2011第5節仙台戦(ホーム)その2
いつもは決定力のなさで勝ち点を落としていたのだが、前半、少ないシュート数で2得点挙げ、生まれ変わった姿を見せた・・かもしれない。
野沢のキック精度が高かったのが要因かと思う。プレースキックもよかったし、シュートもしっかり枠に飛んだ。最後の方でも前線からチェックにいっていたし、どういう心境の変化があったか知りたいくらい。
フェリペは相変わらず削られてますが、ボールの引き出し方や攻撃ヘのアクセントのつけ方もよかった。守備もいってくれるし、頼もしい存在になっている。後半は疲労困憊で、次が心配になるよう感じでしたけど。
小笠原、増田のボランチコンビは攻守に効いていた。ゴール前にも上がれていたし、ミスも少なかった。CBもしかり。赤嶺は個人的にはスピードがある印象でしたけど、解説を聞いていると、むしろ高さの選手なんですね。岩政は前節ケネディにやられた借りを返し、危なげなくやれていました。中田のラインコントロールもよかったです。
アレックスは運動量だけは異常に多かったです。この暑さ、連戦のなかであれだけ動き回ってくれると助かりますが、相手の攻撃になった時、サイドをボール回しだけで簡単に翻弄されるのはやっぱり不安。決定機も決められなかったし。ただ、前に運ぶ意識はよくなった気がします。
新井場はあまり動いていたようには見えませんでしたが、交代になったことを思えば、体調は万全ではないのかもしれません。入って来た西ももう少しアピールして欲しかったです。
興梠はゴールこそなかったがアシストもついたし、少しは上向くかな。田代のゴールシーンでは、パスを出した後にもう1回前に走っていたら折り返しのパスが来たかもしれません。(外した気もしますが)。田代は高さで勝ってくれるし、闘う気持ちも見せてくれるし、前線に居てくれるだけで頼もしいですね。
青木は闘志を見せてくれた。あのくらいやってくれるなら、スタメンが回って来ても大丈夫だろう。
曽ヶ端はいくつかあったピンチをしっかり防いでくれたものの、キックは改善されません。仙台の林も酷かったので、お互いゴールキックがそのままサイドラインアウトって場面が一杯ありました。「カシマ特有の風が吹いている」とピッチレポーターが言っていたので、そのせいなんでしょうか。
そういや実況が「ここは鹿島はチェックにいかずにボールを監視」って言い方してましたが、モノは言い様だなと思いました。言い換えれば「ボールウォッチャーになってる」ってことだけど、そういう前向きな表現になるくらい、鹿島のディフェンスの集中力があったってことかな。
この勝利で順位的にも、ほっとひと息。試合数が少ないとはいえ土曜には16位になってしまいましたからね。もっとも10~16位は横並びなので、ひとつ負けると一気に順位が下がるから落ち着けません。早々とこのグループから脱出したいものです。
カルロンの代わりは獲得する方向で探しに行っているみたいですが、今から獲得する外国人がフィットする可能性ってどのくらいあるんでしょうか。マルシーニョの二の舞とかはやめて・・。
今なら京都を辞めたディエゴが余ってますが、資金的に折り合いがつくようなら、「鹿島イズム」を徹底して教え込んだ方が可能性ある気がするがどうなんだろう。色々、無理なんかな。まあ、何度も言うけど、今いる選手が意地を見せてくれるのが一番なんですけどね。