2010第24節広島戦(アウェー)
ブ厚い鉄板をドリルでブチ抜いた時の感触。何度も挑んでボッキボキに刃を折られながら、最後に大迫がミドルシュートで決めた。何度も悪いことばかり書いてきたけど、やっと褒める番が回ってきたよ。大物ストライカーの片鱗は見せたかな。
・・とはいえ、チームパフォーマンス自体はよくなかった。先制されるまでは鹿島らしいサッカーをしていて、広島も失点したくないのか腰の引けたサッカーをしていた。ところが、ワンチャンスで槙野から李忠成が難しいパスをダイレクトで決めてからは一変。
出足もよくなり、逆に鹿島はオタオタし始めて点を取るどころか、もう1点取られるんじゃないかというような展開。相変わらず決定機を決められないメンバーで、開始早々に興梠からの折り返しをマルキーニョスも合わせるだけだったのに外れ。
後半、怒涛の攻撃も新井場のミドルがポスト(いつもより近いがやはりワク外)、跳ね返りをフェリペが拾ってヘディングシュートもGK。何だか大宮戦の2点目みたいな感じだったが、ここは西川に阻まれた。決められないフェリペはやっぱりという感じかな。
続けてCKからファーへのボールを、中田が見事なダイレクトボレーを見せるがこれも西川セーブ。この日はもう抜けないんじゃないかって思ってた。
敗戦濃厚の中、前述したようにアディショナルタイムで大迫が決めて辛うじて同点。その前に1本止められていただけによくやった。ただ、その1点で広島の士気がガックリ落ちたので、逆転出来る気配はあったんだけどもね。
よく追いついたとも言えなくはないが、この時期優勝を目指す中では痛恨の引き分け。敗戦の一番の原因は小笠原だと思う。足の具合がよくないのか、全然ボールに絡めてなかったし、夏場の真っ盛りかと勘違いするほど動けてなかった。申し訳ないけど、あのくらいのデキだったらお休みしておいてくれた方がチームのため。監督も前半で代えるべきだった。
その他のカードも切るのが遅いし、交代出場の佐々木も何も出来ず。そろそろ監督の力で勝ちゲームを作り出して欲しい。名古屋が清水に圧勝したために勝ち点差も7に広がったし、得失点差も大きく詰まってしまった。このままだと苦しいところ。
ザックが野沢に熱視線を注いでいると報知新聞にありましたが、よくこれだけ消えている選手に注目したな・・。いい加減目を覚まして貰いたいものだ。
(以下、個人的まとめ)
【2010リーグ第24節】(広島ビッグアーチ15:03KickOff広島/15,180人/晴)
【スコア】広島 1-1 鹿島 (前1-0 後0-1) (S 15-16)
【主審】家本政明(主審)、中原美智雄、岡野尚士
【得点】
(広)前20分 槙野→李忠成 2左
(鹿)後45+2分 本山→大迫 4右
【警告】
(鹿)なし
(広)青山1(後21分)、丸谷2(後30分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 新井場 岩政 伊野波 ジウトン→83佐々木
MF 中田c c小笠原→71本山 野沢 フェリペ・ガブリエル
FW マルキーニョス 興梠→76大迫
【サブ】杉山 大岩 青木 遠藤 本山 佐々木 大迫
【MyMVP】大迫