2011第2節清水戦(アウェー)その2

スタメン組の感想は昨日も書いたけど、フィニッシュ以外はやれていたという印象。もっとも、それが一番の問題でもある。


膠着した展開を打破するための交代は、西→68伊野波、遠藤→75大迫、野沢→85小笠原。


西は動きが鈍っていたし、元気な伊野波を右サイドに入れて活性化も出来ていた。遠藤もスタミナ切れ。得点を獲りに行く意味でFWの大迫を入れたのだろう。出来れば本山を使って欲しいところだったが、大迫の「毎試合1得点」の目標に賭けたのかもしれない。獲れんかったが。


最後はやっぱり小笠原を使ってきた。あのくらいの時間なら、さすがに足が止まることがないとの判断だったのか。だったら、セットで野沢を残して欲しかった。難しいが、青木かアレックスを下げてパスの出所を増やした方がよかったように思う。まあ、そうすると守備がやられていたかもしれない。


興梠への浮きパスは小笠原らしい気の効いたパスだった。ミドルの精度は年々衰えていくようで、左足で打ったのは新井場のよりも悪かった。


青木はいつもよりおとなしめに見えたが、90分やれるまでには体調も回復した模様。青木が出るなら守備は任せて、増田はもう少し攻撃に加わってもいいように思う。ガンバ・遠藤や川崎・中村憲クラスの存在にならないかと期待している。しかもヘディングも強いので、ゴール前まで行って2列目からヘディングシュート、なんてのもアリかと。


後ろは中田がスタメン固定になってからは安定してきた。この先、体力的に中田で乗り切るのは無理だろうし、伊野波の移籍が実現してしまうと悪くなってしまう可能性はあるが、まずは守備の形を作れてきたのはいい傾向。中盤もまずまず出来ている。


結局はストライカー待ちという状態。今季の軸となるはずだったカルロンもずっとフィットしないままだし、2年目の飛躍に賭けていたフェリペも同様。今からFW補強というのもナンセンスだし、興梠、田代、大迫の自覚に頼るしかない。


あとは勝利に対する執念を持った、チームの魂が必要。今までは小笠原なり、マルキーニョスなりがそれを担ってきたけど、小笠原は残念ながら体がついてこず、マルキーニョスはもういない。取って代わる選手が出て来なければ世代交代とはならない。


今こそ鹿島魂継承のチャンスだと思って欲しい。

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