ブラジルW杯アジア3次予選・タジキスタン(アウェー)戦

アウェーのタジキスタン戦ですが、予想されていた雪ではなく、天候自体はよかったものの、ピッチは相当荒れている感じでした。それでも日本の技術は高く、慣れてきたらそんなに問題なく対応していました。


タジキスタンは長居でやった時とは変わって、チャンスと見れば積極的に攻めてミドルを打って来ました。前半、ポスト直撃の危ないシーンもあり、向こうを乗せてしまいそうな場面も。(もっとも、このおかげで後半相手の攻撃が雑になりましたが)。


立ち上がりにも内田のマズい守備から危ないシーンがあって、長谷部も言ってましたが先に点を取られていたら厳しい試合だったかもしれません。


なかなか得点を取れずに苦しんではいたがゲームは優勢に進め、守備でもミドル以外はしっかりとケアしていて1点取れさえすれば勝ち、のような雰囲気でした。


CBの今野がインターセプトから持ち上がったボールを、長谷部がループで前線にパス。抜け出した中村憲が受けてシュートを打つもGKがセーブ。こぼれたボールをここまで上がっていた今野が、右足を振り抜いて代表初ゴール。よくあんな狭いところを抜けました。


これで勝負あり。後半に入って香川が左サイドを突破して上げたクロスを岡崎がヘッドで2点目。ハーフナーに代わって出場の前田が、駒野からのグラウンダーのパスを、DF2~3人をかわしてから精度の高いシュートでゴール右上に決めて3点目。アディショナルタイムに途中出場の清武のパスを岡崎が再び決めてトドメの4点目。


ホームで8点、アウェーで4点。無失点で終えることも出来たし、言うことなしの2試合です。


岡崎は決定力高いですね。守備もガッツリ行くし、後半は消えているように見えた時間帯もあったのに、いつの間にかゴール前に忍び寄っていて、しかもしっかり決める。さすがです。


ハーフナーは悪くなかったと思うが、マークがきつくて空中戦で競り負けることもあり、後半早々に交代。相手DFを引きつけるなど役目は果たしていたようだが、及第点でなかったのだろう。


代わって入った前田は解説も言ってましたが、サイドに流れることが多くて、なかなかうまく前線でボールを収められなかった。「今日もダメか・・」と思った矢先、中央でボールを受けると技術でDFを引きはがして、ゴール右上にズバリとシュートを決めました。このへんが2年連続得点王の実力。


香川はトラップに苦しんでいましたが、動き自体はよくて、攻撃にいいアクセントをつけていました。少し決定力が落ちているのが気になりますが、まあ、コンディションも上がっているとのことだし大丈夫でしょう。


怪我明けの内田はいまひとつ。後半は攻撃を逆サイドの駒野に任せていたのか、あまり攻め上がらず。試運転という感じでした。清武はあの短い時間でアシストという結果を出すところが凄い。代表に合うんでしょう。


ウズベキスタンも北朝鮮に勝ち、日本の予選通過も決まりました。後は1位通過を目指すだけですが、北朝鮮戦のプレッシャーは随分落ちたはず。勿論、ラクではないでしょうが、うまく選手を試しながら、チームの精度や底上げをしていきましょう。


(以下、個人的まとめ)

【2014ブラジルW杯アジア3次予選4節 11/11(金)ドゥシャンベ・セントラルスタジアム14:00(現地)18:00日本時間KickOff日本/晴)

【スコア】タジキスタン 0-4 日本 (前0-1 後0-3) (S 12-21)

【主審】キム・ドンジン(主審:韓国)、チョン・ヘソン、イ・ジュンミン

【得点】

(日)前36分 今野 右

(日)後16分 香川↑岡崎 H

(日)後37分 駒野→前田 右

(日)後45+2分 清武→岡崎 右

【警告】

(日)なし

(タ)サイドフ(後18分)

【メンバー】(ザッケローニ監督)

(スタメン)川島、駒野、今野、吉田、内田→89伊野波、遠藤、c長谷部、中村憲→87清武、香川、岡崎、ハーフナー・マイク→56前田

(サブ)西川、山本、栗原、伊野波、槙野、安田、阿部、細貝、清武、前田、李、原口

【MyMVP】岡崎

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