2010第22節仙台戦(ホーム)その2
7月31日神戸(ホーム)戦以来の勝利、そして無失点だったものの、内容的には以前の鹿島というわけではない。相手の決定力不足に助けられた部分もあり、強力なFW陣を抱えるチームならやっぱり何点かは取られていただろう。
200試合出場を飾った岩政だが、高さでも負けている場面もあったし、後半アディショナルタイムではバウンドの目測を誤って簡単に裏を取られたりしてヒヤリとさせられた。「彼はいてくれるだけでいい」とはかつてオリヴェイラ監督が言った言葉だが、素直に賛同出来るほどの状態にはまだ戻ってない。
伊野波は気持ちも入っていたし、ようやく無失点という目標を達成出来たので(勝手に目標にしちゃってますが)今度はこれを維持することに引き続き全力を尽くして欲しい。
新井場はいつもよりかは攻撃参加も多め。ただ、守備ではPA内で腕に当たるプレーもあって、正直審判に助けられた。そろそろ攻守ともにしっかりして貰いたいところ。曽ヶ端は安定している。青木は相変わらず後ろに下げることの方が多いが、まずまず無難にやれていた。
野沢は少しよくなっている気はすれど、目立った活躍はなし。いいところに走っているのだけど、使って貰えないこともあり、そこをうまく使っていけば調子も上向いてくるのでは。今後は中1週の試合が続くし、涼しくもなってくるから期待しよう。前半ぽっかりとフリーになってミドルを打つチャンスがあったんだけど打たず。絶好調の時ならあれを難なく決めてくれるのだけどなあ。
交代出場の佐々木は天皇杯では2得点を挙げたが、リーグではまだまだだね。前線で収めて欲しいところでも出来ず、カウンターからのシュートも焦ってワクを外した。あそこをもう一歩切り込めたらなあと思う。ライン際でのターンなど見所はあったのだけど。
交代は勝てたのだからあれでよかったのだろうが、監督自身が攻めるか守るか迷っているように感じた。難しいところなのだが、後手に回ってる感じは受ける。「オズの魔法」と呼ばれていた頃の冴えは最近見られないのは寂しいものだが、まあ、勝負どころはまだまだ先だからね。
仙台は怪我人も一杯いることもあってか、アウェーでやった時の勢いはなかった。中2日でやっているので後半は足も止まって、中盤もぽっかりと空いていたし、肝心の梁も精度を欠いていた。今までカシマスタジアムでは1敗1分だったとか。何にせよ勝てて嬉しい。
ナビスコ敗退のままズルズルといかず、ここで踏ん張れたことは大きい。次節は小笠原も復帰だし、しっかり調整して再び勝ち星を積み上げていきましょう。