2011第20節山形戦(ホーム)
前半完璧、後半ヒヤヒヤのいつものパターンになるところでしたが、新井場の一発が効きました。点差もつけたことだし、完勝ということでヨシでしょう。
手堅い山形相手に先制点は必須。相手ゴールに近い位置で左からのFKを得たファーストチャンスを、野沢が溜めに溜めてから蹴り、ゴール左隅に沈める。これで一気に楽になった。
・・のだが、小笠原の調子があまりよくなく、ボールを奪われることも多かった。奪われてから相手の攻撃になりかけあわやピンチ。ところが、中田が奪い返して逆にカウンターとなる。遠藤とフェリペで右サイドをライン際まで突破し、走り込んで来た遠藤に味のあるパス。
これを素早く中央に折り返し、大迫がDFの前に入り込んで右足を合わせてゴール。ポジション取りがうまかったね。FWらしい動きだった。ワントップになって攻撃への比重が大きくなったのがよかったのかも。動きもよかったし、機能していた。
ただ、後半、相手GKからのプレゼントパスは決めなきゃ。精神的なダメージも込みでトドメを差せたんだけどね。今後の課題。フェリペも西からのクロスを決めて欲しかった。ヘディングも外し始めているし、得意とは言えなくなってきた。
中田は読みもよく、うまくカバー出来ていた。岩政も高さで長谷川に負けてなかったし、点差もあったから余裕を持ってやれていた。長谷川のシュートから太田のヘディングは相手の気迫が上だったという方がいいかもしれない。まあ、勝ったからそう言えるんだけど。
2-1に詰められた後はイケイケの山形に押し込まれる嫌な流れだったが、フェリペからのパスを受けた新井場が、左サイドからドリブルでPA内まで侵入。軽く左でフェイントを入れてから、右足でゴール右上に巻きながら決める美しいシュート。
このゴールが大きかった。前半にもミドルを1本、多分、枠に飛んでいたと思うんだけど、鋭いシュートを打っていた。「一年に一本の枠内シュートを防がれちゃった!」と、残念に思っていたのだが、いやいや、すいません。こっちのシュートの方が素晴らしかった。勝負を決めた一発ということでMVP。
後は無理に攻め急がず、ゆっくりボールを回しながら時間を使っての逃げ切り。交代で入った小谷野の突破から野沢のシュートとか、攻撃の形も作れていたのでよかったと思う。体力も温存出来た感じがするし。
アレックス、青木と投入してからも攻めていたし、何より、昨日の記事にも書いたように、ファウルと思って勝手にプレーを中断することがほとんどなかった(後半疲れてからはちょっとあったが)。あのくらい気持ちを全面に出してやってくれると観ていても安心出来る。
下位チームにしっかりと勝ち、上昇気流に乗るためにも大きな勝利。順位も少し上がり、未消化試合を勝てばひと桁になるところまでようやく押し上げてきましたよ。
(以下、個人的まとめ)
【2011第20節8/6(土)】(カシマスタジアム18:34KickOff鹿島/13,139人/曇り)
【スコア】鹿島 3-1 山形 (前2-0 後1-1) (S 9-9)
【主審】高山啓義(主審)、相葉忠臣、中井恒
【得点】
(鹿)前16分 FK野沢 3右
(鹿)前24分 遠藤→大迫 3右
(山)後04分 太田 2H
(鹿)後13分 フェリペ→新井場 1右
【警告】
(鹿)大迫2(前30分)
(山)山崎1(後32分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 岩政 中田 新井場→78アレックス
MF 増田 c小笠原→86青木 野沢 フェリペ・ガブリエル→64小谷野 遠藤
FW 大迫
【サブ】杉山 アレックス 本山 青木 本田 小谷野 イゴール
【MyMVP】新井場