ザ・イロモネアと審判
先日、お笑い番組の「ザ・イロモネア」を観た。5つのジャンル全てでお笑いを取れば100万円というもの。
ルールは、ランダムで選んだ客席の5人を審査員として、芸人が「一発ギャグ」「モノマネ」「ショートコント」「モノボケ」「サイレント」のネタを行い、それぞれ1分以内に笑わせればOK。(ネタ順は芸人が選択出来る)。4つめまでは3人笑えばOKだが、最後だけは5人全員を笑わせなければならない。
ところが客席の中には「絶対に笑わねえ!」というオーラを全開にしている人がたまいる。こういう人を引いてしまったらもう最悪。客席はどっかんどっかん沸いているのだけど、別世界にいっちゃってるんじゃないかというくらい頬の筋肉がピクリともしない。
逆に最初からニコニコとしていて「完全安パイ」の人もいるが、だいたいが5つめのネタになると、皆、判定が渋くなってしまってアウトになる。
ネタの完成度というよりは、選ばれた審査員のサジ加減ひとつという感じがした。もうひとつ言えば相性によるところも大きく、合わない芸人だと最初からまったく笑わない人がいて、これはどうしようもないんだろうけど、何をやっても笑わなかった。伝わらないんだね。
ん、これはどっかで観たことがあるぞ。
と、不意に思い出したんだけど、サッカーの審判との相性ってこんな感じかな。合わない審判とはとことん合わずに、最後まで苦しめられることとなる。
それを不運っちゃ不運で片付けられるんだが、イロモネアで言うと、「そういう奴でも笑わせる」というくらいのネタなら笑うことも稀にある。
サッカーでも審判を唸らせるくらいのパフォーマンスを見せたら、ちゃんとジャッジしてくれるかもしれない。合わない審判もいるだろうが、乗り越えていきたいものですね。