2011第21節仙台戦(アウェー)
結果は1-0。勝ち点3を上積みしていかないといけないので、それだけはよかったが、内容は物凄く悪かった。いつも前半だけはいいんだけど、今日は30分くらいでそのチャンスタイムも終わってましたからね。
前半の短い時間帯で2本のPKってのは確かにあまりないが、ひとつひとつを見れば仙台選手の足も掛かってるし、ファウルでありPKが妥当かと。取られた方は納得いかないだろうが、かといって「2本目だから」という理由で流すのはそれも違うし。
試合後のインタビューでは手倉森監督に、それも含めてかなり嫌味を言われてました。「審判に演出された」「サッカー以外のところで時間を使われた」「会場や審判を巻き込んだ鹿島」とか。それだけ鬱憤の溜まる試合だったんでしょうな。
圧倒して勝ったとは言えない試合だったから、言われることについてはやむなし。オリヴェイラもしょっちゅう言ってるから。
対してオリヴェイラのインタビューでは、してやったりみたいな感じだった。相手の攻撃は赤嶺に当ててセカンドボールを拾って展開というパターンで、それは見切っていた、危なかったのは赤嶺のヘディングがバーを叩いたくらいでよく守っていたとのこと。
結果を見ればその通りなんだが・・。後半は仙台のペースだったと思うし、得点もPKの1点だけで、体力も尽きていたし、内容的にとても満足出来るデキではなかった。
しかし、「勝ち点3を取る」というゲームプランを遂行出来たという観点で見れば、相手に攻めさせたとも言えなくもない。実際、ヒヤリとするシーンはいくつかあれど、危なかったのはバー直撃くらいだった。そのあたりは観る者によって違うかもしれない。
自分としては勝ち点3が取れてよかった、の方が大きい。「内容はよかったけど負けた」では意味のない時期、順位だしね。
一応試合を振り返ると、相手のセットプレーからカウンターで大迫。パスを受けた遠藤が突破し、PA内で関口に後ろから倒されPK。小笠原がキッカーで、右に蹴ってGK林にセービングされて得点ならず。外す予感はあったが、鹿島の選手が誰も詰めてなかったのが気になった。
直後に赤嶺のバー直撃があり、あれが決まっていれば流れ的にも仙台のものだっただろう。
どっちにいくかわからない流れのなか、仙台のチョ・ビョングクがクリアミス。すかさずボールを奪った大迫を、焦ったビョングクが倒して再びPK。
キッカーはフェリペにチェンジ。まさかここでも枠を外すかと心配したが、右に蹴ってゴール、今季初得点。その前に野沢のセンタリングをヘディングで外してましたし、ようやく1点という感じです。
ここからは見せ場なく、時間だけを消費させていく重い展開。楽しみだったタルタもデビューしましたが、イエローを貰っただけで特になし。(柴崎もデビュー戦イエローだった気もするが)。まあ、時間と展開を考えれば仕方ない。
MVPは遠藤。動きにキレがあったし、ボールの受け方や、パス、ドリブルともよかった。縦にも突破出来ていたし、気持ちも入っていた。これくらいやれれば監督も起用法で悩むでしょう。
チームとしてはまだまだ90分通してやり切る感じにはなりませんが、とにかく勝ちで終わったことで上向いてくれれば。次に目を向けましょう。
(以下、個人的まとめ)
【2011第21節8/13(土)】(ユアスタ19:04KickOff仙台/19,224人/晴)
【スコア】仙台 0-1 鹿島 (前0-0 後0-1) (S 6-11)
【主審】佐藤隆治(主審)、手塚洋、竹田明弘
【得点】
(鹿)前29分 PKフェリペ 1右
【警告】
(鹿)西3(前39分)、小笠原1(後8分)、タルタ1(後35分)
(仙)関口3(前23分)、チョ・ビョングク2(前28分)、田村1(後37分)、松下1(後39分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 岩政 中田 新井場
MF 増田 c小笠原 野沢 フェリペ・ガブリエル→67興梠 遠藤→87青木
FW 大迫→78タルタ
【サブ】杉山 アレックス 昌子 本山 青木 興梠 タルタ
【MyMVP】遠藤