2010第11節延期分・湘南戦(ホーム)
中断明けで何としても勝ち点3が欲しい試合。いい部分と悪い部分がありはしたものの、無事に1-0で勝利。まずはひと安心。
湘南が前半をベタ引きしてくれたおかげで、鹿島としても入りやすいゲームになった。慣れない両サイドバックを突かれると嫌だなと思っていただけに、ほとんど鹿島ボールで進められた展開は有難かった。
今までは引いた相手に手を焼いていたものの、生まれ変わったようにミドルシュートを積極的に打ち、新井場を除いてどれもいいコースに飛んでいた。ただ、後半にそれがなくなったのは残念。
唯一の得点も小笠原のロングシュートから。これをマルキーニョスがトラップし、絶好のボールが野沢の足元に。野沢が迷わずミドルシュートを選択し、ゴール右隅に決まって先制点。引いて守る相手にこの得点は大きかった。正直、あれがなければ最後まで苦しい試合になっただろう。
その後も前半に、興梠の縦のスルーパスから小笠原のシュート。中田のミドル。遠藤のヘディング。後半に入って興梠の反転からのシュートが2本、野沢や興梠、マルキーニョスのグラウンダークロスに誰も合わずなどビッグチャンスが多数あったが、やっぱり都築が壁だった。2~3点は防がれたと思う。よく野沢がミドルを決めてくれたよ。
守備ではほとんど決定機を作らせなかったが、前半右サイドからのFKを田原がヘディングで合わせたシュートはかなり危なかった。曽ヶ端がファインセーブしてくれて事なきを得たが、セットプレーでの守備は要チェック。
逆に鹿島側のセットプレーには得点の気配はなかった。湘南にガッチリ守られていたせいもあったが、先に触られることが多く、こぼれ球への反応も遅かった。イジョンスもW杯で見せた得点力を披露出来なかった。
もう1点取ることが出来ていればもっと有利に試合を進められたし、観ている側も満足出来ただろうが、まあ相手も守備重視だし、冒頭でも書いたように目的は勝ち点3なのでそれはそれでよい。
選手個々についての感想は明日まとめるとして、一番気になったのが中継。
前にも書いたのだけど、アップが多過ぎる。3D放送が開始されたのも影響しているのか、ハンパなく選手をどアップにしてくる。向こうサイドでただボール持ってるだけの選手もアップ。カウンターになりドリブルで持ち上がってもアップ。コーナー付近でボールを持ってもアップ。90分のうち半分くらいはアップになっていたんじゃなかろうか。
「うまく囲い込んでボールを奪いましたねぇ」なんて解説が言おうが、全然それが伝わらない。攻守ともに陣形が不明で、オフサイドラインもわからず。シュート体勢になっていてもアップのままで、誰が体を張ってディフェンスに入ったのかもわからん。これって大多数が望んでいる中継方法なのかな・・。自分はいつも少数派の立場にいるので、いまひとつよくわからんのだが。
せっかくデジタル放送時代になり双方向性能も向上したのだし、観る側が視点を選べるようになったら有難いと思う次第であります。
(以下、個人的まとめ)
【2010リーグ第11節】(カシマスタジアム19:00KickOff湘南/9,472人/晴)
【スコア】鹿島 1-0 湘南 (前1-0 後0-0) (S 23-7)
【主審】佐藤隆治(主審)、西尾英朗、入部進也
【得点】
(鹿)前09分 マルキーニョス→野沢 5右
【警告】
(鹿)イジョンス2(後14分)、ジウトン2(後34分)
(湘)なし
【出場】
GK 曽ヶ端
DF ジウトン 岩政 イジョンス 新井場→90+2伊野波
MF 中田 c小笠原 野沢 遠藤→60フェリペ・ガブリエル
FW マルキーニョス 興梠→84大迫
【サブ】杉山 伊野波 フェリペ・ガブリエル 青木 船山 大迫 佐々木
【MyMVP】野沢