依然、ふたケタ順位だが
惜しい試合をふたつ引き分けて、勝ち点4を失った気がする鹿島は依然ふたケタ順位(2試合未消化)。
しかし、よそのチームを見てみると、首位を爆走していた柏と追走する形だった仙台の勢いが落ちてきた。一度流れが悪くなれば一気にペースダウンしないかと期待していたのですが、可能性は出てきました。(本来なら鹿島はこのスキに上がっていかねばならないのですが、こっちはこっちでもどかしい)。
勝ち点差は現在首位まで12。ACLのために未消化のジャンプアップチャンス2試合「プラスツー」(プラスではありませんけど気持ち的に勝手に名付ける)で勝てれば差は6となります。ただ、以前も書いたように強豪ガンバと苦手セレッソというのが微妙なんですよね。逆に言えばそこで勝てれば上へ行く弾みとなる。
柏、仙台以外では2位3位の直接対決で勝った横浜Mが2位に浮上。今年はここがやるんじゃないかと思ってましたが、きましたね。渡辺や、大黒といった生粋のストライカーがいるところは勢いが違います。(中村俊がいないのがいいのか?)。川崎との試合は凄い打ち合いでした。
広島も崩れずに後ろにつけ、川崎、ガンバと続きます。ガンバは2試合未勝利でこの位置で、鹿島が叩かないと軽く抜け出していきそうな雰囲気です。名古屋もすぐその後ろで不気味。楢崎欠場の間にどれだけ勝ち点を確保出来るかがカギとなりそうですね。
ガンバは遠藤、川崎は稲本、仙台は梁、名古屋は闘莉王次第でチーム状態が大きく変わるでしょう。柏は悪い流れをどこでストップ出来るか。相手も弱点を抱えていますよ。
こうしてみると鹿島も7月の残り6試合中4試合は、上位との差を直接縮めるチャンスとも言える。今節、名古屋、ガンバが引き分けてくれ、川崎の連続無敗も止まり、柏も大量失点で得失点差も減ったことで、混戦の可能性も出て来た。8月を迎えた時に、笑っていられるようでいたい。
福岡はようやく1勝を挙げましたが、相手が同じ昇格組の甲府だから、まだ「J1で1勝」と言うにはどうだろう。山形も厳しい試合が続いていて、浮上のきっかけを掴めない。田代と増田のことで少なからず恩義を感じているだけに是非巻き返して貰いたいものです。