2010第12節名古屋戦(アウェー)補足

この試合の収穫は、何といっても本山のプレーの質が落ちていなかったこと。勿論、短い時間帯なので簡単に判断は出来ないだろうが、中断明けの不安を少しは解消してくれた。


これにより、遠藤や佐々木、ましてや船山に出番は回ってこないだろうことを思うと、サブの底上げという点では不安が残る。


フェリペは1本いいクロスを上げて得点に絡んだが、やはり本山と比べると見劣りする。今後はどっちかがスタメンでどっちかがサブという去年のダニーロ扱いになると思われるが、とりあえずフィジカルをもう少し鍛えて欲しい。


青木、伊野波は安定しているのでもっと使って欲しいと思うのだが、まだ監督のなかではイジョンスが上なのだろうね。


この日も1点取られたわけだが、それ以上に気になるのが、相手後方からの放り込んだだけの何でもないロングボールを、しっかり弾き返せずに相手に拾われる場面が散見されることだ。ヘディングが強いという売りなのだったら、安心して見ていられるくらいバシバシ弾いて貰いたい。



内田は移籍がほぼ決まっているので監督も出さなかったのかな。今まではちょっとくらいの怪我でも無理やり出していたことを考えるとそう思う。だとすれば中断明けの布陣は右に新井場、左にジウトンになるのか。


ジウトンは元気があって、見ているぶんには楽しい気持ちにさせてくれるのだが、新井場を本職でない右サイドに固定するというのはどうか。完全に転職しちゃうのなら別だけども、もう少し手を打っておいた方が怪我や出場停止を踏まえると大切・・って、わざわざ言われなくともやるだろうが。


マルキーニョスは気合いが入っていた。立ち上がりから中3日と思えないほど前線からプレスをかけ、最後の最後までトップスピードで走り回っていた。この後、休養に入るのを見越してのことかな。いつもより球離れもよく、フリーの味方に気前よくパスを出していて、いつもこんなプレーをしてくれたらいいのに。



主審はわりとファウルを流すタイプだったので、それに助けられた部分もあった。相性の悪い審判だと、鹿島のアドバンテージを取らずにファウルで止められていたことも多かった。



名古屋は三都主の負傷退場が響いたのかな。退いてからは中盤がルーズになっていた。連携もあんまりなく、個人の力でゴリゴリ押してくるので、怖さはあるけど得点差が開くと安心出来る部分もある。ブルザノビッチもいまひとつのまま退いてくれて、新たな天敵誕生とならなくてよかった。



上位陣が揃って勝ち点を伸ばせないなか、上にいる名古屋を倒して勝ち点3を積み上げられたことは大きい。暫定順位も3位になったし、気持ち的にも勝って中断に入れる。やっぱりサッカーの借りはサッカーで。ちゃんと返せてよかったよ。

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