2011第9節延期分セレッソ戦(ホーム)
もっとすっきり勝っていい試合だったけど・・今は勝ちだけが欲しいのでよしとするしかない。内容は引き分けどころか、負けてもおかしくない感じでした。
前半終了間際、セレッソに退場者が出て鹿島に断然有利な展開。しかし、後半、遠藤の緩いプレーからカウンターを喰らい、CBコンビはあっさりと2本のパスをつながれてゴール前まで運ばれ、キム・ボギョンにループを決められて失点。
もしや負けるのでは、という思いを抱いたものの、絶好調の大迫がこの空気を変えてくれた。ゴール前PAの外でフェリペからボールを受けた大迫は、DFを横にかわすと素早いモーションで右足を振り抜き、左上に鋭いシュートを突き刺した。リベンジに燃えるキム・ジンヒョンに、反応させない見事なゴールでした。
その後、攻撃時に人数をかけて攻めて来るセレッソに、際どいシーンを何度も作られながらも、「結果的に」追加点を許さず、気持ちを落とさずに済んだ。岩政も、もうちょっと危なげない守備を披露して貰いたいもんだけどね。
明らかに機能していなかったアレックスを興梠に、軽いプレーでボールを奪われてはカウンターを喰らう遠藤を田代にチェンジ。本当は疲労で動けてなかった小笠原も代えたいところだったけど、相手が少ないこともあって何とか耐えられた。
アレックスが下がった後はフェリペが左サイドバックに。意外とこれが効いていた(数的有利なのもあったが)。アレックスより左サイドからの攻撃は楽しみがあったよ。
交代で入った興梠、田代はあんまり効果的な攻撃は出来ていなかったが、上がって来た増田や野沢とともに前線からプレスをかけて相手のミスを誘ってボールを奪えた。増田から大迫にボールが渡り、最初シュートを打とうとしたがタイミングが合わずにパスに切り替え。
右でドフリーだった増田に絶好のパスが出て、狭いところをニアに抜いたシュートが決まって勝ち越し。ようやくこれでひと息つけました。
2-1からも追加点を狙いに行くものの、カウンターで危ない場面を迎えるなどひやひやした展開のまま、むしろ最後は10人相手にキープしなきゃいけないのでは・・という不安のなか、面目を保つくらいは攻めながら時間を使い果たして逃げ切りました。
向こうとしては長居の時といい負けた気はしないでしょうが、勝ちは勝ちということで。チームとして状態がまだ上向いて来ませんが、大迫が調子を上げて来たのでこれを維持してくれれば楽しみがある。順位も6位まで上がり、第一グループのすぐ後ろまでつけて来ました。
もう下に落ちたくはないので、必死に上位に喰らいついていきましょう。
(以下、個人的まとめ)
【2011第9節8/17(水)】(カシマスタジアム19:04KickOffセレッソ/11,251人/晴)
【スコア】鹿島 2-1 セレッソ (前0-0 後2-1) (S 17-7)
【主審】廣瀬格(主審)、山崎裕彦、間島宗一
【得点】
(C)後07分 小松↑キム・ボギョン 6右
(鹿)後10分 フェリペ→大迫 4右
(鹿)後29分 大迫→増田 4右
【警告】
(鹿)田代1(後45+1分)
(C)キム・ボギョン2(前20分)
【退場】
(C)茂庭(前38分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 岩政 中田 アレックス→61興梠
MF 増田 c小笠原 野沢 フェリペ・ガブリエル 遠藤→71田代
FW 大迫→82青木
【サブ】杉山 新井場 本山 青木 興梠 タルタ 田代
【MyMVP】大迫