かったが途中で足を痛めて無念の交代。本人は手応えがあったのかまだやれそうな感じだったが、連戦になるし出番もあると思うので無理はしなくてよかっただろう。中村を入れてボランチにして、三竿をCB。 選手に疲れが見え始めた頃に松村→カイキで攻撃の手も見せたが、ここは若干機能せず。しかし、終了間際に鈴木のキープから、時間を使うのかと思いきや樋口の切り込みに合わせて浮き球でパスを送り、中に折り返したボールをカイキが収めてから枠左上隅に...