2011PSM水戸戦その2(スタメン)
得点は3点挙げたものの、もう少しシュートまでスムーズに攻撃して欲しい。相変わらずシュートまでが遅いし、結果的に19本もシュートを打ったとは思えないほどだ。
興梠も1点取ったけどやっぱりFWとしては・・。相手ボールを奪ってゴール前まで持って行ったシーンがあるんだけど、結局パスを選択してしまう。DFが二人いたとはいえ、あそこを振り切ってシュートまでいかなければ得点王とか言ってられない。
このあたりが大迫をMFにするより興梠をMFにした方がいいんじゃないかと思う理由のひとつ。ただ、前線でのスピードは捨て難いものがあり、あとは本人の意識次第。もっと打ってもいいと思うんだが。
CBに入った中田はさすがのラインコントロール。もうこのままCB1本でいったらどうなんだろう。ボランチは青木が無難にやっていたし、小笠原、本田、増田もいる。8:2くらいでCBに比重を置いてもいいような。
小笠原は後ろの方でゲームを組み立ててました。危ないところはちゃんと潰しに行っていたし、まずは調整という感じですね。
フェリペは相変わらずシュートを決められないところがあるし、よく潰されるところは変わらないけど、去年よりは落ち着いて見えた。無駄な走りも減ったし(単にキャンプに疲れかもしれないが)、ここぞの場面で力を発揮して貰いたい。
野沢もこの時期にしては動けていた。2本あったどっちかのチャンスを決めておけばよかったが、まあ、いざという時になればやってくれるだろう。
岩政は鉄人。フル出場してました。そんなに守備機会はなかったし、数少ない機会にちょっと危ない場面もあったんだけど、むしろ試合に出続けた方がいいタイプなのかもしれない。
アレックスは悪くなかったと思う。変に持ち過ぎることもないし、運動量もある。通らなかったパスもミスというよりは、意思の疎通がうまくいってなかったという感じだったし、少なくともジウトンよりは安心して見ていられる気がする。あとは相手が強化された時にどうなるか。
新井場は「もう万全の仕上がりなんじゃないだろうか」というくらいデキがよくて逆に心配になるほど。あれだけ高い位置で攻撃メインだったらそれくらいやれて当然なのかもしれないが、クロスの精度もよかった。
曽ヶ端はほぼ守備機会なし。監督も早々と交代枠の6枚目を使ってしまってましたけど、万一のことにもならないと踏んだのかな。もっとも勝ち点のかかった試合ではないので、その時は多分試合を放棄したような形でやったんだと思うが。
カルロンは期待が持てそう。スピードはそんなにないのだけど、懐も深そうだし、よく動く。玉離れも早いし、シュートもうまかった。感じとしては元ガンバのルーカスを思い浮かべてしまったが、今後、その印象がどう変わるか。
190センチのわりには、あまりヘディングでのポストプレーの精度がいまひとつだったのは懸念材料だが、周りとの連携もあることだし、これはもっと改善されていくだろう。田代との2トップとなったら、岩政、中田とセットプレーでの威力は相当なものになりそう。
サブ組の印象は別記事にて。