2012第22節浦和(アウェー)戦
先制点を取られると苦しいことはわかっていたが、2点はやはり重かった。
ウォーミングアップ中に小笠原が左太もも裏を痛めて急遽スタメン変更。これはこれで、むしろ守備的になって悪くない感じで守れていたように見える。
ところが、押し込まれたなかで打たれた平川のシュートがこぼれ、宇賀神に決められて痛恨の失点。岩政の足に当たったのか曽ヶ端も無抵抗だったが、なんとかして欲しいところだった。
ここでジョルジーニョは大迫を下げて遠藤を投入。これは好判断だったと思う。大迫はプレーにキレもなかったし、審判との相性も悪く、2枚目のカードも貰いかねなかった。
オリンピック前から本来の姿とは遠くなり、いまや迷走しているように見える。次節出場停止なので、一度じっくり立て直してみてはどうだろうか。
交代は的を得ていたように思えたが、以降鹿島は形を作れなくなる。ワントップにした興梠の動きが少なくて相手に読まれているうえ、ボールキープももともと得意でないので起点が作れない。唯一の長所であるスピードも鈍い。
後半になって鹿島が攻めに出た時、あと一歩あれば届いたのに、という場面がいくつかあり、スピードを活かせないとなんにも取柄がなくなる。
そうこうするうちに浦和の速い攻撃でディフェンスを崩され、最後は山村が原口にワンタッチでかわされ2失点目。岩政とともにCBがここまで頼りないとチームも持たない。曽ヶ端に降臨していた神もどうやら去ってしまったようで・・。
この調子だとあと何点取られるかという後半、浦和もそう思ったのかスキが生まれ、鹿島のペースになる。
まったく上がれなかった両サイドバックも前でプレー出来るようになり、チャンスも作れた。しかし、先にも触れたがワントップが何にも出来なくてはゴールは遠い。
レナトの左CKから岩政が気合いで押し込んでゲームを面白くはしたが、全体的に得点の気配はあまりなく、最後は鹿島VS浦和戦らしく荒れた雰囲気で終了。意地でもうひと波乱起こして欲しかったが。
岩政は本職のディフェンスがあやふやなんで、どこかのチームみたいに前に出して起点にしたらどうかと冗談で思うくらい動きが悪い。キャプテンは是非柴崎に。
ゴール前のFKは全部レナトが蹴っていたが、多分、柴崎が蹴ればノーマークだったと思う。一度でもやっておけば相手の反応も遅れるだろうに。
柴崎は小笠原の代わりにゲームメイクしていたが、充分にやっていけると感じた。収穫はそのくらいかな。
優勝するには最後のチャンスだと思っていたが、どうやら軌道修正しなければいけなくなったみたいだ。
(以下、個人的まとめ)
【2012第22節8/18(土)】(埼玉スタジアム200219:04KickOff鹿島/44,131人/曇)
【スコア】浦和 2-1 鹿島 (前2-0 後0-1) (S 6-14)
【主審】扇谷健司(主審)、八木あかね、手塚洋
【得点】
(浦)前26分 宇賀神 2右
(浦)前39分 宇賀神→原口 5右
(鹿)後10分 CKレナト↑岩政 2H
【警告】
(鹿)大迫4(前20分)、ドゥトラ4(前45分)、遠藤3(後2分)、柴崎3(後44分)、ジュニーニョ2(後45+1分)、西4(試合終了後)
(浦)永田1(前45+1分)、鈴木3(後18分)、宇賀神2(後38分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 山村 c岩政 新井場
MF 柴崎 青木 ドゥトラ→66ジュニーニョ レナト→77本山
FW 興梠 大迫→28遠藤
【サブ】佐藤 梅鉢 増田 本山 遠藤 ジュニーニョ 岡本
【MyMVP】-