セットプレーをどうするのか
Jリーグアフタープラス(スカパー)でやっていたのだけど、去年2011シーズン鹿島のセットプレー(PK除く)での得点が、全体の34パーセントだそう。これはリーグナンバーワンなのだとか。世界的にも30パーセントを超えると優秀だそうで、司会の野々村さんは鹿島のことを褒めていました。
しかし、鹿島目線で見ると必ずしもそうでもないんですよね・・。どっちかというと「セットプレーで得点出来る」というよりは、「セットプレーでしか得点出来なかった」と言える。全体的な得点が低くてパーセンテージが上がったと見る方が妥当だろう。
その要だった野沢、田代がセットで抜けた今季、目玉となる補強もなく、このままでは得点力は更に減少する可能性もある。去年並みのクオリティは望めないかもしれないが、ある程度の武器を持っておかないととっても困る。
カギは当然キッカー。候補は増田、柴崎、フェリペ、本山、小笠原あたり。将来性もコミで考えると、小笠原と本山は外れるし、フェリペは意外とヘディングが強いのでマトになった方がいいというのと、フィジカル的にシーズン通して出られないのでキッカー一任というわけにはいかない。
野沢が移籍した時の記事で、「増田か柴崎のどっちかを2列目に上げ、そっちに任せればいい」と書きましたが、小笠原を2列目に上げるプランもあるそうです。
そうなると増田、柴崎はボランチで争わせるのかもしれない。この競争に勝った方が、キッカーも担当というセンでしょうか。誰がキッカーになるのか、そこがまず注目。
田代の代わりは山村か岡本になるだろうが、山村が出るとなれば中田か岩政が下がるだろうし、代わりという点で言えば岡本になる。体もデカいので、もしかしたらやってくれるかもしれない。田代は守備時でもわりとボールを弾き返してくれていたので、守備面でもしっかりケアしたい。
まあ、大迫がヘディングでも得点出来るようになれば一番いいんだけどね・・。
野沢頼みだったセットプレーだけど、むしろ新しい鹿島のスタイルを作ってくれるよう期待する。