2012第33節名古屋(アウェー)戦
救世主ドゥトラ。常にゴールを目指す姿勢が2得点を生み、勝利につながった。相手のミスを逃さず、しっかりと決められたことが大きい。
ガンバが引き分けたため、鹿島の今季残留が確定。長かった戦いにようやく終止符を打ち、「定位置」12位に返り咲き。不本意な成績ではあるが、J2に落ちることだけは避けたかったので今季はこれでヨシとしよう。
ACLを狙う名古屋、残留を目指す鹿島。気持ちは鹿島の方が入っていた。ドゥトラが前からプレスをかけ、ダニエルのミスを逃さずボールを奪い取って、楢崎の股を抜き先制。これで非常に楽になった。
勢いは鹿島にあったが、名古屋三都主が怪我で交代。個人的にはそのまま居てくれた方がよかったと思うが、予想通り石櫃に代わって左サイドが活性化。ジュニーニョがたまらずファウルで与えたFKから、増川に決められて同点。
ここから名古屋ペースになったが、中盤でのパスカットからロングボールを大迫が収めてシュート。楢崎が弾いたところをドゥトラが詰めて再び勝ち越し。いつもあの位置でこぼれ球を拾える選手がいなかっただけに、よく詰めていた。
後半早々にも鹿島がビッグチャンス。しかし、勝負を決めることが出来ず、更にジュニーニョが1対1も外すなど何度も決定機を決められない。
守備では名古屋の闘莉王の高さを活かした攻撃に手を焼きながらも、最後のところでは踏ん張り、ゴールを割らせなかった。
3点を取らなければ危ないと思っていたが、終了のフエが鳴るまで気持ちを切らさず、2-1で逃げ切り。すっきりとは勝てなかったが、粘り強く戦って手に入れた勝ち点3は価値がある。プライスレス。
MVPは勿論ドゥトラだが、守備陣もよく頑張った。柴崎のバランスはよかったし、本田も交代まで耐えた。岩政も根性で闘莉王に競り勝ち、青木は裏を取られる場面もありながら粘れた。サイドは若干クロスを簡単に上げさせのようにも見えたが、決定機は作らせなかった。名古屋の攻撃陣を前に1失点は上出来だろう。
ようやく重い荷物から解放されることが出来て本当によかった。もう二度とこういう状況には陥りたくない。最終節でリーグはひと桁順位を目指すが、怪我人はゆっくり体を休めて欲しい。次は天皇杯を獲りに行こう。
鹿島には関係なくなっていた優勝は、広島であっさり決まった。なんだかあっけない気もするが、仙台は少し息切れ気味だったので、順当な結果だったかもしれない。
(以下、個人的まとめ)
【2012第33節11/24(土)】(豊田スタジアム14:33KickOff名古屋/23,892人/晴)
【スコア】名古屋 1-2 鹿島 (前1-2 後0-0) (S 13-20)
【主審】廣瀬格(主審)、安元利充、木川田博信
【得点】
(鹿)前07分 ドゥトラ 7右
(名)前25分 FK田口↑増川 1H
(鹿)前35分 ドゥトラ 8右
【警告】
(鹿)ジュニーニョ3(前24分)
(名)闘莉王3(前42分)、田口1(後33分)
【出場】
GK c曽ヶ端
DF 西 青木 岩政 新井場
MF 柴崎 本田→76増田 ドゥトラ→82レナト 遠藤 ジュニーニョ→90+3昌子
FW 大迫
【サブ】佐藤 昌子 中田 増田 本山 レナト 岡本
【MyMVP】ドゥトラ