ACLラウンド16・浦項戦
今年、このタイトルだけは絶対に獲るという意気込みだったのに、早くも悲願は潰えてしまいました。
正直、勝てる気はまったくしない試合内容だった。中6日あったとも思えない運動量のなさ、入念にミーティングしたとは思えない工夫のなさ、気持ちでは負けないと言っていたそのかけらも見えなかった覇気のなさ。1本もワクにいかないシュートと、相変わらず無失点に抑えられないCBコンビ。負けという結果は当然。
ひとことで言うならガッカリ。せめて戦う気持ちが見えた中での敗戦なら納得も出来ようが、こんな無様な姿を見せられては。
プレッシャーなのか、今年はこんなものなのかここ数試合内容的にも酷い試合が続いている。連携がバラバラで、ミスも多い。小笠原のFKは壁を超えずにチャンスさえ作れず。プレーにも精彩を欠き、明らかにW杯落選のショックが伺えるデキだった。むしろ発奮してくれると期待したのだが。
相手は徹底して自分たちの戦い方をしていた。個人的には嫌いなやり方だけども、ワンチャンスをしっかり活かしてシュートをワクに飛ばした。遅れて飛び込んだ内田の足に当たってコースが変わる鹿島にとっては不運な失点だったものの、その前を崩されている。コースが変わらなければ曽ヶ端が防いだろうが、こういった小さな部分も実力と言えよう。
CBはいつになったら無失点に抑えられるのか。監督はイジョンスに対して絶大な信頼を置いているのだが、正直、伊野波の方がいいと思うのは自分だけではないはず。イジョンスがスタメン出場で無失点だったのはスコアレスドローの広島戦と、ACL予選の長春の2試合のみ(のはず) さすが韓国代表、という実力を早く見せて頂きたい。いつまでも我慢出来ない。
攻撃では甘い採点で言えば、決定機と言えなくもない場面は3~4度は作れた。しかし、前述したようにどれもシュートがワクに飛ばず、あれでは世界と戦えまい。
縦パスも明らかに狙われているのに最後まで崩しに工夫が見られず、パワープレーにしてからは数的優位で見た目に押し込んでいるように見えることもあったが、相手に脅威を与えるほどではなかった。もっとなりなりふり構わず、去年の中断再開した川崎戦のようにガムシャラに攻め込んで欲しかった。
主審も序盤の浦項側の激しいプレーにまったくカードを出さず、終盤、調整のように何枚か出したものの、何だか腑に落ちない。アディショナルタイムもきっかり4分取ったのか、最後鹿島側が相手PAでボールをキープしたのに終了の笛を吹かれた。あんなタイミングで切られるのは初めて見た。
どう気持ちの整理をつけていいかわからないけど、結果は変わらない。また一から出直すしかないです。
(以下、個人的まとめ)
【ACLラウンド16】(カシマスタジアム19:00KickOff浦項/9,794人/晴)
【スコア】鹿島 0-1 浦項スティーラーズ (前0-1 後0-0) (S11-7)
【主審】コバレンコ(ウズベキスタン)、ミロノフ、ブカチン
【得点】
(浦)前29分 アウミール→モタ 右
【警告】
(鹿)中田(後32分)、遠藤(後45+3分)
(浦)モタ(後32分)、チョン・ソクミン(後45+2分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 内田 岩政 イジョンス 新井場
MF 中田 c小笠原 野沢→83大迫 フェリペ・ガブリエル→61遠藤
FW マルキーニョス 興梠
【MyMVP】-