2010第28節新潟戦(アウェー)その2
マルキーニョスが復帰したのだが、何故か前線での迫力がなくなった気がしないでもない。もっとも、あれだけガッチリ守られていたらそうなるかもしれないが、相変わらずミドルは打たないし、興梠はいつもの「パスありき」の興梠に戻ってしまっていた。
中央でボールを受ける。そしたら受けて反転してシュートという形が最初からないのね。味方を探して(主にマルキーニョス)ボールを2、3回触ってから出す、というパターンが続く。これじゃ相手も怖いと思わない。
もう少し前に向かう意識があれば、後半、マルキーニョスのセンタリングに届いたかもしれないし、CKが抜けてきたボールを肩に当ててワク外とかなかったかもしれない。これもまずトラップありきで、ヘディングの意識がもうちょっとあれば押し込めたかもしれない。まあ、全部タラレバです。
小笠原、中田は押し上げも効いていてパスも捌けていたし、守備もしっかりしていたと思うが、2失点したことを考慮すると評価を下げざるを得ない。
フェリペは昨日も書いたがいいところなし。野沢も微妙なデキなのでどっちもどっちなのだが、相手のミシェウの方がよく見えた。マルシオ・リシャルデスは別格。毎回、やられているので特に驚きもありませんが。
フェリペのよさがここに至ってもまだ見えてこない。ピースの一部にはなっているがそれだけじゃ勝てない。
岩政、伊野波、曽ヶ端は得点されたところ以外はちゃんとやっていたように見えたんだがね・・。ジウトン、新井場は攻撃に力を割いていたぶん、裏を取られるのは致し方ない。ジウトンはロングスローもよかったし、パスミスは多々あったもののアタックも効いていた。新井場は何といってもあのミドル。ビューティフルだったよ。気持ちも見えたし。
野沢、遠藤は途中出場で自分の持ち味は出せた。大迫はあの1本を決められるようになれば。
新潟側では千葉が印象に残った。確かアンダーでの代表に選ばれていた記憶があるのだが、その時は1対1に弱くてぶっち切られてるイメージが強かった。ポカミスも多かった気がするが、それもなく、この日は特にフィードが冴えていた。崩し切れなかったね。
マルシオ・リシャルデスはもうホント、鹿島とやる時はお休みしといて下さい。噂では浦和が獲得とか言っていたがどうなんだろう。むしろジウトンつながりで鹿島に欲しいくらいだ。
全体的に迫力に欠けてはいたが、勝てる可能性はあった試合だった。なのに引き分けどころか負け。ここに来て痛い敗戦でした。勿論、まだ優勝を目指すのは間違いないのだが、数字を考えると届かない位置ではある。あまり深く考えずに、残り全勝だけ考えるという姿勢でいくしかないのだろうな。
ん?やること変わらないか。