絶対負けられない戦いがそこにある、大宮(アウェー)戦
残留に向けての大一番。この試合を勝てば大宮とは勝ち点差5になり、少し息をつける。一転、負けると順位も入れ替わり、(下の勝敗にもよるが)下との勝ち点も詰まってかなり危ない状況になる。
ヒーローモノだとまずはピンチに陥ってから逆境を跳ね返して苦難を乗り越える、というのが定番のストーリーだが、優勝ならともかく、残留するのにそこまでの物語を求めていない。ここらでドロ沼から、さっさと引き上げよう。
両者、出場停止なし。怪我人は鹿島レナトが微妙なところ。土曜にナビスコ決勝を120分戦った鹿島はフィジカル面でハンデがある。「ナビスコ優勝」というエネルギーでどこまでカバー出来るか。
小笠原のフィジカルが心配。怪我で間に合わなかったレナトが出場可能なら、2列目にレナト、ドゥトラ、遠藤、ボランチ柴崎、本田となり余裕も出来るのだが。サイドバックは新井場、CBは青木の代わりに中田でもいける。
大宮は直近の7戦が3勝4分と、勝ち点を着実に積み上げている。残留に向けて気持ちも高まっているようで、よくも悪くも残留争い慣れをしている。
こういった経験の少ない鹿島は気持ちで負けると押し込まれてしまうので、ナビスコ決勝のように粘り強くやっていって欲しい。
要注意人物は前節ハットトリックのズラタン。ダイジェストで観たぶんだと、個人で得点出来そうなストライカーだった。他にもゲームメーカーの東、鹿島との相性がいいチョ・ヨンチョルなど気が抜けないメンバーが揃っている。
チーム的にも大宮にはいつも苦戦している。相手のホームでもあり、難しい試合となるだろうが、球際で負けないよう、集中してやっていこう。
鹿島ではそろそろ大迫の一発を。しばらく遠ざかっているのでね。
後になればなるほど苦しい状況になる。とにかくどんな形でもいい。勝とう。