２０２２第７節福岡（アウェー）戦
スンテが神がかっていた。鹿島が攻めながらもふわっとした時間を作って迎えたピンチを４本は止めた。
前半終了間際、関川が相手に当ててタッチに出そうとして失敗して杉本にシュートを打たれた場面、金森にドンピシャのヘッドを合わされた場面、田中にミドルを打たれた場面、ラストワンプレーの金森のクロスがそのままゴールに向かって来たのを神セーブ。
これだけ全員が体を張って頑張って、最後の１本が事故的に入って勝ち点を落としていたら相当なダメージだった。よく防いだし、関川も落ち着いて左足でクリアした。あれをミスキックしてオウンゴールになってたら立ち直れなかった。
そして、勝ってこそ言いたかった今村主審の超アウェーな笛。どれだけ福岡にアフターで削られたか。そもそもは開始早々のフアンマのアフタータックルを、カードはないにしても注意もなしにスルーしたところから不信感はあった。
フアンマには前半終了にやっと一枚出たが、それ以前に何枚も貰ってもおかしくなかった。鈴木は目をつけられていたのか、空中で競り合って腕が顔に入ったのを即座にイエロー。あれを基準とするなら相手のアフターでスパイクの裏を見せてのファウルや肘が顔に入ったのも出すべきでは。
和泉や常本、安西や樋口は相当やられていた。勝ったことは勿論のこと、怪我人を出さずに終えられて本当に良かった。鈴木もあの展開で２枚目を貰わずにポストプレーを最後までやり通してくれた。
ヴァイラーにはターンオーバーの概念がないのか、まだいけると判断しているのか、メンバー固定は連携が深まるが疲労の蓄積が怪我やパフォーマンスの低下が心配。こういう時こそ走れる仲間や中村が効果的と思ったのだが。交代も３枚のみ。
アラーノとカイキは個人的な評価としては助っ人失格なのだが、ヴァイラーの信頼度は高いようで稼働時間が長い。どういう基準なのかまだ計りかねているが、勝っているということは前にも書いたがうまく使いこなしている。ミンテのボランチも予想外。
ミンテはまずスパイクの選択から考えた方がいいが、ああいう跳ね返すだけの展開なら強みが出るのか。後ろをいじって三竿を前に上げると不安だなと思っていたので、采配は的中。松村はもうちょっと寄せないと。クロスを上げられてはいけない。
ＭｙＭＶＰはスンテ。超絶スプリントを繰り返した常本にしようと思っていたが、ラストプレーが凄過ぎた。続いて上田、鈴木、安西、和泉、樋口、三竿、関川。あれ、アラーノとカイキ以外全部になった。
カイキは悪くなかったが、持ち前のシュート力が落ちているし、カイキ目がけてキーパーから出るハイボールに全然競り勝てていないところがマイナス。アラーノはいつも以上に存在感希薄で、走り回っているのが取り柄なのに運動量もなかった。
カード覚悟でカウンターを止めたテクニカルファウルだけは、今までのアラーノなら見送っていただろうからヴァイラー効果だろうか。もうちょっと早くに交代して欲しかった。
常本はあれだけ足目がけて蹴り飛ばされながらも何度も走っていたし、パスの精度も高かった。広瀬にも出番を与えて欲しいが、今の状態なら常本を選択せざるを得ない。安西も然り。
上田は苦しいところで決めてくれてエースの風格。鈴木がアシスト役に回っていてくれるおかげでチャンスも広がっているし、タスクが減ってゴールに集中出来ている感じがする。インタビューもしっかりしている。こうなると鈴木も下げられない。
和泉は鹿島に来てから初めてというかようやくというか、特徴を出せるようになっている。得点シーンのターンからのパスアンドゴーは素晴らしかった。運動量も活きているし、陰から中盤を支えている。樋口もいつも通りに良かった。
前節でペットボトルを観客席に蹴ってしまったピトゥカは、リーグから４試合の出場停止処分となり、３試合くらいかと思っていたがキツめの処置だった。間にルヴァンカップもあるので、クラブ独自に２試合の出場停止処分を課して、都合１ヶ月程度の離脱。
怪我でもないのに主力が連戦のさなかに１ヶ月も抜けるのはかなりの痛手で、ピトゥカには大いに反省して貰って、復帰後は態度に出さないように内に闘志を秘めたプレーをして貰うしかない。それまでは練習でチームの役に立ってくれれば。今日の福岡だとピトゥカは出なくて良かったかも。
ますます樋口の負担が半端なくなってくるが、使い潰してしまわないかが心配。いくらタフとはいえどこかで休ませないと。ヴァイラーには勝利は最重要として、主力を休ませて怪我を防止するような采配を期待したいが今のところその様子は全然ない・・。
川崎が勝ち点を落として消化数が２試合少ないながらも首位。油断せず次を勝ち、リードを広げたい。ちなみに川崎は終了間際に相手キーパーの凡ミスで、ガンバ戦に続いて２度目の追いつきの引き分け。プレッシャーがなせるワザなのかああいう凡ミスは川崎戦以外でやって貰いたいなあ。
あと鹿島には関係ないが、前節のＪ２山形対岡山で致命的なミスジャッジがあり、再試合になったと。主審の清水修平は以前にも天皇杯でやらかしているが、個人的に関心を惹いたのがtoto。
岡山勝ちのままだと1等が3780万位キャリーオーバーだったが、結果的に1,0,2全部を的中として扱うことになり、1等約1889万が2口当選になった。これ外れたと思って当たりになった人、かなり強運ではなかろうか。（メガビッグでは2億9000万が当たりに変更になったとか！）。
もともとはミスジャッジからだから微妙かもだが、こんなラッキーに巡り合わないかなあと思っていたりする。やっぱり関係ない話だった。
（以下、個人的まとめ）
【２０２２第７節 4/6(水)】(ベスト電器スタジアム 19:03KickOff福岡/4,751人/晴)
【スコア】福岡 ０－１ 鹿島 (前０－０ 後０－１) (S 6-9)
【主審】（主審）今村義朗、浜本祐介、船橋昭次、（ＶＡＲ）西村雄一、村上孝治
【得点】
(鹿)後26分 和泉→上田 ５右
【警告】
(鹿)鈴木２(前33分)、ファンアラーノ１(後2分)
(福)フアンマデルガド１(前45+1分)
【出場】
ＧＫ クォンスンテ
ＤＦ 常本 関川 三竿c 安西
ＭＦ ファンアラーノ→82キムミンテ 和泉 樋口 アルトゥールカイキ→76松村
ＦＷ c鈴木→染野 上田
【サブ】沖 キムミンテ 広瀬 荒木 松村 土居 染野
【監督】レネヴァイラー
【MyMVP】クォンスンテ（１）
【ＤＡＺＮ】０クルクル、最大０秒、フリーズ１回（サインアウト０回）