ACL予選6・全北現代戦(ホーム)

何としても引き分け以上を取りたい一戦を勝利し、6戦全勝で1位突破。苦しい戦いでしたが、よくやってくれました。充分過ぎる結果です。



雨でぬかるんだピッチに相手が苦しむなか、鹿島のペースで幕開け。押し込む時間帯が多く、早いうちにCKを取れたのがよかった。3本目のCKを左から野沢が蹴り、イジョンスがピタリと合わせ、叩きつけて先制点。落下点への入りといい、マークの振り切り方といい、飛ばしたコースといい完璧だった。


そのすぐ後、真ん中付近で貰ったFKを小笠原が蹴り、岩政が落としたボールを興梠がリターン。再び岩政が受けて、左サイドに(左足で!)ふわりとしたラストパス。走り込んで来た野沢がドフリーながら、難しい体勢のボレーシュートを鮮やかに決めて2点目。ようやく決めてくれましたよ。


これで攻撃するしかなくなった現代に対し、受ける鹿島という構図がはっきりし、完全に相手ペースで試合は進む。DFラインが下がり過ぎで、ほとんどGKの前で守備をするという形が続き、危ないシーンは多々あった。


後半に入って現代はますます攻勢を強め、前線でマルキーニョスと興梠が踏ん張るものの、なかなかファウルを取らない主審の判定に乗って当たりの厳しい潰しで止めに来た。カウンターも出来ず、ほとんど45分を守備に追われた感じがする。


前半にクリアボールをうまく抜け出したフェリペが、GKと1対1になるも決められずといったシーンと、後半右CKから抜けて来たボールを、興梠がドフリーで直近から外したシーンのどちらかが決まっていればもっとラクだったのに。特に興梠のは外す方が難しいというくらいの距離に思えたが・・。あれを決めてくれていればMVPでもよかったのだけども。



鹿島も青木や伊野波と投入して現代の猛攻を何とかしのいでいたが、さすがに無傷でいられるとは思えなかった。クリアが甘くなったところをチン・ギョンソンに拾われ、ミドルを打たれて失点。好調の曽ヶ端でもってしても防ぎ切れなかった。


その後も現代は人数をかけて攻め、両サイドにボールを散らして実に嫌らしい攻撃を繰り返してくれましたが、鹿島も粘りに粘って1失点で耐え切っての勝利。鹿島としては引き分けでもよかったのだが、勝ちで終われたことは自信につながると思う。


以下、選手評などの感想は明日に続きます。


(以下、個人的まとめ)

【ACL予選6】(カシマスタジアム19:00KickOff全北現代/6,490人/雨曇)

【スコア】鹿島 2-1 全北現代 (前2-0 後0-1) (S11-11)

【主審】マスード(イラン)、レザ、ラファティサエディ

【得点】

(鹿)前20分 CK野沢↑イジョンス 1H

(鹿)前22分 岩政↑野沢 1右

(現)後32分 チン・ギョンソン 1左

【警告】

(鹿)なし

(現)キム・サンシク2(前21分)、ルイス2(後20分)、チン・ギョンソン1(後29分)、シム・ウヨン1(後38分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 内田→73伊野波 岩政 イジョンス 新井場

MF 中田 c小笠原 野沢 フェリペ・ガブリエル→68青木

FW マルキーニョス 興梠→86佐々木

【MyMVP】野沢

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