2011第22節広島戦(ホーム)その2

広島の攻撃は速いし、出足もよく、パスもつながって怖さがあったのだけど、最後のところで運がなかったというか、流れが向かなかった。


前回対戦のようにミドルがズドンと決まることもあるが、パスがつながって形が作れるぶん、丁寧につなごうとしてスーパーゴールは生まれなくなるのかな。鹿島の先制の起点になったシーンでは、完全に崩されてPA内まで侵入されていたし、やられたと思いました。打たれた方が嫌でしたよ。


攻撃では大迫が1アシスト。ポストも出来ていたし、ファウルもうまく貰えていた。ヘディングも随分上達したとは思うが、枠にしっかり飛ぶにはまだみたい。あれを決められるようになれば、田代の座をも脅かせる。興梠とのコンビはまだまだいまひとつな感じはする。


興梠は先制のFKを得るファウルを奪った。あのスピードがやっぱり一番の魅力。チームとしてももっと活かしていきたいところだが、カウンターから最後にパスを選択してしまうのは、FWとしての物足りなさを感じてしまう。


遠藤もヘディングを決めていれば、と思うが、丁寧に枠に収めていたし悪くはない。フェリペが下がってからはあまり活躍出来なくなったところを見ると、システム的に4-2-3-1のスタイルが合っているのかもしれない。守備はあんまり得意じゃないし。


野沢は目に見えてヘバってますが、曽ヶ端、岩政のフル出場に次いで、全試合に出ています。ポジションを考慮すればよくやっている方だろう。消えている時間が多いのに、1ゴール1アシストと全得点に絡んでいる。プレースキックの精度も前節よりもよかった。累積リーチの状態なので、いつ消化されるかが気になるところ。


休ませた方がいいと思っていた小笠原もフル出場。一番にプレスをかけに行くし、まずまず動けている。振り切られた時のファウルや、余裕を持ってやろうとして取られたりするシーンがちょっと心配だが、コンディションが底だった時よりはいい。ただ、次はさすがに厳しいんじゃないかな。


中田も佐藤寿相手によく踏ん張った。李がいなくて注意しなきゃいけない相手が減ったのがよかった。岩政もゴールを決めてノッていたのか、いつものポカミスもなかった。増田は黒子に徹していたのか、テレビではあまりボールに絡んでいる感じではなかったけど、悪い印象はない。


フェリペはフィジカルがね・・。あれだけ走っていれば仕方ないだろうが、怪我が多いとチームとしても厳しい。怪我の状況がわかりませんが、肉離れっぽいと解説が言ってましたので、しばらく抜けるかも。そうなると鹿島は痛いですが、いよいよタルタが、本来のポジションである2列目でデビューするかもしれません。


運も味方していますが、夏場に5連勝というのは大きい。降格すらチラついていた絶望的なポジションから、首位も伺える位置まで押し上げて来ました。ここで安心してはいけません。一度勢いが止まってしまうと再スタートするのが大変なので、一気に行けるとこまで行きましょう。サブも含めたチーム力を見せる時です。

このブログの人気の投稿

2025第2節東京V(ホーム)戦

2025第4節FC東京(ホーム)戦

2025第5節柏(アウェー)戦