ブラジルW杯アジア3次予選・北朝鮮(ホーム)戦
ベタ引きで引き分け狙いの北朝鮮相手に、後半アディショナルタイムにようやく吉田のヘッドで得点。辛うじて勝ちをもぎ取りました。遠藤の言葉通り、どことやっても勝つってのは難しいですね。
本田圭が右ひざ半月板損傷、中村憲も右足親指の骨の付け根にひびで離脱。代わりに柏木がスタメンに抜擢されました。セットプレーも蹴っていて、それは精度もあってよかったのですが、流れのなかではカブったりすることが多くて、リズムを止めていたように見えました。
前半途中で相手GKが足を痛めて、ちょっと引きずるくらいの仕草を見せていたのですが、まさかの交代なし。後半もそのままプレー続行で、「なんて鬼監督!」と思ってましたが、終盤、信じられないくらいのファインセーブを連発し、もう得点出来ないと思ってました。あそこから勝てるとは、日本も成長したんですかね。
相手が途中から入れた高さのある選手が退場になったのと、こちらの途中交代で入ったハーフナーの高さが最後に活きました。
岡崎はらしいプレーを見せてましたが、あと一歩届かずの場面多し。香川も中でプレーするようになってから持ち味が活き始めて気がします。
長谷部はキャプテンシーを発揮し、攻め切れないチームに渇。自らドリブルで仕掛けたり、ミドルシュートを打ったりとその存在感は大。ブラジル本線の頃には遠藤が34歳なんで、長谷部が引っ張ってくれると頼もしいですね。
清武は代表2戦目ですが、見事にマッチしてます。惜しいシュートもあったし、得点を演出する好クロスも上げた。香川との距離感もよく、いいアクセントになりそうです。
内田は守備も成長していたし、いい選手になりました。鹿島に帰って来てくれるのは何年後か・・。
ともあれ、苦しんだ戦いながらも3次予選初戦を勝つことが出来ました。ザッケローニ監督の采配も的確だったと思います。この調子でアウェーのウズベキスタン戦も勝っておきたいところですね。
離脱した選手の補充で、鹿島から増田が呼ばれました。正直、今、呼ばれることにメリットはない。試合で使われるとは思えないし、せっかくチームのフォーメーションを固めようとしている時に、ウズベキスタンまで遠征しなきゃならないとは。
1試合くらいのことだし、代わりの選手なしで行ってくれたらよかったのに、というのが素直な感想。体調を崩さないよう、無事に帰って来て貰いたいものです。
(以下、個人的まとめ)
【2014ブラジルW杯アジア3次予選①9/2(金)埼玉スタジアム19:25KickOff北朝鮮/54,624人/雨)
【スコア】日本 1-0 北朝鮮 (前0-0 後1-0) (S 20-5)
【主審】アンハマド・アルバドワウィ(主審:UAE)、サレハ・モハメド・アルマルズキ、サイード・アルホウティ
【得点】
(日)後45+4分 清武↑吉田 H
【警告】
(日)なし
(北)リ・グァンチョン1(後10分)、リ・ミョングッ1(後30分)、安英学1(後34分)
【退場】
(北)パク・クァンリョン(後39分)
【メンバー】(ザッケローニ監督)
(スタメン)川島、内田、今野、吉田、駒野、遠藤、長谷部、柏木→60清武、香川、岡崎、李→70ハーフナー・マイク
(サブ)権田、西川、栗原、伊野波、槙野、田中、阿部、細貝、ハーフナー・マイク、清武、原口
【MyMVP】吉田