2012第31節大宮(アウェー)戦
お互い気持ちの入った、引き締まったゲームだった。本当ならナイスゲームと言いたいところだが、残留を考えると勝ちたかった。ただ、負けて順位が入れ替わることを思えば最悪の事態は免れた。
前半から緊張感の漂う雰囲気のなか、鹿島は前半守って後半に勝負をかけているように見えた。曽ヶ端、岩政、青木、西が危ない場面で体を張り、ゴールを許さず。これだけのものをもっと早くから見せてくれたらねえ、と思わずにはいられない。
特に西と岩政。西はいつものふわっとした感じがなく、攻守にキレがあった。岩政も鉄壁。CKからのヘディングをバーに当てたが、あれが決まっていればパーフェクトだった。青木も踏ん張っていた。
柴崎のロングパスも圧巻。長短のパスが正確で、視野も広い。鋭いシュートも放った。バランスもよく、ナビスコMVPでまたひとつ成長したかもしれない。
遠藤、興梠は頑張ったが、大事なところでひと押し足りず。小笠原もボールロストが多く、不安定。それでも最後まで走り切れていたのは、このゲームの重要性をよく理解していたからだろう。
大迫のワントップは研究されてきたのか、ポストはこなせるものの、ゴールを奪うにはマークもキツくなってきた。うまく囮になってチャンスを演出したりもしたが、興梠がそれを活かせなくて・・。
鹿島としては、ドゥトラが腰を痛めて後半交代となったのが響いた。レナトが入って組み立ては出来るようになったものの、中からの圧力がなくなって厚みが出せなかった。
決定的チャンスもあり、ピンチもあり、決められなかったとも、よく守り切ったとも言える。両者痛み分けで勝ち点1ずつは、大宮の方が痛かったとは思うが、鹿島にも相当な打撃。
残りが優勝争いの仙台(H)、ACL圏内を狙う名古屋(A)、柏(H)と勝ち点取るのが難しい相手となると、今の順位はあってないようなもの。
最後まで気を抜けないシーズンになったね。
(以下、個人的まとめ)
【2012第31節11/7(水)】(NACK519:03KickOff大宮/12,021人/晴)
【スコア】大宮 0-0 鹿島 (前0-0 後0-0) (S 10-12)
【主審】高山啓義(主審)、蒲澤淳一、田中利幸
【得点】
なし
【警告】
(鹿)遠藤4(前28分)
(宮)東3(後45+4分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 青木 岩政 新井場
MF 柴崎 c小笠原 興梠→70増田 ドゥトラ→46レナト 遠藤→90+3本田
FW 大迫
【サブ】佐藤 昌子 本田 増田 本山 レナト ジュニーニョ
【MyMVP】-