2011第25節新潟戦(アウェー)
シーズン序盤のゲームだったら、2点差から追いついたことはそれでもヨシとなるんだが、優勝までひとつも落とせない戦いで引き分けは負けに等しいダメージがある。
立ち上がりこそ鹿島が押し込んではいたが、ゴール前はしっかり守られていて得点の気配はあまりなかった。逆に新潟は数こそ少ないものの、得点に直結するプレーがあり、むしろ相手に先制点が生まれそうな感じではあった。
その予感通り前半終了間際に酒井にライン際まで抉られてから、マイナスの折り返しを本間の見事なミドルで失点。前半終了。
後半、リズムの悪いまま進み、鹿島の右サイドから上げられたクロスを曽ヶ端がセーブし切れず、田中の強烈なミドルを一旦は岩政が弾き返すが、ドフリーで余っていたブルーノ・ロペスに拾われて余裕でゴール。
正直、0-2となった時点で、そのまま終わってしまうかと思った。そのくらい得点の匂いがなかった。
ところが、CKからこぼれて来たボールを、ファーの岩政が左足で押し込んで1点返すと鹿島の猛攻が始まる。交代組の田代が前線で奮闘し、本山がゲームを作る。タルタも時折、味のあるプレーを見せて地味に貢献。
左サイドからアレックスの逆サイドへのボールを野沢がダイレクトで折り返し、DFに当たってコースの変わったボールを田代が頭から飛び込んで同点ゴール。チームトップスコアラーの得点力を発揮しました。
このあたりのFWらしい得点感覚といい、前で踏ん張れる強さといい、スピードだけの興梠より全然上だと思う。興梠に対してはかなり甘めに見てはいるが、それももう限界に近づいている。大迫も田代になってからの方が活き活きとやっていたように見える。
同点後は完全に鹿島のペース。田代のヘディング2本、CKから中田のヘディングといい、決まっていてもおかしくなかったし、実際、逆転するかと思った。しかし、現実はそこまで甘くはなく、2-2で試合終了。痛いのは新潟も同じだろうけど、鹿島にとっても痛く、まさに痛み分けと表現するに相応しい結果となりました。
鹿島は5位キープで、2~4位までは11~10差で耐えていると言えなくもないが、首位ガンバが勝ち点を落とさないため、14差まで広がった。残り9試合でこの差はキツいね。
新潟戦の選手評はまた明日。野沢があまりよくなかったです。
(以下、個人的まとめ)
【2011第25節9/10(土)】(東北電力スタジアム19:03KickOff鹿島/25,819人/曇り)
【スコア】新潟 2-2 鹿島 (前1-0 後1-2) (S 8-12)
【主審】中村太(主審)、田尻智計、聳城巧
【得点】
(新)前44分 酒井→本間 1右
(新)後22分 ブルーノ・ロペス 9右
(鹿)後29分 CK野沢↑岩政 6H
(鹿)後34分 田代 11H
【警告】
(鹿)西1(後4分)
(新)ブルーノ・ロペス4(前42分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF アレックス 岩政 中田 西
MF 増田 c小笠原→78本山 野沢 遠藤→63タルタ
FW 大迫 興梠→63田代
【サブ】杉山 新井場 本山 青木 柴崎 タルタ 田代
【MyMVP】-