2011ナビスコ決勝、浦和戦

やりました。4度目のナビスコ優勝で15冠達成です。今年は色々と厳しいことばかりでしたが、タイトルを獲れてホントに嬉しい。選手の皆さん、よく頑張ってくれました。


鹿島のスタメンは興梠、大迫の2トップにボランチには小笠原と柴崎。若い力に賭けて来ました。ちなみにニューヒーロー賞は原口でした。準々決勝、準決勝と出場してなかったのに・・よほどそれまでの活躍が投票者の記憶に残ったってことですかね。


開始から新井場、アレックスの両サイドバックが高い位置から攻撃的に仕掛け、鹿島が押す形。野沢のキックの精度もよく、あとは決めるだけといういつもの流れ。


対する浦和は4-1-4-1の最終ラインでボールを回し、取りに行ったところをカウンターで狙う作戦。前線での個の力で何とかしようとする意図が見えたが、鹿島も思うようにさせない。


鹿島の方がゴールに迫る回数は多かったが、遠藤のところでやっぱりリズムが悪く、絶好のカウンターになったシーンでもシュートすら打てず。


後半に入って、浦和の山田直が立て続けに2枚のイエローを貰って退場。引き気味だった浦和はますます引くようになり、圧倒的に鹿島が攻める。


遠藤に代えて田代を投入してトップに、大迫を左サイド。更にアレックスに代えてフェリペを入れて左サイドバック。イエローを1枚貰っていたのでその対策も込みだったかも。しばらくこの形は効いていた。


ところが最後を決められない。浦和の集中力も高かったが、どこかで突破したいと思うなか、青木が2枚目のイエローを貰って退場。あれをイエローとするなら他にも一杯対象となるプレーはあったろうが・・。さすがのオリヴェイラも怒るより呆れて笑ってました。


これで数的に同数になり、俄然勢いづいたのは浦和。ひとつのミスが明暗を分ける、両サポ以外には観ていて面白くなったかもしれない試合。


ゲーム自体は鹿島が支配しているようにも見えたのだが、浦和には個の力で一発で決められそうな雰囲気もあり、一瞬も気が抜けない。


両者得点のないまま延長に入り、鹿島は小笠原に代えて増田。いいミドルも打ったが決まらず、膠着したまま時間が進んだが、左サイドでフェリペからのボールを受けた興梠が突破し、中央へセンタリング。受けた田代がもう一度興梠に戻して、今度はゴロでセンタリング。


これが綺麗に通って、ファーに詰めた大迫がしっかり押し込んで貴重な先制点。決めた大迫はあそこに詰めたことがゴールにつながったし、興梠も絶好のパスだった。ほんとにFWとして見なければ充分なのかもしれない・・。いや、今日はよく頑張った。


この後、柴崎のミドルや中田のヘディングがバーに弾かれるなど勝負を決められなかったが、うまく守り切って無事に1-0での勝利。優勝となりました。


大会MVPは大迫が獲得。ニューヒーロー賞を取り逃したぶんを、きっちり取り戻しましたね。まあ、その前にいくつか決めてもおかしくない場面もありましたが。これからの成長にも期待。


とにかく、勝つと負けるでは大違いの決勝。オリヴェイラは鹿島に就任して以来、優勝のかかった試合では負けたことがないそうで、それは今回も継続しました。ホントによかったです。


今日は(というか1ヶ月くらい?)目一杯、喜びましょう。


(以下、個人的まとめ)

【2011ナビスコ決勝10/29(土)】(国立競技場13:10KickOff鹿島/46,599人/晴)

【スコア】浦和 0-1 鹿島 (前0-0 後0-0 延前0-1 後0-0) (S 12-19)

【主審】東城穣(主審)、大塚晴弘、相葉忠臣

【得点】

(鹿)延前15分 興梠→大迫 3右

【警告】

(鹿)アレックス2(前31分)、青木(前43分、後35分)、曽ヶ端1(延後15+1分)

(浦)梅崎1(前12分)、山田直(後2分、後5分)、高橋1(延前9分)

【退場】

(鹿)青木(後35分)

(浦)山田直(後5分)

【出場】

GK 曽ヶ端c

DF 新井場 青木 中田 アレックス→76フェリペ・ガブリエル

MF 柴崎 c小笠原→91増田 野沢 遠藤→63田代

FW 大迫 興梠

【サブ】杉山 西 昌子 本山 フェリペ・ガブリエル 増田 田代

【MyMVP】大迫

このブログの人気の投稿

2025第2節東京V(ホーム)戦

2025第4節FC東京(ホーム)戦

2025第1節湘南(アウェー)戦(開幕戦)