2010第12節名古屋戦(アウェー)
上位陣が勝ち点を落とすなか、中断前に勝って差を詰めたい前半最終戦。ACLのショックも残るだろうが、それを感じさせない粘り強い戦いぶりで、見事アウェーで名古屋相手に4-1と勝利。何だか久しぶりに勝った気がする。
内田は太ももの具合が万全ではないとのことで、スタメンは右に新井場、左にジウトン。ジウトンのプレーは荒々しくてミスもあったけど、最近のおとなしい鹿島のなかにあってはむしろ頼もしい感じだった。2本あった決定機はどっちか決めて欲しかったが。
前に出て来る名古屋は鹿島にとっては、勝敗は別としてやりやすい。名古屋はやっぱり闘莉王が上がった後に出来るスペースが弱点だったかな。
先制点はカウンターから左サイドに走ったフェリペが上げたクロスをファーで興梠が落とし、真ん中でマルキーニョスが反応出来なかったのが幸いして、後ろにいた野沢が左足でゴール。
名古屋もブルザノビッチや闘莉王の、ワクに飛ぶ鋭いシュートなどがありつつも、曽ヶ端(とバー)がしっかりセーブ。1-0で前半終了。
1-0で逃げられたらいいな、と半分弱気になっていた後半開始早々、名古屋の何でもないクロスを中央でケネディに粘られ、ゴール右ポスト内側に決められてあっさり同点。相変わらず安定感ゼロのCBに気落ちしていたものの、これで更に出て来た名古屋のおかげで逆にカウンターを仕掛けやすい形に。
ロングボールを相手DFと競り合ったマルキーニョスが奪い取り、横に流してフリーの興梠。これはさすがにワク内に沈めて勝ち越し。
ここでフェリペに代わって本山が登場。鹿島の中盤が一気に蘇った。危険察知能力、気の効いたパス、高い技術。やっぱり本山がいるといないでは全然違う。興梠が潰されたボールをワンタッチで素早くマルキーニョスに出し、このGKとの1対1をマルキーニョスが(久しぶりに!)決めてくれて3-1。
完全に前がかりになった名古屋に対し、鹿島のチャンスは幾度となく訪れるが興梠、マルキ、マルキ、ジウトン、ジウトンと決められない。
トドメを差したのは本山。ジウトンのシュートを楢崎がスーパーセーブし、クリアが中途半端になったボールを拾った本山が、冷静にゴール左隅に決めて4点目。みんなあのくらいちゃんとワクに飛ばしてくれたらねえ・・。MyMVPは本山につけます。マルキーニョスも頑張ってくれていて、甲乙つけがたいのだけど、今回は復帰戦ということで。
以下、また明日に続きます。今日はゆっくり休みます。
(以下、個人的まとめ)
【2010リーグ第12節】(豊田スタジアム16:03KickOff鹿島/34,098人/晴)
【スコア】名古屋 1-4 鹿島 (前0-1 後1-3) (S14-18)
【主審】松尾一(主審)、二俣敏明、数原武志
【得点】
(鹿)前44分 興梠→野沢 4左
(名)後01分 金崎→ケネディ 8左
(鹿)後08分 マルキーニョス→興梠 4左
(鹿)後23分 本山→マルキーニョス 3右
(鹿)後45+1分 本山 1右
【警告】
(鹿)フェリペ・ガブリエル1(前13分)
(名)ケネディ2(前9分)、中村直3(前45+1分)、闘莉王1(後42分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF ジウトン 岩政 イジョンス 新井場→80伊野波
MF 中田 c小笠原 野沢→87青木 フェリペ・ガブリエル→67本山
FW マルキーニョス 興梠
【MyMVP】本山