2014ブラジルW杯アジア最終予選オマーン(アウェー)戦

酷暑のなか、やや集中力を欠く日本は最初の決定機をオマーンに作られた。ドフリーでシュートを打たれ、辛くも枠上に外れたが、あれを決められていたら危ない展開になっていた。


トップ下の本田はがっちりマークされていたが、それ以上に動けていなかった。相性いまひとつの香川がいなくて逆に活きるかと思ったが、コンディションもよくなかった。周りとも合ってなかったし、パスの精度も欠いた。前でもキープ出来ずといいところなし。


先制点は日本。今野の浮きパスを長友がランニングしながら頬トラップを決め、グラウンダーでクロス。相手DFに当たってコースが変わったボールを清武が詰めた。


長友の運動量は暑さも関係なし。同じくらい右サイドの酒井宏も走ってはいたが、ミスが多くて形を作れなかった。運動量と思い切りはよかったが。


むしろ囮に使った清武の判断もナイス。フォローもよく、中盤で献身的にアシストしていた。


オマーンはわりとアバウトなクロスを上げて、高さを活かす攻撃が主体。クロスに精度がなくて助かってはいたが、合わせられたものはポスト直撃や決定機につながっていた。


前半は1-0で終了。後半もどっちつかずの展開ながら、決定機は作れず。逆にカウンターを喰らってゴール前でFKを与える。これをムバラクにグラウンダーで決められて同点。


スタジアムは一気に盛り上がり、オマーンの動きも活発になった。この勢いを受け止められたのが勝利につながった。


左サイドを代わった酒井高が突破し、ニアで遠藤が合わせてコースを変える。ファーに飛び込んだ岡崎が体ごと押し込むような勢いで勝ち越しゴール。


岡崎はここまでこれといった活躍を見せてはいなかったが、最後の最後で決めるところがさすが。このあたりがFWとしての能力。


苦しいアウェーでオマーンに勝ち、日本は首位キープ。予選通過はほぼ当確。チームの仕上がり具合はまだまだながら、勝ち点を順調に積み上げているのはいいところ。


にしても途中ちょっとだけ採用の本田ワントップは、またしても不発。このシステムは封印した方がいいかもしれないね。


(以下、個人的まとめ)

【2014ブラジルW杯アジア最終予選⑤11/14(水)】(スルタン・カブース・スタジアム20:30(現地15:30)KickOff日本/人/晴)

【スコア】オマーン 1-2 日本 (前0-1 後1-1) (S 11-9)

【主審】バリデー(主審:カタール)、タレブ、アルナイミ

【得点】

(日)前20分 長友→清武 左

(オ)後32分 FKムバラク 右

(日)後44分 遠藤→岡崎 左

【警告】

(日)なし

(オ)ムバラク(後12分)

【メンバー】(ザッケローニ監督)

(スタメン)川島、長友、今野、吉田、酒井宏、c長谷部、遠藤→90+4高橋秀、本田、岡崎、清武→74細貝、前田→64酒井高

(控え)西川、権田、駒野、栗原、伊野波、酒井高、中村憲、細貝、高橋秀、ハーフナー・マイク、乾、宇佐美

【MyMVP】岡崎

このブログの人気の投稿

2025第2節東京V(ホーム)戦

2025第4節FC東京(ホーム)戦

2025第1節湘南(アウェー)戦(開幕戦)