2011第18節川崎戦(ホーム)その2

ボランチに伊野波の起用は当たっていた。運動量も多くて守備もガツガツいけるし、コンビを組んでいた増田もやりやすそうにやっていた。


ところが川崎が10人になったことで中村憲が2.5列目に下がり、伊野波がそのあたりのスペースを潰せなくなったのが痛かったと、解説の名波氏がおっしゃってましたが、ホントにその通りですね。


増田はミドルシュートもよく打つし、ワクにも飛んでいて得点の可能性を感じさせる。完全にレギュラーを奪った感じです。


左サイドバックは久々に新井場。後ろに下げず前にボールを運ぶところがストレスフリーで、やっぱりアレックスよりも全然いい。しかし、勝ち越してからは省エネモードに切り替わり、攻撃に参加しなくなるうえに守備もルーズになるところが残念過ぎる。


数的有利なんだからサイドがもっと仕掛けて相手を走らせたらいいのにと思うのに、受けに回ってしかも裏を取られまくるとは。田中のゴールだけじゃなくて、それ以外にも何回か突破されていた。


CBも最後の最後がね・・。中村憲のボールがよかったと言えばそれまでだけど、あそこは弾き返して欲しかった。野沢は連戦を考えればよく頑張っていたし、遠藤もテンポがよくなってきたように思う。もうちょっと倒されずに踏ん張って貰いたいところもあるけども。ただ、追加点を取りに行く強欲さが二人には欲しかった。


興梠は物足りないね。スピードが最大の武器なんだけど、疲労からかあと一歩が届かない場面が多く、そうなってくると持ち味もなく、前線で競り勝てないので後ろが厳しい。フルで出てるんだから、2試合に1点くらいのペースで得点してくれないと。


その点、田代は素晴らしかった。ことごとく空中戦で勝つし、ボールキープも出来る。3試合連続ゴールも決めた。コンディションさえ万全なら本当に頼れるエースになれるのだが・・。フィジカル的に交代せざるを得ないのが辛い。


交代組はこの試合に限って言えば、厳しい言葉だが足を引っ張った。1点返されてからは全体的に下がったことで、本山はボールを触る回数が少なくなった。


小笠原は昨日も書いたけど、コンディションが悪過ぎる。出場時間も短いのにこれくらいしか動けないなら、一度ベンチからも外して体調を元に戻すことからやった方が、チームのためにも本人もためにもなるのでは。


アレックスはどこでも出来るということだけど、逆に言うとどこも中途半端ってことなんでは。確かに前目で使った昨日の試合はやりやすそうにやっていたけど、サイドバックでやらせるにはちょっとね。かといって新井場一人で乗り切るのは無理だし・・。


川崎はやはり中村憲、稲本、ジュニーニョ。タッチ数も少ないし、うまい。根性も据わっている。オフサイドでノーゴールになっても冷静にプレーしていたのは敵ながら潔いと感じた。最後まで諦めない姿勢も凄かったし、鹿島は完全に呑まれてましたね。ナビスコでまた当たる可能性もあるわけだし、ここを克服しないと。


柴崎は足首の捻挫との情報ですが、精密検査の話は聞かないので軽症であることを願います。青木はウィルス性の肺炎だったそうです。肺炎からの復帰となると、すぐに元の体調にってわけにはいかなさそうです。


とにかくこれで少し間隔が空くので、何とか立て直して欲しいものですね(こればっかりだけど)。

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