ACL予選6・全北現代戦(ホーム)補足

総力を尽くした感がある現代戦だが、土曜に控えるガンバ戦への影響はどれほど出るのだろうか。相手に持たせていたとはいえ、45~60分近く総攻撃を受け、ほとんど守備に追われていたぶんの疲労は相当なものだろう。


右ひざを痛めて後半28分に退いた内田は多分出ると言うだろうが、今ここで無理しない方がいいんじゃないかな。メンバー落として勝てるほどガンバは甘くはないと思うが、下手に長引かせるよりかはいいと思うのだが。


いまひとつフィット感がなかったフェリペも、守備では随分と走り回っていた。若干、無駄走りの感は否めなかったものの、ボールを追いかけようともしない大迫や遠藤と比べると好感が持てる。フィジカルが弱いのは仕方ないものか、またしても足をつって交代。1対1のシュートもやけにあっさりと防がれてしまったが、そう言えばYouTubeに流れていた映像も、あんな感じで防がれていたような。


個人的MVPをつけた野沢にも不満がないわけではない。2点取った後、チームが受けに回ってしまってから良さが消えてしまった。守備面で活躍する選手じゃないにせよ、ボールをキープするとかでもっと貢献して欲しかったかな。


イジョンスと岩政のCBコンビはまだ何となくふわふわした感じがするのだが、あれだけの猛攻を1点でしのいだのだから成熟してきているのだろう。新井場のパフォーマンスは少し落ちて来た気がする。


小笠原、中田のボランチコンビは辛抱強く対応していたと思う。終盤、体力的に厳しいふうにも見えたが、足が止まることはなかった。問題は土曜にこの影響が出るかどうか。多分出るだろうが、そのフォローをどうやっていくのか。


FW二人は現代の激しいプレーにも怯むことなく前線でタメを作れたし、守備もよくやっていた。相手側にはもっとイエローが出ていてもおかしくなかったが、怪我なく終われたことも大きい。鹿島側は一人もイエローを貰わず、ラウンド16での出場停止者はなし。


交代で出た青木の運動量はさすがだし、右サイドバックで出場した伊野波も問題なし。ただ、一度だけ絶妙のタイミングで右サイドをオーバーラップし、ロングボールをピタリと収めた場面があった。あそこは縦にいくか、中に切り込んでシュートというシーンだったが、伊野波の選択はバックパス。それはあまりにも消極的過ぎる・・。思い切り行くところは行って貰いたいものです。



ACLは6戦全勝で1位抜けし、5月12日(水)にホームで浦項と対決です。浦項はご存知のように、オリヴェイラ監督の弟が監督をしていて兄弟対決となる。それ以上に浦項は去年のACL覇者。チャンピオンチームに対して一片の手抜きも出来ない。Jリーグと平行してコンディションを整えていくのは難しいけれど、ラウンド16の壁を今年こそ突破して貰いたいものです。

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