ロンドン五輪アジア2次予選クェート戦(ホーム)
五輪二次予選のレギュレーションが変わり、ホームアンドアウェーの一発勝負に変更。ホームで勿論負けられず、失点もしたくない難しい試合を3-1で勝ち、予選突破に向けて道筋はつけられました。
鹿島からは大迫が選出され、エース永井の怪我(左足首)もあってスタメン出場。前線で精力的に動き、パスを引き出したり、ポストとして受けて出したりとうまくやれていました。
相変わらずヘディングは残念なデキなんですが、それでも後半カウンターから山崎の絶妙なパスを受け、GKのニアを抜く3点目のゴールを決めた。充分役目は果たしましたよ。よかったよかった。
クェートは序盤、前に一人だけ残して完全ベタ引きの引き分け態勢。日本は勢いをつけて攻めにかかり、パスも回って得点の気配は色濃くありました。左サイドから比嘉が縦に突破して深い位置からクロス。GKの前で大迫が競って抜けたボールを清武がダイビングヘッドで決めて先制。自分たちの時間、それも早い時間で得点出来たことが大きかったです。
1点取っても攻撃の手を緩めず、清武のCKを後ろから入って来た浜田がヘッドで豪快に決めて2点目。前半、危ない場面といえば右サイドからクロス気味のシュートがワクを捉え、権田が辛うじてセーブしたところくらい。よくミドルでニアを抜かれる曽ヶ端だったら失点していたかもしれない微妙なコースでした。
後半に入ってさすがに攻めに出て来たクェートに、若干、日本もリズムを失いかけつつあったものの、カウンターから上記したように大迫が決め、試合は決まったかと思われた。
しかし、逆に集中力を欠いたのか右サイドの酒井が縦に突破され、センタリングも浜田のクリアが中途半端になり、拾われたボールをジャゼアに決められ痛恨の失点。俄然息を吹き返したクェートと、足が止まり始めた日本は互角の展開になり、アウェーゴール方式を考えると最後まで気を抜けない展開となりました。
交代出場の原口が3本くらいチャンスを作りましたが、得点には至らず。どれか1本でも決めていてくれたら、チームの失点をチャラに出来るくらいの終わり方になったのだけども。疲れもあったのか、全体的に攻撃も雑になっていて、単独で得点するくらいしか出来ない感じでした。
両サイドバックはあまり後ろに下げず、仕掛けて前に行く意識がよかったのですが、失点した時間帯はもたついてましたね。攻め疲れていたんでしょうか。
ベンチの意図としては「もう1点」でしたが、結局追加点は奪えず、しかし失点もせずに試合終了。1点取られてからは浮き足立つ感じでしたが、こらえられたことは次につながる。ただ、次は中東の笛も待っているだろうし、自陣でのファウルは要注意。大迫に出たイエローもなんだかよくわからなかったですし。
アウェー戦は4日後の深夜。録画して観ることになりそうですが、無事に予選突破して欲しいものです。
(以下、個人的まとめ)
【ロンドン五輪アジア2次予選ホーム2011/06/19(日)】(豊田スタジアム19:03KickOffクェート/17,873人/曇り)
【スコア】日本 3-1 クェート (前2-0 後1-1) (S 22-5)
【主審】A・ファガニ(主審:イラン)、H・カムラファー、R・フォルーギ
【得点】
(日)前18分 比嘉↑清武 H
(日)前37分 CK清武↑浜田 H
(日)後16分 山崎→大迫 右
(ク)後22分 ジャゼア右
【警告】
(日)大迫(前28分)
(ク)ナセル(前23分)、ハムード(後20分)、タヘル(後33分)、アルムサウィ(後44分)
【出場】(日本)(関塚監督)
GK 権田
DF 酒井 鈴木大 浜田 比嘉
MF c山村 山本康→68山口 清武 東→85登里
FW 大迫 山崎→62原口
【サブ】安藤 村松 吉田 登里 山口 永井 原口
【MyMVP】清武