2010第11節延期分・湘南戦(ホーム)補足

ほぼ攻撃していたので守備側の評価は難しいのだが、まずは両サイドから。


左サイドでスタメンとなったジウトンだが、突破力はあるものの裏を取られることが多く、やっぱり守備面では大いに心配。久々に完封試合となったが、これを鵜呑みにしてはいけない。だいたい前回の完封は7節の広島戦(ホーム)で、これもベタ引きされた試合だった。


試合後のインタビューではオリヴェイラ監督が相手が引き過ぎだと苦言を呈していましたが、まあそれは言っても仕方なかろう。そのぶん守備もラクになるんだし、何とか得点する力を身につけて欲しい。昨日の試合も曽ヶ端のファインセーブがなければ1-1のまま終わっていたかもしれないし。


右サイドに転向した新井場は、オーバーラップのタイミングや攻撃の組み立てなんかは問題なかったが、右足でのクロスの精度が悪い。シュートに至っては確実にクリアとなっているし、右45度からフリーでシュートを打って、サイドラインを割るって・・ガッカリだよ。


CBは守備機会が少なかったが、イジョンスが目測を誤って何度かボールを後ろにやるシーンが気になった。足の速いFWがいるチームだとあのボールを奪われそうな気がする。岩政の調子はよさそう。


中田のフォローはよかったと思うが、何度か簡単にかわされて突破される場面があり、これからの夏場で体力・集中力が欠けてきた時が心配。小笠原は攻撃に専念出来たのか余裕を持ってプレーしていた。あれくらいラクにやれれば疲労も少ないだろう。


スタメン出場すると思っていた本山は、直前に太ももを傷めたとかで遠藤が代わりに出場。キープ力もあって、捌きもよかった。相手からの圧力が少なく、自分の力を充分に出せたのだろう。ハイプレッシャーのなかであのプレーが出来るようになれば。得点機会は決めて欲しいところだった。


野沢はキレもあり、ミドルも精度が高く、頼もしいデキだった。何気に4試合連続得点と、この調子を維持出来れば2ケタ得点も夢じゃない。マルキーニョスはシュート力が落ちているのは引き続き気になるところだが、疲れも取れたのかいい動きをしていた。


興梠もいい動き出しをしていたんだけどね。アシストにつながりそうなパスもあったし、反転からのシュートは絶妙だった。惜しくもGK都築のファインセーブに阻まれてしまったが、あれを決めるようにならないと4年後の代表はない。昨日も書いたように放送方法がアレだっただけに、絶妙の動き出しとかほとんどわからなかったのが残念。


交代組のフェリペは相変わらず微妙な感じ。「ここで1本!」というようなタイミングでボールを持ったりするのだけど、決められない、というかシュートを打てない。いつか化けてくれるのを待つしかない。


大迫は顔つきが変わって見えた。今後、何かやってくれそうな気配があり、出場機会は少ないだろうが、頑張って欲しい。



久々の鹿島の試合はやっぱり楽しかった。しっかり首位との勝ち点も詰められたし、順位も2位に浮上。この時期に順位は関係ないとか言うけれど、一番上にチーム名があるのは嬉しいことだしね。次の試合で逆転しましょう。

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