2010第9節ガンバ大阪戦(ホーム)補足
怪我とはいえ内田を休ませることが出来て、なおかつ勝利出来たことは本当によかった。伊野波も一緒に怪我をしてしまったのだが、万全だったら伊野波がスタメンだったのだろうか。何だか伊野波はいつもスタメンのチャンスで怪我をしているように思うのだが。
若干守備に不安のあるジウトンが先発で、CBのコンビネーションもまだ成熟していないので1点は覚悟していたが、予想以上にしっかりと守れていたようには見えた。もっともテレビを通じて(しかもアップ多用の)なので、自信はない。ただ、ガンバ相手にこれだけ守れたら充分だろう。
中盤では野沢が調子を上げてきたのが好材料。今は野沢のセットプレーの方が楽しみがある。フェリペは攻撃にはいまひとつ貢献出来ていないが、運動量も多くてボールを追いかけ回してくれるのは助かる。
興梠は自分で決めに行くという姿勢が見えるようになり嬉しい。マルキーニョスの決定力が落ちてきているので、そのぶんを興梠が補ってくれれば。相変わらず競り合いでファウルを取られてしまうのは、見た目がそう見えてしまうのかわからないけど、修正していく他ないだろう。
新井場は多分、ジウトンを気にしていたのだろうがあまり上がらなかった。一方のジウトンは不安定ながらも、とりあえずのデキはあったと思う。突破力はあるので、膠着した展開を打破してくれることを期待。
曽ヶ端は相変わらず安定感がある。反応もいいし、勇気を持って飛び出すところも飛び出す。怪我なくこのままいって欲しい。
ガンバは遠藤が調子を落としているのが響いていた。二川や明神が調子いいだけに、遠藤まで万全だったらやはり怖いチーム。どれだけ点差を離しても諦めないところとか、やっていて最後まで気が抜けないが、ガンガンと攻めて来るので、観ているぶんには非常に面白い試合にはなる。
若手にはイキのいいのが多いね。宇佐美に限らず、初得点を決められた星原も鋭い飛び出しと思い切りのいいシュートを持っている。怪我で離脱中の平井も同じく勢いがあるし、ガンバのスタイルが染み付いている。
去年のゼロックスで3バックを採用して鹿島に粉砕されて以来、封印してきたはずだった3バックを採用していた。加地、安田の両ウイングも下がることなく上げてきて、攻撃には厚みがあったが最後のところでFWがちょっと弱かったかな。宇佐美もいい選手だけど、現時点ではチョジェジンや退団したペドロに比べると迫力には欠けたか。
二川や宇佐美がフリーになるのは、岩政のコメントによれば相手のシステム上、やむを得ないといった感じだった。両サイドが上がって来ていたからどうしても人は足りないわな。
ガンバには最近勝ち越してはいるが、試合を観てもわかるように紙一重。次回、アウェーで対戦する時や、もしかしたらACLで勝ち上がって対戦するかもしれないので、相手が苦手意識を持ってくれると助かるのだけど、試合後のガンバの選手のコメントを読んでいると、みんな力負けしたとは思っていないみたい。まあ、仕方ない。なんだかんだで勝っていくしかない。
鹿島はこの勝利で勢いをつけて中断まで全勝(ACLを含めて)でいきましょう。