シリア失格、J2プレーオフ正式決定、経営情報開示など

試合以外での出来事をいくつかまとめ書き。


ブラジルW杯アジア3次予選で日本と同じC組に入ったシリアが失格になりました。2次予選で代表として出場したFWジョージ・ムーラド選手が、03、05年にスウェーデンU21代表として2試合に出場していたため。


規約により2試合ともシリアの0-3の敗戦。代わりにタジキスタンがC組に入る。


アジアサッカー連盟(AFC)は認めていたが、FIFAは規約に触れるとしたとのこと。AFCが認めていたのに、FIFAにダメ出しされるって厳しい気もしますがどうなんでしょう。確認を取る時はFIFAにしなくちゃいけないってことなんでしょうかね。


でも、シリアは反政府デモと、その鎮圧部隊との間で激しい衝突が続いているので、サッカー以外のところで不安もあった。中立地開催の可能性が高かったとはいえ、集中出来なかったかもしれない。タジキスタンに変更になったのは日本にとって有利になったんではないでしょうか。


J2のプレーオフも正式決定となりました。来季から導入で、1位2位が自動昇格。3位と6位、4位と5位がそれぞれ上位クラブの本拠地で戦い、引き分けなら上位クラブが勝ち上がり。勝ち上がった両クラブが中立地で戦い、勝った方が昇格。引き分けなら上位クラブが昇格。


上位順位のクラブに、本拠地開催と引き分け勝ち上がりのアドバンテージを加えたプレーオフとなっています。検討されていた「勝ち点10以上の差がついた場合は行わない」という項目はなかったので、ナシになったのでしょう。


これでどれだけ勝ち点が離されていても6位以内に入れば、J1昇格のチャンスありということになります。それがどういうことになるか、まあ、やってみなければわからない。いわゆるマグレでJ1に上がったクラブが、何も出来ずに即降格って事態は充分あるから。


2010年度のJクラブの経営情報も開示されています。J1では赤字クラブが5から9に増えた。営業収入が56億2500万とトップの浦和も赤字です。鹿島は3300万の黒字ですね。


鹿島は営業収入が44億6600万あるんですが、結構使ってます。一杯補強したり、施設投資のぶんなんでしょうか。それでも黒字で抑えられているのでよしでしょう。


Jリーグは13年度からクラブライセンス制度を導入する予定で、債務超過や3年連続赤字のクラブにはJ2降格の厳しい処分も予定されている。経営にも気を配っていかねばならない時代になってます。


他では移籍金ゼロの状況についての検討がされている様子。具体的には移籍金の何パーセントかが選手自身に入るようにしたり、J2からJ1への移籍には特別に移籍金を設定したりとか。


まあ、そのくらいしないとJ2クラブは育てるだけ育てて、どんどんJ1のお金持ちクラブに選手を刈られてしまいますからね。「お金を持ってるところが勝つ」みたいなのは、それもチーム作りと言ってしまえばそうなんだけど、あんまり好きじゃないので、こういう仕組みはしっかり作って貰いたいものです。

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