2014ブラジルW杯アジア最終予選イラク(ホーム)戦
厳しい戦いだったが、前田の挙げた1点を守り切って勝利。
レギュラーCB今野、栗原、右サイドバックの内田を出場停止で欠き、香川も直前に怪我でベンチ外となり、サブの力を試される一戦となった。
序盤、遠藤、本田を徹底的にマークされ、イラクに主導権を譲る展開。CKからはドンピシャのヘッドをあわや叩き込まれそうになるが、川島がファインセーブ。これを決められていたら勝敗はかなり怪しかっただろう。
じわりと押し返し始めた前半25分。右サイドのスローインから岡崎が切り込んで上げたクロスを、前田が見事な動き出しと完璧なヘッドで決めて先制。DFを置き去りにし、GKも一歩も動けないエクセレントな一撃だった。
この後、カウンターから決定的なピンチを、再び川島がビッグセーブ。これ以降はイラクのチャンスはほとんどなかった。前田のゴールもよかったが、MVPは流れを呼び込み、相手に渡さなかった川島だろう。
後半、突き放すチャンスは幾度かあったが、本田がことごとく決められない。長友と清武からのクロスは、どちらも文句なしのボールだった。これだけ外したら、まさか味方にケチもつけられまい。
岡崎はキレていた。相手を翻弄する切り返し、スペースへの動き出し、前線からの守備。前田との連携もよかった。
吉田、伊野波のDFラインはヒヤリとする場面もあったが、川島の活躍で大事には至らず。無難にまとめた。長谷部は動きが重そうだったが、それなりにソツなくこなしていた。
長友の運動量と、ここぞという時のスピード、フィジカルの強さは健在。
香川の代役となった清武は持ち味を出し、うまく味方へパスをつないでいた。UAE戦の絶不調な香川を見ると、かえって清武でよかったかもしれない。
点差こそ僅かだったが、親善試合に比べて内容は悪くなかった。予選も4試合で3勝1分。引き分けも疑惑の判定絡みだったので、上出来の結果と言える。引き続きチームの底上げをしていきたい。
(以下、個人的まとめ)
【2014ブラジルW杯アジア最終予選④9/11(火)】(埼玉スタジアム200219:30KickOffイラク/60,593人/曇り)
【スコア】日本 1-0 イラク (前1-0 後0-0) (S 13-6)
【主審】マリク(主審:シンガポール)、ジェフリー・ゴー、タン・ユムン
【得点】
(日)前25分 岡崎↑前田 3H
(【警告】
(日)なし
(イ)なし
【メンバー】(ザッケローニ監督)
(スタメン)川島、長友、伊野波、吉田、駒野、c長谷部、遠藤、本田、清武→89細貝、岡崎、前田→91ハーフナー・マイク
(控え)西川、権田、酒井高、水本、岩政、槙野、細貝、中村憲 高橋秀、ハーフナー・マイク、原口
【MyMVP】川島