ファウルの判定基準

先日(8月30日)、ファウルの判定基準についての記事が、読売新聞のスポーツ欄の「レフェリー通信」に載っていたので触れてみる。<読売新聞より>。


第20節浦和対神戸戦の後半アディショナルタイム、神戸・田中のドリブル突破を、浦和・マルシオリシャルデスが止め、神戸にPKが与えられたシーン。(佐藤主審)。

マルシオの右ひざが田中の立ち足(左太もも)に当たり、田中がバランスを崩して倒れ、その後ボールをクリアしているため、PKの判断は正しいとある。

今季、審判委員会ではサッカーで認められる接触は反則にしないという方針を出している。ただし、ポイントは「サッカーのプレーとして認められるか?」という点らしい。


たとえば浮き球を競り合う直前、軽くでも相手を押し、相手がバランスを崩せば、それは「認められない」。逆に厳しいものであっても、お互いにボールに向かった結果、正当な方法で接触したのであれば、「認められる」。<以上、抜粋>。


このプレーはダイジェストで観たのだけど、確かにPK判定は厳しい気がした。しかし、同記事の説明によると理屈は通っている。

なるほど、そういう視点でファウルを取っているのかと思ったが、そこまでちゃんと見てくれているのかなあという不審はなくもない。

鹿島で言えば田代の空中戦では、ゴールから遠い位置では比較的ファウルを取って貰えるのだけど、PA内ではPKを取って貰えない。興梠もよくユニフォームを引っ張られて倒されている。オリヴェイラが怒っていることも多く、そのほとんどはパフォーマンスであるにしても、中にはPKでもおかしくないものもある。

もっとも、岩政や新井場も危ない守備をしているので、トータルすればどっこいどっこいになっているのかもしれないけど。

ただ、セットプレーでのPA内の競り合いなんて、押し合いへし合いだから、厳密に取っていけばPK続出なんてことになりかねない気がする。明らかなPKやレッドカードはちゃんと取ってくれないと困るが、PKばっかりだと試合も面白くなくなっちゃうからね。

応援しているチームを基準に観ると、どうしても判定には文句をつけたくなる。だけど、まあ、そういうのも含めて、ごちゃごちゃと愚痴をこぼしながら試合を楽しむのも一興かな。自分がそこまで達観出来るかは自信ないけども。

主審ももうちょっとレベルアップして欲しいが、大変なのは確かだし、それはそれとして観戦を楽しめるようにならなくちゃね。

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