2012第33節名古屋(アウェー)戦その2
【2012第33節名古屋(A)戦・選手評】
曽ヶ端:最後は体を張ってセーブ。よく守った。
西:守備も集中。厚みのある攻撃で右サイドを押し込んでいた。
岩政:闘莉王に全力で当たっていた。
青木:危ない場面もあったが、粘り強くやれていた。
新井場:試合展開もあり、守備重視。攻撃はあまりなかったが、枠に飛ぶシュート1本。悪くなかった。
柴崎:バランスよく、危ないところを潰せていた。攻撃の起点ともなり、攻守に効いていた。陰のMVP。
本田:中盤の底で相手の攻撃の芽を摘む。途中交代まで動けていた。
ドゥトラ:持ち前の突進力、ゴールを狙う姿勢が活きた。2得点を挙げる大活躍。攻撃の要。
遠藤:運動量少なくあまり絡んでいる印象はなかったが、タメは作れていたか。
ジュニーニョ:攻撃の組み立てはよかった。ボールを貰うまではいいのだが、肝心のシュートが決まらない。1対1は決めたい。守備にはよく戻れていた。
大迫:潰されてボールは収められなかったが、攻撃は悪くなかった。積極的なシュートが得点につながったし、スルーパスもよかった。
増田:交代後、失点せずに終わらせられた。
レナト:特に活躍の機会なし。もうちょっとうまく時間を使って欲しかった。
昌子:時間少なく特になし。
ジョルジーニョ:怪我人も多かったが、なんとかやりくりして戦えた。非公開の内容はわからないが、名古屋の対処法はよく出来ていた様子。セットプレー以外はうまく抑えられていた。交代は最後まで我慢したのが実った。
先制点が勝負を分けたと言えるかもしれない。テレビで観た印象では、鹿島の方に気持ちがあった。特に名古屋のダニエル、ダニルソンに迫力がなく、攻撃もそれなりに成り立っていたのが効いた。
それにしても闘莉王の能力は計り知れない。マークを外す動きもDFとは思えないし、競り合いではほとんど勝つうえに落としどころが正確。よく抑えられたものだ。ケネディと二人並べられたら相当苦しくなる。
鹿島はシュート数で圧倒。攻める気持ちがあったことが1失点で済んだ一因だろう。欲を言えば崩した形のところは決めたかった。カウンターからジュニーニョが抜け出した場面は完全に1点ものだったが・・。
ドゥトラ以外に得点の気配がないのは少し心配ながら、集中して戦えていた。ボールの奪われどころだったが小笠原が不在で、中盤の底からカウンターを喰らうことがなかったのが幸いした。
主審がファウルを流し気味に取っていたのも鹿島に向いた。ゴール前でファウルになると即ピンチだったし、何度かPA内で危ない場面もあった。
とにもかくにも残留確定は嬉しい限り。川崎が勝ち、ひとケタ順位はなくなって最終節は完全な消化試合となったが、崖っぷちの状況になってたら最悪だったしね。
来季もジュルジーニョは続投だろうが、2年目ともなれば言い訳は効かない。天皇杯では今季積み上げたものを見せて貰いたいものだ。