2010第30節川崎戦(アウェー)その2

ワントップで起用されたマルキーニョスだが、中盤まで下がって来るのでトップがいない状態になることがしばしば。本田圭のいない岡田ジャパンのようにゼロトップになることもあって、なかなか攻撃の形にはならなかった。


それでも鋭いシュートを放つなどFWとしての役割を果たし、勝ち越してからはDFにプレスをかけてロングフィードさせない仕事もしっかりこなしてました。太もも(?)を気にして交代したので、長引かなければいいのですが。水曜には天皇杯もあり、これから日程が過密になるので怪我は避けたいところ。


本山は今の状態を考えるとあれが精一杯かな。時折得点に直結しそうなパスも出せるし、いてくれるのは有難いのだけど、動きも重くてプレスもかかりにくい。もうちょっと回復しないと難しい。


小笠原は前節調子がよくないように見えたが今回はいい意味でフツー。攻守ともに無難にこなし、うまくゲームをコントロールしてました。ゴールも決めたしね。試合後のインタビューでは相手が名波氏ということもあってか、珍しく冗談まで飛び出してました。


中田は要所で効いている。ゴールシーンでもそうだけど、ここぞというところでの存在感は抜群だった。MVPは野沢と迷ったけど試合の流れを変える一発を打てたということで。


遠藤は攻撃面ではいい部分を出せてました。ミドルも打てるし、ドルブルで前にも行ける。ただ、まだ気持ちが入り切れていないのか、後ろ向きのパスが多くてそのあたりは不満。守備ではフォローも遅く、貢献度は低い。まあ、フェリペの頑張りようが目立つからなんだけども。それでも今は勝ち切るために攻撃力が必要で、遠藤の方を支持したい。


新井場、岩政はいつも通り。曽ヶ端もキックミスが散見されたが普通。伊野波は読みとか体の張り方とか集中して守っていたのだが、フィードだけは悪かった。もうちょっと精度が高かったと思うんだけど、どうも前線につながらず、後ろからガラリと展開を変えるパスというのが供給出来ていない。ボールを取られてカウンターも受け易くなるし要注意。


野沢はよくなっている。何よりよく走れている。前でボールを追う姿も見られるようになったし、これから期待出来るかな。(遅過ぎだけど)。


ジウトンは酷かったね。攻撃されてばっかりでフラストレーションも溜まってたのかな。パスも雑だったし、むしろここを交代させた方が・・と思わなくもなかったが、パワープレー対策での高さを考えると残す以外になかったのかも。


青木は中村憲のマークという任務を完了。途中からマークを外して攻撃参加していたのは、小笠原の指示だったみたいです。佐々木は交代直後にPA内でシュートを1本打ったが、あれを決めてくれればなあ。残り時間はキープだったのでシュートもなし。



川崎では小宮山と田坂、黒津、そしてGK相澤まで後半から抜けたのが大きかった。怖かった谷口もほとんど姿を見せずじまいだったし、稲本もキレがなかった。同点になってからは途端に勢いがなくなったけど、どうしちゃったんだろう。



鹿島は連勝で調子は上がってきたものの、フェリペやジウトンをどうするのかは課題。ジウトンはあと1枚イエロー貰うとほとんど今季終了だし、本山や、もしかしてマルキーニョスもフィジカルが心配。ここからサブも含めて集中力を高めていかねばなりませんね。

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