ブラジルW杯アジア3次予選・ウズベキスタン(アウェー)戦
アウェー戦。超満員のサポーターに後押しされたウズベキスタンは相当気合いが入ってました。技術も高く、芝にも慣れ、パス回しも速かったし、サイドと中の使い方もうまくて危ない場面もかなり作られました。
お互い惜しいシュートを放った後の攻撃をモノにしたのはウズベキスタン。CKの流れからゴール前の競り合いとなり、こぼれたところをエースのジェパノフが決めて先制を許す。こぼれ球を全然拾えなかった日本との差が結果となりました。
俄然、勢いに乗ったウズベキスタンに押し込まれて前半終了。日本はザックジャパン初起用の阿部がネックでした。システムにも慣れてない感じだったし、ミスも多くて中盤でリズムを作れなかった。後半、頭から清武に代えたのは正解だろう。香川の左サイドも微妙な感じでしたし。
いつものスタイルに戻って落ち着きを取り戻し、攻めの形も作り始めた。遠藤からサイドへの効果的なパスが通り、内田がフリーで持つことも多くなる。後半19分、右サイドからの内田のクロスを中で李が潰れ、ファーに頭から飛び込んだ岡崎が「らしい」シュートで同点ゴール。
李は決定機を何本か外していたが動き自体は悪くなかった。内田もここぞの1本を上げられるようになりましたね。
長谷部のミドルは相変わらず気持ちよく、低い弾道で枠を捉えます。ピッチもデコボコだったのに素晴らしい技術力です。
セットプレーは基本的に駒野が蹴ってましたが、何か意図があったのでしょうか。そのせいというわけではないが、セットプレーでのチャンスは少なかった。後半に1本、遠藤とのシュートコーナーから香川のシュートは見事でしたが、防いだ相手GKも見事でした。よく反応しましたよ。
この後、日本はハーフナーを入れて高さ勝負でややリードするも、向こうも高いCBを入れて来て互角に。駒野→槙野のチェンジは単にフィジカル的なものだったろうか。
お互いに攻め合う形となり、白熱したゲームとなったものの、両者追加点を奪えずドロー。この流れで勝ち点1を取れたことは、日本にとってはよかったのかもしれない。川島のファインセーブも効きました。
にしてもウズベキスタンは想像していたより遥かにいいチームでした。個々の技術も高いし、Jリーグでも即通用しそうに思うのだけど、このへん海外の事情に疎くて、ウズベキスタンの選手情報(億単位のお金が必要とか、日本には来ないとか)をよく知らないのでトボけたことを言っていたらすいません。
まあ、とにかく負けなかった。修正点は色々あろうけども、粘り強く戦えるチームになったことは確か。苦しみながらも3次予選は突破してくれるでしょう。
ちなみに予備登録選手もこの間、新聞に載ってましたが、鹿島からは曽ヶ端、岩政、西、野沢、増田、本田、興梠の7人が登録されてました。今まで呼ばれたメンバーを考えると順当でしょう。出場機会はかなり低いでしょうが、名前があるだけでモチベショーンが上がることもあるだろうし、載った7人はよかったですね。
五輪予選のなでしこも頑張ってます。NHKが番組をちょいちょい変更して放送するおかげで、録画機能が働かずにうまく録画出来ないことがしばしばありますが、こちらも無事に突破して貰いたいです。
(以下、個人的まとめ)
【2014ブラジルW杯アジア3次予選②9/6(火)タシケント現地19:04(23:04)KickOffウズベキスタン/50,000人/晴)
【スコア】ウズベキスタン 1-1 日本 (前1-0 後0-1) (S 9-10)
【主審】アル・ガムディ・カリム・イブラヒム(主審:サウジアラビア)、アル・カジリ・アブドゥル・アジズ、アル・シュムラン・バドゥール
【得点】
(ウ)前08分 ゲインリフ↑ジェバロフ 右
(日)後20分 内田↑岡崎 H
【警告】
(日)なし
(ウ)なし
【メンバー】(ザッケローニ監督)
(スタメン)川島、今野、吉田、駒野→82槙野、阿部→46清武、遠藤、c長谷部、香川、岡崎、李→65ハーフナー・マイク
(控え)西川、権田、伊野波、栗原、槙野、柏木、細貝、増田、清武、田中、ハーフナー・マイク、原口
【MyMVP】岡崎