2011第5節仙台戦(ホーム)

長いトンネルをようやく抜けました。久々の完勝です。先制、追加点、ダメ押し、完封と、守備も最後まで集中してやれていたし、全員の意識も統一されていた。こういう試合を観たかった。エクセレント。


トステム賞は増田が貰いましたが、個人的には小笠原につけたい。最後まで走れていたし、ミスもなかった。攻守に存在感を示し、90分通してゲームをコントロール出来た。中3日でこれだけやれるとは正直思ってなかったです。


先制点は鹿島。野沢の左CKをニアでフェリペが競り勝ち、ファーに流れたところを増田が頭で押し込んだ。密かにヘディングの強いフェリペ、増田のコンビで決めたのが嬉しい。


今季セットプレーで失点したことのなかった仙台はこれでリズムが狂ったのか。続けざま、後方からのロングボールを興梠が頭でつなぎ、更に田代が高さで勝ち、野沢が抜け出してDFに詰められる前に、冷静に右へと流し込んで追加点。ここでいつも枠外にいっていたのだが、得点出来たのが鹿島に流れを持ってこれた。


仙台は攻め手を失い、ボールを持っても怖さがなく、鹿島も守備をしっかりやれていた。前半はアレックスがGKとの1対1を外したのを除けば完璧な試合運び。ただ、このところ後半になって別のチームになったかのようにやられることが多く、まだ安心は出来ない。


仙台も攻撃に人数をかけ、しばらくは相手の時間が続く。しかし、カウンターから興梠、田代が完全に崩し、最後は興梠の丁寧なパスを田代がトラップでDFを振り切り、左足でゴール。トドメの3点目でした。今季、これが取れなかったので、正直、勝ったなと思いました。


あとは無失点で試合を終えることが課題で、欲を言えばもう1点取れればいいなという感じ。3点差ついていてボール保持にはいかなかったので、チャンスはあったのだがもう1点は決められなかった。アレックスの決定力のなさは残念。


交代は青木をもう少し早い段階で入れて欲しかったし、新井場よりもフェリペや野沢の方が消耗していた気もするが、結果的に完封出来たのでよかったのだろう。


仙台は要のリャンヨンギが前半から疲れていたし、全体的に疲労感が漂っていた。後半最初のところだけ怖かったが、あとはうまく鹿島が守れていた。岩政も今日は強さを見せていたしね。


増田のインタビューは素朴で、気持ちも伝わって来たし、好感が持てた。「これからは負けられない」と言ってくれたし、是非、それを実現して勝ち続けて貰いたい。


ゲーム後の監督インタビューでは秋田氏が、「今日はロスタイムどうでした」と冗談を言ったのだが、ガソリンを注いじゃう結果に・・。超ロングな返答が返ってきました。通訳もあれを全部覚えるって凄い記憶力です。


要は悪質なファウルにカードが出ないとか、ユニフォームを引っ張られるといった内容なんですが、まあ、それは確かにちょっとそう思ったプレーはいくつかありました。でもACLだとあのくらいやられるので、来季に向けた練習だと思って慣れていくしかないでしょう。怪我につながるファウルは勘弁して貰いたいですけどね。



内容的には観ている方もストレスのない完勝で、やっている方もおそらく手応えを感じただろうと思う。チーム状況が好転するいいきっかけになると信じたい。


(以下、個人的まとめ)

【2011第5節7/17(日)】(カシマスタジアム18:34KickOff/17,120人/晴)

【スコア】鹿島 3-0 仙台 (前2-0 後1-0) (S 10-9)

【主審】今村義朗(主審)、柴田正利、山際将史

【得点】

(鹿)前13分 フェリペ・ガブリエル↑増田 2H

(鹿)前18分 田代↑野沢 2右

(鹿)後24分 興梠→田代 4左

【警告】

(鹿)なし

(仙)曹3(後19分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 新井場→82西 岩政 中田 アレックス

MF 増田→87遠藤 c小笠原 野沢 フェリペ・ガブリエル

FW 興梠→75青木 田代

【サブ】杉山 アレックス 本山 青木 遠藤 田代 カルロン

【MyMVP】小笠原

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