2011ACL予選上海(アウェー)戦
スタメンを大きく変えてきました。FWに田代、ボランチに増田、CBに中田を起用。連携は特に問題なかったように見えます。
やっぱり激しい上海をうまくかわしながら、パスをつないでゲームを圧倒的に支配するも、決定打を放つことの出来ないいつもの展開で前半は終了。
上海の選手は主審がカードを出さないとみるや、ガツガツと当たってきて、少し足が止まるとすぐにアフター気味に潰してきます。鹿島の選手も落ち着いて対応はしてましたが、こっち側に出たイエローを基準にすると、上海側にはあと3~4枚出ていてもおかしくなかった。
特にCB二人はめちゃくちゃ。岩政はエルボーを喰らって、試合後のボクサーのように右まぶたを腫らしてました。週末もしかしたらサブスタートもあるかもしれません。
後半、試合に慣れてきた上海が勢いをつけ始め、むしろチャンスは相手の方にあった。鹿島側の決定機はCKの流れから、フェリペのオーバーヘッドシュートがわずかにバーの上を超えたやつくらい。あれが入ってればスーパーゴールだったが、決められないところがフェリペらしいというか・・。
あとは特に記憶に残るシュートシーンもなく、若干危ない場面が何度かあったものの0-0で試合終了。アウェーでの初戦ということを考えれば悪くない結果ですが、内容ははっきり言ってお寒い感じでした。
ボールは回るがシュートまでいけず、スピードも遅い。「これは!」という攻めもなく、得点のイメージがまったくなかった。アウェーというのを考慮してわざと引き気味にやってたならそれもアリかと思うが、どういう形を目指しているか見えないのは心配。
交代も遅いし、期待していた本山も怪我で流れを変えられる選手もいなかった。解説の名波さんもおっしゃってましたが手詰まり感たっぷりで、選手層の厚さを活かせていない。それともまだ今は動く時ではないという考えなのだろうか。
唯一、ローテーションの気配が見えたのは好感触。去年のジウトンのようなはっきりとした穴も出来ないし、バタバタするところはなかった。運動量がばったり落ちるのは防げそうです。
とにかく結果は勝ち点1。シドニーと水原も引き分けたとのことで、横一線の状態なのはいいことなのか悪いことなのかどっちか判断しにくいですが、まず自分たちのチーム力を上げていかなくてはどうにもなりませんね。
(以下、個人的まとめ)
【2011ACL予選①H組】(虹口スタジアム(現地)20:00KickOff鹿島/人/晴)
【スコア】上海 0-0 鹿島 (前0-0 後0-0) (S 11-8)
【主審】アルガムディ(主審:サウジアラビア)、アブドラシズ、アルシャムラニ
【得点】
なし
【警告】
(鹿)青木1(後12分)、本田1(後40分)
(上)カストロ1(前6分)、干涛1(後1分)、姜嘉俊1(後15分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 新井場 岩政 c中田 アレックス
MF 増田→79本田 野沢 フェリペ・ガブリエル 青木
FW 興梠→88大迫 田代→82カルロン
【サブ】杉山 伊野波 西 本田 遠藤 大迫 カルロン
【MyMVP】-