2012第6節FC東京(アウェー)戦その2
【2012第6節FC東京(A)戦・選手評】
曽ヶ端:失点シーンはPA内の間接FKから。守備陣がうまく守り、枠を脅かすシュートはなかった。
西:クロスの精度高い。守備もしっかりやれていた。
山村:岩政との連携もよく、相手に攻めさせなかった。後ろからのつなぎも良。ボランチに上がってからはやや消えた感あり。
岩政:気持ちも入っていて、相手に攻撃をさせなかった。
新井場:守備重視か。サイドを突破させず、DFラインの連携もよかった。失点のきっかけとなるバックパス判定は不運。ツキはない。
梅鉢:カードを貰ってからも潰しにいけていた。バランスもよく、中盤の底で相手のスペースを消していた。
青木:梅鉢との連携もよく、相手にスペースを与えなかった。目立たないが自分の仕事をやれていた。
小笠原:2列目での起用だったが、後ろに下がることが多く、攻撃にはあまり絡めなかった。バランスは取れていた。
遠藤:攻撃に比重を置き、前線で好パスを配給。運動量的には物足りなかったが、2得点に絡んで勝利に貢献。
大迫:決定機を決められず。後半、ポストプレーでもボールロストするなど精彩を欠く。しかし、アシストを記録し、最低限の仕事は果たしたか。
興梠:他にも決められる場面はあったが、1得点は悪くない。前線からの守備、ボールの引き出しなども合格点。
ジュニーニョ:数的不利の場面をドリブルで抜いてシュート、勝ち越し点につながった。調子は上向き。
昌子:DFラインに入り、無難に守る。
増田:時間少なく評価なし。
アイルトン監督代行:交代策が当たる。リーグ初勝利。
何がよかったかと言うと、勝つという気持ちが最後まで見えたこと。相次ぐ不可解な判定に心折れてもおかしくないゲームだったが、負けなかった。
間接FKからカードが出まくったシーンは、昔、RPGで経験値稼ぎをしていた時を思い出した。いわゆる「ハメ技」で、一定のルーチンをこなしていれば簡単に敵を倒せて経験値を稼げるというアレ。
FC東京の選手がフェイクをかけるたんびに鹿島の選手にイエローが出て、まあ、動く方も悪いが、あのまま2枚目のイエローを喰らう選手が出るまでカード出しまくられるんじゃなかろうかと思った。退場者が出なくてよかった。
遠藤は守備の負担が減ったおかげで、攻撃面でいいところが出たように思う。青木、梅鉢といった守備的なボランチに、小笠原がバランサーのように下がって守備に回っていたうえ、FC東京も前がかりに来ていたので、プレスもそんなにかかっていなかったのかもしれない。
大迫はなかなか浮上しません。最初のCKからのヘディングを決めていれば違ったろう。気持ちがメゲていたのか、後半ミスも多くて、前線でタメを作れなくなったのは反省点。
守備がバラバラじゃなくなったのは、連携が深まってきたのも大きいだろうが、アレックスが控えに回ったぶんもあるような。サイドでバタバタしなくなったので、中盤もやりやすくなっているように見える。後は梅鉢の安定感。カードを貰うのは気になるが、このあたりは経験を積めばうまくやれるはず。
増田は今回も控えに回り、きっと何かが足りないのだろう。自分の良さを活かしつつ、チームに貢献出来るようなスタイルが構築出来れば。
しばらくベンチ外に追いやられてた青木はコメントを読むと、ベンチ外に外れたこともいい経験だったと前向きに捉えている。モチベーションを高く保ってやって貰いたい。
ジュニーニョも上向きで、興梠も調子がいい。FWも選択肢が増えて来た。これでいて、まだ、柴崎、中田も怪我で欠場中。開幕当初はバラバラだったチームも安定し、戦える形になってきている。
ここで立ち止まらず、一気に上昇気流に乗りたいものですね。