2011第25節新潟戦(アウェー)その2
【2011第25節新潟戦・選手評】
曽ヶ端:先制を許すまでナイスセーブでチームを支えていたが、結果、2失点。2点目は最初のクロスを弾けていれば、防げたかもしれない。
西:古巣ということもあってか、積極的に攻めていたし、守備もよかった。クロスの精度は若干悪い。
岩政:2失点は頂けない。しかし、セットプレーで反撃のノロシを上げるゴール。終了間際にはボールカットからゴール前まで攻め上がる姿勢はよかった。
中田:同じく2失点は厳しい。攻撃でも何本かあったヘディングを枠に飛ばせない。どれか決めて欲しかった。フィードの精度は高い。
アレックス:エネルギー充填完了。脅威の運動量で中盤を走り回る。バックパスをしなくなった点は評価。得点の起点となるパスも出せた。守備ではルーズな点があるのは目をつむるしかないのか。
小笠原:動けてはいた。パスも効いていたし、押し上げもあったが、何かが足りない。なんだろう。
増田:ボールを奪う力もあった。ミドルも面白いものを打っていたし、おおむね好評価。
野沢:中断で体力ゲージは満タンにはなったと思うが、データまでリセットされた感じ。微妙なところの精度を欠き、セットプレーも怖さがなかった。田代のゴールを生んだパスは、ダイレクトで折り返せたところが得点につながった。
遠藤:よかったのは序盤だけ。途中からボールに触れなくなり、消えた。
大迫:興梠と合ってないように思う。ゴール前で粘ったシーンはいくつかあったが、あれを得点出来るようになればエース。
興梠:スピードだけはあった。ルーズボールを先に触れるのは長所だが、正直、それだけ。前線で起点を作れず、自身のシュート精度もなく(オフサイドになったシーンでも枠外)、得点出来そうにない。
田代:執念のゴール。高さでも勝てるし、何より観ていて点が入りそうに思える。もう1点決めてヒーローになるチャンスはあった。あれを決めてチームを勝利に導いて欲しい。そうなれば得点王も狙える。
タルタ:ボールに絡んでないと思えばひょっこり顔を出し、変わったリズムで相手を抜くこともある。しかし、簡単にボールを奪われたりと評価しづらい。チームに勢いがあったので破綻はなかったと見るべきなのか。アレックスとの見分けはやっぱりつきにくい。
本山:久々に本山らしい本山を観た。中盤の底で効果的なパスを配給。遠藤ではなく最初から本山というのも観たい。
新潟:ゴール前をしっかり守り、ブルーノ・ロペスとアンデルソンの二人で攻めていた印象。キープ出来た時に田中、酒井が絡んでシュートまで持って行く。効率よく2点取れたが、逆に気が緩んだのか、鹿島の勢いに呑まれた。
前回、対戦した時のぐだぐだな感じはまったくなかったし、序盤は「フィジカル万全だと違うな」とワクワクもした。
ところが、前線の頼りなさにその高揚感も薄れて行き、新潟の決定機を何度も目にするうちに、ヤバいと思うことの方が多くなった。
2点取られた後はすっかり気持ちも抜けていたが、1点取り返してからは目が覚めたように攻撃が活性化し、観ているこっちもアツく応援出来た。さすがに11点も取っていると、田代にはゴールの期待感がある。
しかし、逆転まで持っていければ「優勝、狙える!」とか声高に叫ぶことも出来たろうが、勝ち点差を広げられている現状では・・。
とにかく、次の名古屋戦を勝つ以外ない。勝てばまたモチベーションも上がる。ストイコビッチ監督が退場処分になったので、ベンチ入り出来ない模様。こういうチャンスを是非活かして貰いたいですね。